Cobaの輝く花便り

~京都の四季と花暦~

桃の節句・ひな祭り

立雛本日も、ご訪問ありがとうございます立雛

 

 京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪

 

 

3月3日は「桃の節句」桃の花

 

元々は『上巳(じょうし・じょうみ)の節供(せっく)』といわれていましたきゃっ
 

起源は古来中国の[上巳節]ひらめき電球

 

『上巳』とは、“3月上旬の巳の日”という意味ですポイント。


昔から中国では、季節や物事の節目には

 

災いをもたらす邪気が入りやすいと考えられていたため、

 

『上巳』の日に、川の水に心身のけがれを流して厄を祓う行事や、

 

杯を水に流して宴を催す「曲水の宴」などを行う習慣がありました桃の花


これが平安時代に日本に伝わって、

 

宮中の「人形遊び」と結びつき、「流し雛」へと発展したといわれています上向き

 

「桃の節句」というのは、かっこかっこの開く時期に重なるというだけでなく、

 

かっこかっこの木が“邪気を祓う神聖な木”と考えられていたからなんですよ桃の花

そして次第に、人形作りの技術が発展し高級化してくるにつれて、

 

人形は“流すもの”から“飾るもの”へと変化し、

 

内裏雛(だいりびな)を雛壇に飾るカッコひな人形カッコが流行したんだそうですひな飾り

 

こうして今日では、女の子の幸せを願いカッコひな人形カッコを飾るようになり、

 

「ひな祭り」として、皆でお祝いをするようになったんですよぉ立雛



「ひな祭り」についてお話しする前に、まずは『節句』について・・キラキラ

 

「節」は“季節の変わり目”という意味ひらめき電球

 

節句』は季節の節目に、“無病息災”、“豊作”、“子孫繁栄”などを願って、

 

お供え物をしたり邪気を祓う行事で、『節供(せっく)』ともいいますポイント


(『節供』は、季節の変り目に神に供えた食物のことを言うそうです)

 

『人日(じんじつ・1月7日)』、『上巳(じょうし・3月3日)』、

 

端午(たんご・5月5日)』、『七夕(たなばた・7月7日)』、

 

重陽(ちょうよう・9月9日)』の5つを【五節句】といって、

 

五節句】は中国から伝わりました中華民国


中国の暦法と日本の風土や農耕を行う生活の風習が合わさって、

 

宮中行事となったものが『節句』の始まりとされているんですよポイント。

 

皆様、日付を見て、もうお気付きでしょうね上向き

 

すべてが奇数ですビックリマークそれも、1月を除いて月と日が同じ数ポイント

 

奇数の数が重なっていますよねぇびっくり


(1月だけは1日(元日)を別格として、

 

『人日』を【五節句】の中に取り入れていますひらめき電球)

 

これは中国では、奇数は「陽の数」として縁起が良い数とされていたことによるそうですきゃっ


今日の日本でも、お祝い事や縁起物の際は、

 

奇数が好まれていますよねグット

 

結婚などのお祝い金は、“二つに割れない(別れない)”として、

 

3万円や5万円など奇数の額を贈るのが良いとされていますよね祝

 

江戸幕府は、一年のうちで特に重要な節目として、

 

五節句】を式日(しきじつ・祝日、祭日、儀式のある日)に定めていましたが、

 

この制度は明治に廃止されて、


現在では、“季節を楽しむ行事”として定着しているということなのですキラキラ



 

我が国日本では、中国の『上巳』の祓いが伝わる以前から、


人形(ひとがた)や形代(かたしろ)等の「撫で物(なでもの)」に自らの穢れを移して、


海や川に流して身代わりとしてあがなってもらう、


お祓いの慣わし事が古くから行われていたといいますポイント


また、子供が生まれた際、「這子(ほうこ)」や「天児(あまがつ)」と呼ばれる布人形を作って


この人形に病いや災厄から子らを守ってくれる霊力を祈り込め、


子供の枕辺に置いて大切に飾り、尊んできたんだそうですお花。

そして平安中期の貴族社会では、「雛遊び(ひいなあそび)」というものがあって、

 

盛んに行われていたといわれています平安

 

この頃は「立雛(たちびな)」のカッコひな人形カッコが「雛遊び」のお道具だったそうですよ立雛

 

当時は大人の遊びでしたが、次第に子供達の世界に広まったようで、


現在のように、段を組んだり豪華な飾りを施すようになったのは

 

江戸時代に入ってからだといいますひな飾り

 

これは江戸時代の初期に、京都の『御所』で盛大な「ひな祭り」が催されて以降、

 

江戸の武家社会にも広まり、庶民の間にも定着していったとされていますぼんぼり・・・?



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京都の「ひな祭り」といえば、『下鴨神社』の「流し雛」が有名ですお雛様

 

「流し雛」は平安時代に始まったとされ、

 

“子供の健やかな成長を願って小さな人形を子供の身代わりに川や海に流し厄を払う行事”で、

 

「ひな祭り」の原型とされていますよきゃっ

桟俵(さんだわら)の「流し雛」は、京都の春の訪れと共に、

 

3月3日、左京区下鴨神社』の境内に流れる御手洗川で行われます橋


和紙で着物を作り、顔は土を丸め胡粉を塗った素朴な人形に願いを込め、流します上向き

この日『下鴨神社』では、公募で選ばれ結婚を控えた男女が、

 

十二単に衣冠装束姿に身を包み、

 

桟俵(さんだわら)に乗せた和紙人形を御手洗川に流しますお雛様


また、各種カッコひな人形カッコが当たる抽選会や、

 

にごり酒、甘酒の接待、琴の生演奏などの行事が盛大に行われ、

 

毎年多くの人で賑います♪

 

皆様も是非一度、古くから伝わる「流し雛」の行事を見学に行かれてみては如何でしょうかぁゴー

 

