Cobaの輝く花便り

~京都の四季と花暦~

フローラル・コラージュって?

絵画本日も、ご訪問ありがとうございます絵画

 

 京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪

 

 

只今Cobaは、花花を一生のパートナーに花を胸に、

独立開業を目指して実技実践のプロコース

 

&NFD資格取得のお勉強に日々精進しております上 アップ うれしい


本日は、「日本フラワーデザイン大賞2014」


カッコフローラル・コラージュカッコ部門本選出展の権利GET直後、


かっこあい’るフラワーズカレッジかっこにて


長谷川栄作先生の講習会に参加させて頂いた時の模様をご報告いたします音譜


この日は幸運な事に、カッコフローラル・コラージュカッコについてオレンジの小花達



“ところで、カッコフローラル・コラージュカッコってなにはてなマーク


という声が聞こえてきそうです耳


まずは、カッコフローラル・コラージュカッコとはひらめき電球


ここからお話ししたいと思いますキラキラ


『コラージュ』というのは、現代絵画の技法の一つで、


フランス語の「のり付け」を意味する言葉ですポイント


パブロ・ピカソ(1881~1973年)、ジョルジュ・ブラック(1882~1963年)らによる、


キュービズム作品を制作する過程で発見された技法をきっかけに誕生したと言われ、


ピカソの「籘椅子のある静物」(1912年)が


最初の『コラージュ』作品と言われていますお花。



カッコフローラル・コラージュカッコの歴史は


どうやら美術の歴史と深い関係がありそうですねお花。



先にお話ししたように、『コラージュ』が美術史に初めて登場したのは20世紀の初頭ひらめき電球


2人の画家が新しい絵画表現として発表したことから始まりますNEW


皆様ご存知の天才画家パブロ・ピカソ


そしてその盟友のジョルジュ・ブラックの2人ですムンクの叫び


当時、絵画は古典的な写実主義から、


より深く多面的にモチーフに迫る方法を模索していた時代でした右上矢印


立体感をブロックの組み合わせで表現する「キュービズム(立体派)」


という方法をピカソと共に進めていたブラックは、


テーブルに置かれた新聞紙を描くのではなく、


直接油絵の上に貼り付ける方法を考えつきます新聞


モチーフを直接絵画の中に貼ったことで、絵画はより生々しく、


現実のテクスチャーや存在感を感じさせましたきゃっ


このアイデアは「パピエ・コレ(紙を貼る)」と名付けられ、


人々に大きな衝撃を与えましたアップ


“筆と絵の具で描くことが絵画”、という常識をひっくり返したビックリのですねぇびっくり



ブラックが生み出した「パピエ・コレ」をピカソも取り入れ、


多くの作品をつくりました♪


当時注目の的であったピカソが手掛けたこともあり、


「パピエ・コレ」は新しい表現として話題を呼び、普及します上向き


その後、紙だけでなく布や木片、


そして一般にも普及し始めていた写真や雑誌などの印刷物を切り取り、


組み合わせて、風刺や物語性をもったビジュアルを生み出すテクニックとして、


「コラージュ」と名付けられ、美術の重要なj1ジャンルとして確立していきますはなまる


「コラージュ」は、通常の描画法によってではなく、


ありとあらゆる性質とロジックのばらばらの素材(新聞の切り抜き、


壁紙、書類、雑多な物体など)を組み合わせることで、


例えば壁画のような造形作品を構成する芸術的な創作技法なんですねぇ上向き


作品としての統一性は漸進的な並置を通して形成され、


「コラージュ」は絵画と彫刻の境界を消滅させることを可能にしました上 アップ うれしい


主観的構成の意図を持たない「意想外の組み合わせ」としての「コラージュ」は


1919年にマックス・エルンストが発案したといわれています拍手



その後、ダダ、シュールレアリズムなどの前衛芸術の中心技法となり、


1960年代にはポップアートと呼ばれる通俗的、


日常的なモチーフを表現する美術運動が盛んになりますGO


この頃には、「コラージュ」は紙や写真といった平面的な素材から、


家具や機械の残骸、動物の骨や剥製などといった


立体的で生々しい素材を扱うものが登場します骨


また、抽象的な表現や、色や形を研ぎ澄ました図形的な表現も


盛んに試されましたゴー


何かを描く、表現する絵画から、素材や質感そのものを表現する考え方が


現代美術での絵画の特徴といえますねぇひらめき電球



フラワーデザインの世界でも、


60年代は新しい表現が模索されていた時代でしたNEW


カッコフローラル・コラージュカッコも、そんな時代の流れに乗って生まれ、


美術絵画の方法(コラージュの、素材や質感を表現する流れ)も取り入れ、


花や植物の美しさを平面上で表現する技法として


今日まで続いているのですねぇキラキラ


絵画の技法として誕生した「コラージュ」ですが、


その中で植物素材を用いたカッコフローラル・コラージュカッコ


アンリ・マティス(1869~1954年)によって始められたと言われていますよぉポイント



主に新聞、布切れなどや針金、ビーズなどの絵具以外の物を


色々と組み合わせて画面に貼り付けることにより


特殊効果を生み出すことが出来るのが「コラージュ」ですが、


特に花・草などの植物素材から制作するものがカッコフローラル・コラージュカッコですきゃっ


フラワーデザインは、花の造形全般を指し、


その中に、色々なカテゴリーがあります♪


フラワーアレンジメントやブーケ、


アクセサリーなどは、よく知られていますが、


カッコフローラル・コラージュカッコはまだ一般的には、


あまり知られていない分野なのかもしれませんませんね上向き


今回の「日本フラワーデザイン大賞2014」で、


カッコフローラル・コラージュカッコの作品規定には


“植物素材を中心にデザインされた平面構成の作品”とありましたひらめき電球



こちらはこの日制作したカッコフローラル・コラージュカッコですキラキラ

 

IMG_1040.jpg


ドライフラワーやプリザーブドフラワー


押し花などを貼り付けて、抽象的に表現しますポイント

 

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植物素材は、市販のものを用いても、もちろん構いませんが、


生花からドライフラワーや押し花などを作ると、


よりオリジナリティー豊かな作品ができますねぇ合格


まだまだ続く講習会の御報告♪


明日もご期待くださいませぇ続く