初午♪運気UPの日♪♪
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
“建国を祝い、国を愛し、発展を期するために制定された日”です
そして皆様、初午(はつうま)の日でもあることをご存知でしょうかぁ
「名前は何となく聞いたことがあるけれど・・・ん・・・・」
という方もいらっしゃるのではないでしょうかぁ
初午の日は、2月最初の『午』の日(2015年は2月11日)です
日本の年中行事の一つで、【稲荷社】のお祭のことなのですが、
これを『雑節』の一つとすることもありますよ
本来は、農業の“豊作祈願”が始まりで、
農作業が始まる旧暦の2月に行われていたんだそうで、
現在も旧暦で行う事もあって、その場合は3月となる事もあるんだとか
初午というのは、『節分』以降で一番最初の『牛』の日のとを指しますが、
お稲荷様の誕生日とも言われています
【稲荷社】ではこれを祝うとされて、
初午祭に初午詣(福詣)する参詣者が沢山訪れるんですよぉ
【稲荷社】の本社である京都の伏見稲荷大社に
[稲荷大神]が鎮座された(ご祭神・[宇迦御霊神]が伊奈利山へ降り立った)
と伝えられています
この日をしのんで、伏見稲荷大社をはじめ、
全国の【稲荷神社】で盛大にお祭り(初午大祭)が行われるということですよぉ
また、2月の2回目の『午』の日を二の午(にのうま)、
3回目を三の午(さんのうま)と言って、これらの日にも祭礼を行う地方や、
二の午もしくは三の午にのみ祭礼を行う地方もあるんだそうですよ
お稲荷様は日本でも有名な神様の一つですねぇ
お稲荷様は[稲荷大明神]とも呼ばれていて、
主に『狐』の形をした像などで祭られていますよね
これはお稲荷様の使者が『狐』であることから
お稲荷様の像を『狐』でイメージをしたそうなのですよぉ
【稲荷神社】には『狐』の神様が祀ってあると勘違いしてしまいがちなので、
要注意ですねぇ
ここで簡単に【稲荷神社】についてお話しますと、
【稲荷】とは、「稲生(いねなり)」が縮まったもの
そして「稲」の神様である[御饌神(みけつがみ)]、
食物の神様を祀ったものであることから、
“商売繁盛”、“五穀豊穣”などを祈願します
その中で京都の伏見稲荷大社は、
【稲荷社】の総本山とされている場所です
多くの鳥居が立ち並ぶ「千本鳥居」の光景は、
まるで別世界に誘ってくれそうな雰囲気をもっていて、
観光地としても非常に人気の高い場所になっていますねぇ
2月の初午の日には初午大祭がとても盛大に行われます
この日社頭では、“商売繁盛”や“家内安全”のご利益があるとされる
「しるしの杉」が与えられるんだそうです
この京都の伏見稲荷大社については、
また機会がありましたらご案内したいと思います
そして、『立春』を迎える2月の最初の『午』の日は、
“一年のうちで最も運気の高まる日”とされていることをご存知でしょうか
『午』は方位の「南」を示して、時間は「正午」を表わします
この時間は太陽が最も高く上がり、
一日のうちで陽光の力が最も強まる時といわれています
※『午』の方位は「南」、
「子午線」は、「北」を示す『子』と「南」を示す『午』に由来します。
『午』の刻は、昼の12時および、その前後2時間です。
そのため、昼の12時を「正午」といい、
「午前」「午後」という言葉がうまれました。
因みに『午』の月は陰暦五月です。
初午の日には初午いなりと言って、
「稲荷寿司」を供える風習もありますよ
その名の通り、「稲荷寿司」という名前はお稲荷様が由来となっています
元々初午の日にはお稲荷様にお供えするものとして、
その使者である『狐』の好きな「油揚げ」や、
「油揚げに酢飯(寿司)を詰め込んだもの」がお供えされていたんだそうです
この「油揚げに寿司を詰め込んだもの」が後に、
「稲荷寿司」と呼ばれるようになったのだということですよぉ
初午は、その年の“豊作祈願”が原型で、
それに“稲荷信仰”が結びついたものであるようですが、
他には・・・といいますと、“4月初めの『巳』の日の「菜の花祭り」の夜と、
初午のいずれかに雨が降らないと火に祟られる”とか、
“初午の早い年は火事が多い”とかいう俗信もあるそうで、
初午の日に、消防団員が各家庭を回って“火の用心”を呼びかけ、
“火の用心”のお札を配る習慣がある地方もあるそうです
また、富山県南砺市利賀村(旧・東礪波郡利賀村)の上村(うえむら)地区では、
子供達が藁(わら)で出来た馬(午)の頭をもって家々を回り、
家の中に上がり込み、囃し歌に合わせて舞う「利賀のはつうま」が行なわれるといいます
この各家庭からお礼にお菓子やみかん等のご祝儀をもらう行事は、
昭和57年(1982年)には「利賀のはつうま行事」として、
国の『選択無形民俗文化財』に選択され、
平成16年(2004年)には、富山県の『無形民俗文化財』に指定されているんですって
そしてまた他には・・・といいますと、
「餅まき」が行われる地域や、「旗飴(はたあめ)」という習慣もあるそうです
「旗飴」は奈良県の習慣で、初午の日に、
子供達が近所の家(地域によっては商売を行っている家)を訪ね廻り、
「旗飴」をもらうという、『ハロウィン』に似たものなんだそうです
そして栃木県ではしもつかれを食べる風習があるそうですよ
栃木県だけでなく、北関東地方の初午の日の行事食で、
鮭の頭、野菜の切りくず、酒粕を煮込んだ、郷土料理なのだそう
特別なレシピというものは無くて、家庭ごとに使われる食材も異なって、
「油揚げ」を入れたり、また調味料は一切使わない等、
その家庭ならではの味があるんだそうですよぉ
このしもつかれは、ご近所同士で交換し合って、
“沢山の家のしもつかれを食べると無病息災になる”と言われる縁起物でもあるんだそう
独特の見た目と匂いで、少しばかりクセのある料理のようですが、
何だか興味をそそられます
そしてそして初午団子というものもあるんだとか・・
「まゆ団子」とも呼ばれて、蚕を育てている人々は、
沢山の繭が取れる事を祈願して、繭に見立てた団子を奉納するんだそうです
こちらに関しては、岐阜県白川郷の「蚕飼い(こがい)祭」が有名です
初午の日に養蚕の豊作を祈って七福神が舞を踊るんだそう
雪国の白川郷の「蚕飼い祭」、こちらもいつか一見してみたいですねぇ
2月2月最初の『午』の日、初午
『初子(はつね)』、『初丑(はつうし)』、『初寅(はつとら)』、『初卯(はつう)』・・・
土用の「丑の日」は有名ですが、
他にも沢山の干支に因んだ祭事が全国各地で執り行われていますねぇ
まだまだ知らない行事もいっぱいです
京都の祭事を中心に、これからもご案内出来たらなぁ~と思っております