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先程お話ししましたように、「ひな祭り」に欠かせないかっこかっこの花は、

 

“邪気をはらう霊力の強さ”と“たくさんの実をつける豊かさ”が、

 

女の子達の末久しい幸いを祈る花木とされて、

 

3月3日を「桃の節句」と呼ぶ由縁にもなっていったようです桃の花

中国の三千年に一度だけ実を結ぶという『三千桃(さんぜんとう)』の持ち主、

 

西王母(せいおうぼ)」も、3月3日が誕生日なのだとか・・ひらめき電球

 

この『仙桃(せんとう)』を口にすると、

 

“不老不死”が約束されたと伝えられています桃の花


また晋の時代、武陵(ぶりょう)の漁夫が垣間見たとされる、

 

病いも無く、戦いもない『桃源郷』は、

 

千々に咲き乱れるかっこかっこの花々の、そのまた奥にあるのだとか・・・桃の花

 

春の光を眩しいばかりにまとって、

 

あやうい白昼夢のように咲き誇るかっこかっこの花には、

 

確かに人々の畏敬を集め、種々の伝説を呼び起こす魔力が秘められているようにも感じます桃の花

 

北区の『上賀茂神社』でも3日、「桃花神事(とうかしんじ)」が営まれますきゃっ

 

これはご神前にかっこかっこの花と「辛夷(こぶし)」の花をお供えして、

 

祭神に春の訪れをお知らせし、節供を祝う神事であって、

 

神殿内で今も、厳かに執り行われているそうです上向き



 

本日は最後に、“女の子の健やかな成長と幸せを祈る日”である

 

「桃の節句」にピッタリの歌を一首ご紹介したいと思います口ずさむ

 


《 春の苑 紅(くれない)匂ふ かっこかっこの花


下照る道に 出(い)で立つ 少女(をとめ) 》

 

~はるのその くれないにほふ もものはな

 

したでるみちに いでたつをとめ~

 

万葉集 巻19・4139、「大伴家持(おおとものやかもち)」の歌ですひらめき電球

 

~春の庭で、かっこかっこの花が真っ赤に美しく色づいている。

 

その紅が美しく照り映えた道に出てたたずむ少女よ~

 

 

まだまだつづく、「桃の節句」カッコひな人形カッコについて~ご期待下さいませぇ立雛

 

弥生◎黄蘗月

3月本日も、ご訪問ありがとうございます3月

 

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桃の花「桃花笑春風(とうかしゅんぷうをえむ)」桃の花

 

~桃の花が春風に誘われて咲きほころんだ様子、春の喜びの歌~

 

待ちわびた春はもうすぐそこまで来ています上向き

 

3月1日、本日の京都は生憎の雨ではありましたが・・・号泣

 

この一節と共に、待ちに待った3月、

 

素晴らしい春のスタートを切りたいと思います音符

 

 

「桃花笑春風」・・・唐代の詩人、「崔護(さいご)」の七言絶句【人面桃花】の一節です桃の花


去年今日此門中(去年の今日 此の門の中)


人面桃花相映紅(人面 桃花あい映じて紅なり)


人面不知何處去(人面いずれのところより去るや知らず、人面はいずこにか去るを知らざるも)


桃花依舊笑春風(桃花 旧に依りて 春風に笑む)

 

春風に揺られて咲いている桃の花が、微笑んでいる様に美しく咲いている桃の花

 

人の姿は変わっても、花の姿は変わらない桃の花

 

桜の花も桃の花も、春風が吹く度に同じ姿、同じ香りで咲きほころぶ桃の花




3月はかっこ弥生(やよい)かっこ3月

 

日本では、旧暦3月をかっこ弥生かっこと呼びましたが、

 

現在でも新暦3月の別名としても用いますひらめき電球

かっこ弥生かっこは、“草木がいよいよ生い茂る月”という意味きゃっ


「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」が詰まって「やよひ」となったといいますポイント


※「弥」には、いよいよという意味、「生」には生い茂るという意味がありますよ3月

他に、花月(かげつ)、嘉月(かげつ)、花見月(はなみづき)、

 

夢見月(ゆめみつき)、桜月(さくらづき)、暮春(ぼしゅん)、

 

季春(きしゅん)、雛月(ひなつき)等の別名もあります♪

 

季節としては「仲春(ちゅうしゅん)」になりますよ春


「仲春」は『啓蟄』から『清明』の前日まで(2015年は3月6日から4月4日)ポイント

 

 

桃の花が咲く3月桃の花

 

冬と春の間を、行ったり来たりする言葉が揃います桃の花

 

 

かっこ㊤早春(そうしゅん)かっこ㊦

 

立春』を過ぎても、冬の寒さが続く頃に使われる季語ですひらめき電球

 

キリッと引き締まる寒気のなかにも、春を見出そうとする心を映します上向き

 

 

かっこ㊤光の春かっこ㊦

 

立春』過ぎは日差しが強さを増し、


芽吹きなどが春の到来を知らせてくれますhutaba☆☆その様子がかっこ㊤光の春かっこ㊦ひらめき電球

 

冬の厳しいロシアで生まれた言葉だそうですロシア

 

 

かっこ㊤甘雨かっこ㊦

 

草木にやわらかくそそぐ春の雨汗


植物や農作物の成長を促す、優しい雨ですSkype

 

 

かっこ㊤冴え返る(さえかえる)かっこ㊦

 

春になって緩んだ寒さがぶり返すことをいいますブルブル



 

かっこ弥生かっこの頃の季節のお花はといいますと・・・春の野原に咲く花

 

かっこ桃(桃の花)かっこ

 

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3月3日の『桃の節句(ひな祭り)』には、かっこかっこを「ひな人形」の隣に添えますね立雛


これは温室内で育てたかっこかっこで、


屋外のかっこかっこの開花は、もう少し後になってからになりますよ桃の花


また、かっこかっこにも早咲きと遅咲きがあります♪

枝に沿ってびっしりと花をつけるのが特徴ですポイント


いろいろ種類がありますが、普通よく見かけ、

 

園芸店やお花屋さん等で売られているのは

 

花桃(花を鑑賞する目的の園芸品種)」になりますよ桃の花

 

観賞用の品種には「源平桃(げんぺいもも)」、「枝垂れ桃(しだれもも)」などがあって

 

庭木として、あるいは華道等で切り花として用いられますね桃の花


かっこかっこは原産地は中国西北部黄河上流の高山地帯で、

 

日本ではなんと、縄文時代の初期から栽培されているんですよびっくり


実が赤いところから、「もえみ(燃実)」が変化して「もも」になったようですピーチ

また、かっこかっこの字は中国から伝わったといいます中華民国


かっこかっこの字の「兆」は“妊娠の兆し”を意味していて、


かっこかっこが「女性」や「ひな祭り」と関係があるのは、この理由からなんだそうですよひな飾り

かっこかっこの花の色から「桃色」という色名も生まれました桃の花

花言葉は「チャーミング」、特に「枝垂れ桃」の花言葉は「私はあなたのとりこです」らぶ1
      

 

かっこ沈丁花(じんちょうげ)かっこ

 

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かっこ沈丁花かっこの原産地は中国南部で、


日本にある木は、殆どが雄株で雌株はほとんど見られないんだそうですよポイント

日本では室町時代頃にはすでに栽培されていたとされていますきゃっ

 

花芽は、前年の秋には出来ていますが、


実際に咲き出すまでに寒い中、3ヶ月以上を花芽のままで過ごしますびっくり


かっこ沈丁花かっこの名前は、“香木の「沈香(じんこう)」のような良い匂いがあって、


「丁子(ちょうじ、クローブ)」のような花をつける木”、


という意味でつけられたんだそうですひらめき電球


因みに漢名は、「瑞香(ずいこう)」ポイント。

花言葉は「優しさ」、「おとなしさ」、「栄光」「不死」「不滅」「歓楽」「永遠」きゃっ

 

 

かっこ雪柳(ゆきやなぎかっこ

 

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中国原産という説もありますが、日本原産であると考えられています日本


葉が柳の葉に似て細長く、

 

枝いっぱいに白い花を雪が積もったように咲かせるところからかっこ雪柳かっこひらめき電球


花が散った後の地面も、雪が薄っすらと積もったように見えますねぇ雪

蕾がピンク色の、「フジノピンク」という品種もありますよハート

 

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別名は「小米花(こごめばな)」、白い小花を米に見立てたようですきゃっ

かっこ雪柳かっこ公園や庭先でよく見かけますが、

 

自生種は石川県で絶滅危惧I類に指定されているなど、

 

地域的には絶滅が危惧されています重要

 

日本原産であるかっこ雪柳かっこ、大切に守っていきたい植物の一つですねぇ感動

 

花言葉は「愛嬌」、「愛らしさ」、「懸命」、「静かな想い」お花。 



かっこ馬酔木(あせび)かっこ

 

 

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「あしび」、「あせぼ」とも呼ぶそうですひらめき電球


微かに香る壷形の花をいっぱい咲かせます♪

 

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枝葉に「アセボチン」という有毒成分を含んでいて、


馬が食べると酔って足がなえることから「足癈(あしじひ)」と呼ばれて、


しだいに変化して「あしび」そして「あせび」となったといいますポイント


漢字のかっこ馬酔木かっこもその由来によるそうです駈歩



かっこヒヤシンスかっこ

 

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ギリシャ地方原産で、16世紀にヨーロッパに渡り、


日本には1863年頃に、フランスから「チューリップ」とともに渡来しましたヒヤシンス


とても甘く良い香りが特徴で、耐寒性秋植え球根として扱われ、

 

鉢植えや水栽培などで手軽に観賞出来て人気がありますねぇ合格

 

風信子」、「飛信子」という和名あって、


香りが風によって運ばれる様を表していますきゃっ


「ヒアシンス」ともいいますよ♪

 

かっこヒヤシンスかっこの名は、[ギリシャ神話]の美青年「ヒュアキントス」に由来しますキラキラ

 

同性愛者であった美青年「ヒュアキントス」は、

 

愛する医学の神「アポロン(彼は両性愛者であった)」と一緒に

 

円盤投げに興じていましたパルテノン神殿

 

古代ギリシャでは同性愛は普通のことで、むしろ美徳とされていました)

 

しかし、その楽しそうな様子を見ていた西風の神「ゼピュロス」は、

 

やきもちを焼いて、意地悪な風を起こしましたオナラ♪

 

(彼も「ヒュアキントス」を愛していました)

 

その風によって「アポロン」が投げた円盤の軌道が変わり、

 

「ヒュアキントス」の額を直撃してしまいましたびっくり

 

アポロン」は医学の神の力をもって懸命に治療するのですが、

 

その甲斐なく「ヒュアキントス」は大量の血を流して死んでしまいました涙

 

かっこヒヤシンスかっこは、この時に流れた大量の血から生まれたとされていますヒヤシンス

 

このエピソードから花言葉は、「悲しみを超えた愛」となっていますハート

他には「しとやかな可愛らしさ」、「初恋のひたむきさ」というものもありますヒヤシンス



かっこラナンキュラスかっこ

 

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西アジア、トルコ地方原産ですきゃっ

 

原産地では、湿地に自生する多年草です花

 

かっこラナンキュラスかっこは、葉の形がカエルの足に似ていることから、

 

ラテン語のrana (カエル) を語源として名付けられましたカエル☆


花びらが幾重にも重なった可憐な花姿がとても人気ですねぇ上向き

別名は「花金鳳花(はなきんぽうげ)」ひらめき電球


“色彩の華やかな金鳳花”という意味ですよはなまる

花言葉は「あなたは魅力に満ちている」ハート



かっこパンジーかっこ

 

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かっこパンジーかっこはヨーロッパまたはアジア西部原産がですひらめき電球

   
日本へは江戸時代に渡来したんだそうですよパンジー

「菫(すみれ)」の園芸品種で、寒さにも強く、

秋から翌春にかけて長く咲き続けて、


花壇の主役として人気がありますねぇパンジー


かっこパンジーかっこはフランス語の「パンセ(考える)」という意味で、


蕾が下を向く形が、人が頭を垂れ、物思う姿に似ているところから命名されたそうですよポイント。

かっこパンジーかっこに似た品種に「ビオラ」がありますねきゃっ

 

花の直径が3~5cm以上のものをかっこパンジーかっこ


それより小さいものを「ビオラ」と、区分けして呼ぶということですパンジー

 

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かっこパンジーかっこは別名、「三色菫(さんしきすみれ)」パンジー

花言葉は「思慮深い」、「もの想い」、「わたしを想って」パンジー

 

そして3月かっこ弥生かっこかっこ黄蘗月(きはだづき)カッコ


かっこ黄蘗色カッコはミカン科の高木「黄蘗」から生まれた色名で、

 

防虫にきく染料は、経典の染紙にも使われますぐっと

 

草木がいやが上にも生える頃の意で「いやおい」、それが転じてかっこ弥生かっこ3月

 

春をストレートに伝えるイメージカラーは「黄」、

 

「黄緑」、「ピンク」などの明るい色になりますね春

 

なかでも「黄色」は、発奮し躍動する希望の色黄色ぉ

 

気持ちの春飾りにふさわしい基調色ですねぇ上げ上げ

 

2月19日◎雨水

ピグライフ本日も、ご訪問ありがとうございますピグライフ

 

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2月19日は、かっこ㊤雨水(うすい)かっこ㊦


二十四節気の第2、2月19日頃(2015年は2月19日)ですキラキラ


立春』から数えて15日目頃ひらめき電球


期間としての意味もあって、次の節気の『啓蟄(けいちつ)』の前日までの期間ですポイント


“空から降るものが雪から雨に変わり、


氷が溶けて水になる”という意味がありますポイント


草木が芽生えるのは頃で、


昔からかっこ㊤雨水かっこ㊦は、農耕の準備を始める目安とされてきたんだそうですよぉ山と茶畑

 

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かっこ春一番かっこが吹くのもこの頃になりますよ風


かっこ春一番かっこは、『立春』から『春分』までの間に、


初めて吹く強い南向きの風(東南東から西南西の風向で8m/s以上)のことで、


地域によってそれぞれの呼び方もあるようですカゼノフロア


(因みに2015年は2月4日から3月21日の間になりますよポイント。)


しかし、本格的な春の訪れにはまだ遠く、


大雪が降ったりもします雪


かっこ三寒四温かっこを繰り返しながら、春に向かっていきますお花。


このかっこ三寒四温かっこといいますと・・・ポイント


“寒い日が三日程続くと、その後四日間位は暖かい”ということきゃっ


これを繰り返しながら、だんだんと暖かくなって、


徐々に春へと近づいていくんですねぇ春


(元々、中国北部や朝鮮半島の冬の気候を表す言葉で、


後に日本に伝ったんだそうですよ耳)



他にかっこ㊤雨水かっこ㊦の頃の季節の言葉といいますと♪


かっこ雪解けかっこ


北国に訪れる春の兆しですお花。


冬の間に積もった雪が溶けていくこと春


山で溶けた雪は木々を潤し、潤沢で、勢い溢れる春の川になります上向き



かっこ東風(こち)かっこ


春風のこと風


冬型の気圧配置が弱まって、太平洋側から東寄りの風が吹き始めます風


雨を伴うことも多く、草や木の芽を膨らませます芽



かっこ春浅しかっこ


暦の上では『立春』を過ぎたのに、風が冷たく、春めいていない様子ポイント


梅などの花は咲いていますが、まだ冬らしさが残っています冬



まだまだ寒い時期ではありますが、

暦上では、冬の寒い時期は終わって、

暖かい春になっていく頃・・かっこ㊤雨水かっこ㊦、何だか嬉しくなるような日でもありますねぇ歩く


 

またこれは地方によっても違うようですが、

 

この“かっこ㊤雨水かっこ㊦の日に「雛人形」を飾ると、


良縁に恵まれる”といわれているんですよぉ上 アップ うれしい

 

“可愛い子供に、幸せになって欲しい”、


そんな思いがいっぱい詰まった「お雛様」お雛様


皆様、この言い伝えはご存知でしたでしょうかぁ??

 

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かっこ㊤雨水かっこ㊦は、2月19日頃から『啓蟄』までの期間で、


2015年は2月19日から3月6日でしたねぇひらめき電球


この日から、冬の寒さの峠を越えて、


雪が雨に変わり、そろそろ暖かくなってきて

春にむかっていく節目とされているかっこ㊤雨水かっこ㊦春の野原に咲く花


では何故かっこ㊤雨水かっこ㊦と“良縁”が関係があるんでしょう!?



理由は諸説あるようですが、有名なものとして、


由来は、【日本神話】から来ているようですポイント。


かっこ㊤雨水かっこ㊦の頃から積もった雪も解けてきて、


又降る雪も雨に変わり、春に向かっていくので、


農作業の準備などを始める目安のとされているんでしたねぇきゃっ


草木も芽吹き、雪解け水が川に流れ始めます川原


雪解け水が流れる川は、昔女性達が、炊事や洗濯をして集まる場所でした川

その“水は、「生命を支えて、育てる」という根源である”ということから、

水は“命の源”であるとされ、“母”と考えられて、


信仰の対象だったんだそうですキラキラ


[日本書紀]に出てくる「罔象女神(みつはのものかみ)」は、


日本の代表的な“水の女神(水神)”であることから、


“水=母神”と考えられる様になったといいます神


罔象女神」は、地方や地域によって、


子授けや安産の神としても崇められているんですよぉキラキラ

このような理由から、“「お雛様」かっこ㊤雨水かっこ㊦に飾ると


良縁に恵まれる”と言われるようになったということですねぇひな人形


(又他には、“新緑が芽吹く様に、良い縁が芽吹く”といった説もあるそうです)

 

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“生命の源”である、“水の神”にあやかって、


かっこ㊤雨水かっこ㊦「雛人形」を飾ると良縁に恵まれる”という言い伝えお雛様


子供を思う親の気持ちは、昔も今も変わりませんが、

子供の成長を楽しみに、幸せでありますようにと願い、

縁起が良いといわれることで祝ってあげたい気持ちの現れなんですねぇハート


初午♪運気UPの日♪♪

キツネ本日も、ご訪問ありがとうございますキツネ

 

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2月11日、国民の祝日文字かっこ建国記念日かっこでしたねぇ♪


“建国を祝い、国を愛し、発展を期するために制定された日”です祝

 

そして皆様、「初午(はつうま)の日」でもあることをご存知でしょうかぁ!?

 

「名前は何となく聞いたことがあるけれど・・・ん・・・・??

 

という方もいらっしゃるのではないでしょうかぁ午

 

「初午の日」は、2月最初の『午』の日(2015年は2月11日)ですひらめき電球


日本の年中行事の一つで、【稲荷社】のお祭のことなのですが、


これを『雑節』の一つとすることもありますよポイント。


本来は、農業の“豊作祈願”が始まりで、


農作業が始まる旧暦の2月に行われていたんだそうで、


現在も旧暦で行う事もあって、その場合は3月となる事もあるんだとか野良仕事



「初午」というのは、『節分』以降で一番最初の『牛』の日のとを指しますが、


「お稲荷様」の誕生日とも言われていますキツネ


【稲荷社】ではこれを祝うとされて、


かっこ初午祭かっこに初午詣(福詣)する参詣者が沢山訪れるんですよぉきゃっ



奈良時代、711年(和銅4年)のこの日に、


【稲荷社】の本社である京都のかっこ㊤伏見稲荷大社かっこ㊦


[稲荷大神]が鎮座された(ご祭神・[宇迦御霊神]が伊奈利山へ降り立った)神


と伝えられています上 アップ うれしい


この日をしのんで、かっこ㊤伏見稲荷大社かっこ㊦をはじめ、


愛知の「豊川稲荷」や佐賀の「祐徳稲荷神社」など、


全国の【稲荷神社】で盛大にお祭り(かっこ初午大祭かっこ)が行われるということですよぉ祭

 

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また、2月の2回目の『午』の日をかっこ二の午(にのうま)かっこ


3回目をかっこ三の午(さんのうま)かっこと言って、これらの日にも祭礼を行う地方や、


かっこ二の午かっこもしくはかっこ三の午かっこにのみ祭礼を行う地方もあるんだそうですよポイント




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「お稲荷様」は日本でも有名な神様の一つですねぇキツネ


「お稲荷様」は[稲荷大明神]とも呼ばれていて、


主に『狐』の形をした像などで祭られていますよね上向き


これは「お稲荷様」の使者が『狐』であることから


「お稲荷様」の像を『狐』でイメージをしたそうなのですよぉkitsune


【稲荷神社】には『狐』の神様が祀ってあると勘違いしてしまいがちなので、


要注意ですねぇポイント



ここで簡単に【稲荷神社】についてお話しますと、


【稲荷】とは、「稲生(いねなり)」が縮まったものひらめき電球


そして「稲」の神様である[御饌神(みけつがみ)]、


食物の神様を祀ったものであることから、


“商売繁盛”、“五穀豊穣”などを祈願しますきゃっ


その中で京都のかっこ㊤伏見稲荷大社かっこ㊦は、


【稲荷社】の総本山とされている場所です上向き


多くの鳥居が立ち並ぶ「千本鳥居」の光景は、


まるで別世界に誘ってくれそうな雰囲気をもっていて、


観光地としても非常に人気の高い場所になっていますねぇ鳥居


2月の「初午の日」にはかっこ初午大祭かっこがとても盛大に行われます上 アップ うれしい


この日社頭では、“商売繁盛”や“家内安全”のご利益があるとされる


「しるしの杉」が与えられるんだそうですはなまる


この京都のかっこ㊤伏見稲荷大社かっこ㊦については、


また機会がありましたらご案内したいと思いますキツネ




そして、『立春』を迎える2月の最初の『午』の日は、


“一年のうちで最も運気の高まる日”とされていることをご存知でしょうかアップ


『午』は方位の「南」を示して、時間は「正午」を表わしますひらめき電球


この時間は太陽が最も高く上がり、


一日のうちで陽光の力が最も強まる時といわれていますUP


※『午』の方位は「南」、


 「子午線」は、「北」を示す『子』と「南」を示す『午』に由来します。


 『午』の刻は、昼の12時および、その前後2時間です。


 そのため、昼の12時を「正午」といい、


 「午前」「午後」という言葉がうまれました。


 因みに『午』の月は陰暦五月です。



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「初午の日」には「初午いなり」と言って、


「稲荷寿司」を供える風習もありますよいなり寿司


その名の通り、「稲荷寿司」という名前は「お稲荷様」が由来となっていますキツネ


元々「初午の日」には「お稲荷様」にお供えするものとして、


その使者である『狐』の好きな「油揚げ」や、


「油揚げに酢飯(寿司)を詰め込んだもの」がお供えされていたんだそうですポイント。


この「油揚げに寿司を詰め込んだもの」が後に、


「稲荷寿司」と呼ばれるようになったのだということですよぉいなり寿司




「初午」は、その年の“豊作祈願”が原型で、


それに“稲荷信仰”が結びついたものであるようですが、


他には・・・といいますと、“4月初めの『巳』の日の「菜の花祭り」の夜と、


「初午」のいずれかに雨が降らないと火に祟られる”とか、


「初午」の早い年は火事が多い”とかいう俗信もあるそうで、


「初午の日」に、消防団員が各家庭を回って“火の用心”を呼びかけ、


“火の用心”のお札を配る習慣がある地方もあるそうですsei

 

また、富山県南砺市利賀村(旧・東礪波郡利賀村)の上村(うえむら)地区では、


子供達が藁(わら)で出来た馬(午)の頭をもって家々を回り、


家の中に上がり込み、囃し歌に合わせて舞う「利賀のはつうま」が行なわれるといいます子供


この各家庭からお礼にお菓子やみかん等のご祝儀をもらう行事は、


昭和57年(1982年)には「利賀のはつうま行事」として、


国の『選択無形民俗文化財』に選択され、


平成16年(2004年)には、富山県の『無形民俗文化財』に指定されているんですって♪



そしてまた他には・・・といいますと、


「餅まき」が行われる地域や、「旗飴(はたあめ)」という習慣もあるそうです♪


「旗飴」は奈良県の習慣で、「初午の日」に、

 

子供達が近所の家(地域によっては商売を行っている家)を訪ね廻り、


「旗飴」をもらうという、『ハロウィン』に似たものなんだそうです子供

 

そして栃木県ではかっこしもつかれかっこを食べる風習があるそうですよポイント


栃木県だけでなく、北関東地方の「初午の日」の行事食で、


鮭の頭、野菜の切りくず、酒粕を煮込んだ、郷土料理なのだそうshokopon

 

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特別なレシピというものは無くて、家庭ごとに使われる食材も異なって、


「油揚げ」を入れたり、また調味料は一切使わない等、


その家庭ならではの味があるんだそうですよぉ音符


このかっこしもつかれかっこは、ご近所同士で交換し合って、


“沢山の家のかっこしもつかれかっこを食べると無病息災になる”と言われる縁起物でもあるんだそうはなまる


独特の見た目と匂いで、少しばかりクセのある料理のようですが、


何だか興味をそそられます上向き


そしてそして「初午団子」というものもあるんだとか・・きゃっ


「まゆ団子」とも呼ばれて、蚕を育てている人々は、


沢山の繭が取れる事を祈願して、繭に見立てた団子を奉納するんだそうですキラキラ

 

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こちらに関しては、岐阜県白川郷の「蚕飼い(こがい)祭」が有名ですキラキラ


「初午の日」に養蚕の豊作を祈って七福神が舞を踊るんだそう神


雪国の白川郷の「蚕飼い祭」、こちらもいつか一見してみたいですねぇ上 アップ うれしい




2月2月最初の『午』の日、「初午」はなまる


『初子(はつね)』、『初丑(はつうし)』、『初寅(はつとら)』、『初卯(はつう)』・・・etc...*


土用の「丑の日」は有名ですが、


他にも沢山の干支に因んだ祭事が全国各地で執り行われていますねぇ♪


まだまだ知らない行事もいっぱいですきゃっ


京都の祭事を中心に、これからもご案内出来たらなぁ~いいなと思っておりますハート


2月4日◎立春

 

narcissus.本日も、ご訪問ありがとうございますnarcissus.

 

京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪


 2月4日、かっこ㊤立春(りっしゅん)かっこ㊦水仙

 

かっこ㊤立春かっこ㊦は、「二十四節気」の第1、正月節(旧暦12月後半から1月前半)、


2月4日頃(2015年は2月4日)ですキラキラ


期間としての意味もあって、この日から次の節気の『雨水』の前日までひらめき電球

 

大寒(2015年は1月20日でしたねぇポイント。)』から数えて15日目頃ですきゃっ

 

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かっこ㊤立春かっこ㊦は、冬と春の分かれる節目の日の「節分」の翌日で、

 

“寒さがあけて春に入る日”春、いわば春の初日ですお花。

 

因みに春は、かっこ㊤立春かっこ㊦から『立夏』の前日までを言いますよひらめき電球

 

かっこ㊤立春かっこ㊦が一年の始めとされて、

 

決まり事や季節の節目は、このかっこ㊤立春かっこ㊦が起点になっています上 アップ うれしい

 

雑節の『八十八夜』、『二百十日』、『二百二十日』もかっこ㊤立春かっこ㊦から数えるんですよぉ上向き



『八十八夜』…かっこ㊤立春かっこ㊦から数えて88日目のことポイント。


2015年は5月2日お茶“夏も近づく八十八夜~”の歌は有名ですね♪


この日に摘んだお茶の葉は霜をかぶらないため、


高級な茶葉であると言われていますよ宇治抹茶


二百十日』…かっこ㊤立春かっこ㊦から数えて210日目のこと、2015年は9月1日ですポイント。


この日は台風が襲来する可能性が高く、


農家の人々にとっては厄日だと言われています天気図


『二百二十日』…かっこ㊤立春かっこ㊦から220日目のことですポイント。


二百十日』と同じく、台風が襲来する可能性の高い日とされています台風


現在は『二百十日』よりも『二百二十日』に台風が来ることのほうが多いようで、


この日も厄日と考えられていますぷーん


 

かっこ㊤立春かっこ㊦は『冬至』と『春分』の真ん中で、


まだまだ寒いですが、暦の上では「旧冬」と「新春」の境い目にあたって、


この日から春になります春

 

“春が立つ”と書いてかっこ㊤立春かっこ㊦お花。


かっこ㊤立春かっこ㊦を迎えた頃から気温の底はピークを過ぎて、


徐々に春めいた気温や天気に変わっていく桜という事なのですよぉあかはーと


かっこ㊤立春かっこ㊦なのに寒い~~ぷーん」、とついつい言っちゃいがちですが、


これから本格的な春がやってくるための始まりなのですから、


寒くて当然きゃー、そろそろ梅の花が咲き始め、徐々に暖かくなってきますワーイ


もう暫くの辛抱と思いましょうぅオレンジの小花達


 

ここで、かっこ㊤立春かっこ㊦と『お正月』について・・・ひらめき電球


古来は、自然の景色の変化から、


季節の移り変りを把握する【自然暦】を使用していました四葉のクローバー


飛鳥時代に中国から「二十四節気」が伝えられると、


冬至』が年の分割の起点と考えるようになり、


かっこ㊤立春かっこ㊦を一年の初めとして暦が作成されるようになりましたカレンダー


明治時代に改暦が行われるまでは、


かっこ㊤立春かっこ㊦は『お正月』とほぼ同じ頃に重なっていたために、


現代でも『お正月』には「早春」や「新春」ということなのですよぉきゃっ


 


かっこ㊤立春かっこ㊦の早朝、禅寺では、


入口にカッコ立春大吉カッコと書いた紙札を貼る習慣があります電球


カッコ立春大吉カッコの文字が左右対称で縁起が良く、


一年間災難にあわないといわれています上 アップ うれしい

 

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このカッコ立春大吉カッコにはこんな逸話があるんだそうです札【モノノ怪】

 

“その昔、カッコ立春大吉カッコと書かれた御札が貼ってあった家に鬼が入った事がありましたおに


ふと鬼が振り返ると、さっき入る時に見えたカッコ立春大吉カッコの文字が見えて、


(実際鬼は裏側から見ているのですが・・・ポイント


「まだ入ってなかったのだ驚き顔」と思って、逆戻りして出て行ってしまったぐっと


というものですはなまる


民家などでも、一年間災難に合わない様にとのお呪いとして、


カッコ立春大吉カッコの文字を、墨で半紙や和紙に書いて、


かっこ㊤立春かっこ㊦の日に家の鬼門や柱などに貼って


厄除けにされているお宅もありますねぇきゃっ



 

それからかっこ㊤立春かっこ㊦に、“これを必ず食べる”、という物はありませんが、


昔から行われている行事に、かっこ新酒まつり(朝しぼり)かっこがあるそうです酒


これは搾りたてのお酒を味わうお祭りで、


立春朝搾』といって、各地で行われているようです♪

 

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これは、かっこ㊤立春かっこ㊦の日の搾り立ての日本酒を、


その日に販売するというものなんだそうアップ


近くに酒蔵がある場合は是非購入して、


祝い酒として一献傾けてみるのもよいのではないでしょうかぁハート

 



かっこ㊤立春かっこ㊦以降(かっこ㊤立春かっこ㊦から『春分』の間)に、


その年初めて吹く南よりの強風をかっこ春一番(はるいちばん)かっこと呼びます風


例年によると、2月半ばから3月にかけて頃ということですが、


今年かっこ春一番かっこが春を届けてくれるのはいつ頃でしょうかねぇ~風


 

かっこ寒明(かんあけ)の雨かっこ


かっこ㊤立春かっこ㊦を過ぎた頃に降る雨のことをいいますかさ


「寒明」は春の季語ですよ花


 

かっこ日脚伸ぶ(ひあしのぶ)かっこ


お昼が長くなることをいいます太陽サン


部屋深く差し込んでいた日差しも後退して、


昔は“畳の目一つずつ日が伸びる”と、近づく春を喜びました感謝


 

かっこ㊤立春かっこ㊦といえば、「万葉集」巻20・4516、大伴家持の歌に、


《 新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いやしけ吉事(よごと) 》


という歌があります桜


“新しい年の初めにかっこ㊤立春かっこ㊦が重なった今日、


この降る雪の様に、益々重なれ、良いことよ・・・”といった意味になりますよお花。



これは「万葉集」の最後の歌でありまして、


万葉集」の編纂者の一人であった大伴家持が、


地方長官として赴任した今の鳥取県東部にあたる因幡国で、


天平宝字三年(759)の『元日』に詠んだ歌ですひらめき電球

 

この日は大雪の年明けだったということで、


雪は「豊年の貢(ほうねんのみつぎ)」、「五穀の精(ごこくのせい)」、


「稲の花」といわれて、新年に雪が降るのは、豊作の瑞兆だったそうです雪

そのうえ、この日は19年に一度しか巡ってこない、

 

かっこ歳旦立春(暦日の『元日』と「二十四節気」のかっこ㊤立春かっこ㊦が同じ)かっこの日でもあって、

 

年の初め、かっこ㊤立春かっこ㊦、降雪と、お目出度い事の重なった特別な『元日』だったそうなのです祝


“今日この降りしきる雪の様に、

 

更に更に沢山良い事があって欲しい”という思いのこもった歌ですねぇ上 アップ うれしい



2月4日かっこ㊤立春かっこ㊦、一年の始まりうえ

 

“これから始まる新しい一年が、皆様にとって

 

不幸や災いのない一年になりますように・・・ハート”との願いを込めてぇ・・赤梅

 

『節分』・春・新しい年の始まり♪

節分本日も、ご訪問ありがとうございます節分

 

 京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪

 

 

2月3日は皆様の言わずと知れた「節分(せつぶん、せちぶん)」ですね豆まき

 

「節分」は【雑節】の一つで


現在は「立春」の前の日(2015年は2月3日)ですひらめき電球


(【雑節】というのは、季節の移り変りをより適確に掴むために設けられた、


特別な暦日のことですポイント。


「節分」とは本来、“季節を分ける”、


つまり“季節が移り変わる節日”を指していて、「立春」・『立夏』・


立秋』・『立冬』のそれぞれの前日に、


1年に4回あったんだそうです驚き顔

 

 

季節の変わり目毎にある「節分」ですが、

「春夏秋冬」とも書くように、1年の始まりは『春』になりますつくし

その『春』の始まりが、「立春」ですよね春


旧暦でも、「立春」の頃が1年の始めとされて、最も重要視されていましたので、


次第に「節分」といえば春の「節分」のみを指すようになっていったようですよぉチューリップred

 

 

「立春」を1年の始まりである新年と考えれば、

 

「節分」は『大晦日』にあたりますよねひらめき電球

 

そのため、現在でも「節分」のことを「年越し」という地方もあるんだそうですよポイント


(因みに旧暦の『元日』は「立春」の頃で、「立春」の日とは限りませんあせる


平安時代の宮中では、『大晦日』に陰陽師らによって

 

旧年の厄や災難を祓い清めるかっこ追儺(ついな)かっこの行事が行われていたといいます平安

 

それが室町時代以降には、「」をまいて悪鬼を追い出す行事へと発展して、


それが民間にも定着していったんだそうですよ節分

 

 


『春』が始まる前日、新しい1年が始まる前日に、

 

“これから始まる新しい一年が、不幸や災いのない一年になりますように・・・ハート


という願いを込めて、1年に1度、「節分」をこの時期に行うということなのですねぇきゃっ

今でも、『大晦日』には「大掃除」をしますよねホウキ

「大掃除」も、旧年中の埃や汚れ、邪気など悪いものをなくして、

綺麗な環境や身体で、新しい年を迎えるという意味があるものでしたよねポイント。

「大掃除」とはやり方は違いますが、「節分」「豆まき」も、

 

それと同じ意味なのかもしれませんねぇはなまる

 

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「節分」に行われる「豆まき」は、かっこ追儺(ついな)かっこという宮中行事と、


寺社が邪気を祓うために「節分」に行っていた


『豆打ち』の儀式が合わさったものといわれているんですってポイント。



「節分」につきものの「鬼はらい(やらい)」の行事は、


中国の『大儺(たいな)』が源流で、


恐ろしい形相のお面をつけた呪師が、疫鬼を追い払う行事です節分


日本では706年(慶雲3年)に、沢山の人民が疫病で死んだので、


土の牛をつくって、初めての鬼払い儀式が行われたことが、


続日本紀(しょくにほんぎ)」に記されているそうですbook☆


この儀式をかっこ追儺かっこといって、平安時代より鎌倉時代まで、


『大晦日』の夜に行ったといいますきゃっ


そして江戸時代には「豆まき」として庶民に広まったんですって豆


 

今では「節分」といえば「豆まき」ですが、


「節分」「」で邪鬼をはらう行事が初めて行われたのは、


室町時代の京都で、「看聞(かんもん)日記」の1425年(応永32年)の記録に記されているそうですひらめき電球


また、定番のかけ声の“鬼は外、福は内”は、


「臥雲日件録」1447年(文安4年)に、『立春』の前夜に家ごとに「」をまき、


“鬼は外、福は内”ととなえたと記されているんだそう豆まき

やがて江戸時代になると、春をむかえる厄払いの行事として、


諸国の神社や家庭に広まり、体を「」でなでて厄をうつしたり、


年齢の数だけ「」を食べたりするようになったといいます豆まき



「」は「魔滅(まめ)」に通じ、“無病息災”を祈る意味があるといいますよねポイント。


昔、京都の鞍馬に鬼が出たとき、


毘沙門天のお告げによって大豆を鬼の目に投げつけたところ、


鬼を退治できたという話も残っているんだそうですよぉ上向き


「魔の目(魔目=まめ)」に「」を投げつけて


「魔を滅する(魔滅=まめ)」に通じるということなんですねぇ豆まき


因みに「豆まき」の時、“鬼は外、福は内”と唱えますが、


浅草寺」では、観音様の前に鬼はいないということから、


“千秋万歳福は内(せんしゅうばんざいふくはうち)”といいます豆


他にも“鬼は外”と唱えない寺・神社・地域もありますので注意が必要ですねポイント




ここで「」についての、豆知識を1つ豆

「豆まき」「」は“煎った大豆”でなければなりませんビックリ


皆様、ご存知でしたかぁ~~??

何故かというと“生の豆”は、そこから芽が出てきます双葉

「魔」から目が出てくるということで、大変、縁起が悪いとされているんですよ重要


「煎る、炒る」は「射る」にも通じますsei


また、鬼や大豆は『陰陽五行説(「木」「火」「土」「金」「水」の五行)』の


「金」にあたり、この「金」の作用を滅するといわれる「火」で大豆を煎ることで、


鬼を封じ込めるという意味があるんだそうですよ上向き


そして最後は、「」を人間が食べてしまうことによって、


完全に鬼を退治した!!、ということになるわけですねぇはなまる


 

京都ではといいますと、表鬼門にあたる「吉田神社」と、


裏鬼門にあたる「壬生寺(みぶでら)」の節分祭がことに有名で、

厄除節分会の期間中は大勢の人でごったがえします節分


左京区の「吉田神社」では宮中そのままのかたちで、


2月2日の節分祭の前夜祭として執り行われていて、


「赤」・「青」・「黄色」の三匹の鬼が三本の矢で追われていくと、


参集殿前に集まった人々の間からどよめきが上がります青鬼ちゅん


また、歳の数より一つ多い煎り豆を持ち寄って、


明日からはじまる1年の息災への願いと一緒に納めます願い


中京区の「壬生寺」では、2日と3日にわたって節分会として、


「壬生大念仏狂言」が催されますパチパチ


風俗や歌謡を豊富に取り入れた狂言はユーモラスで、


人も、鬼をも食った面白さということ上向き


またこの両日、授与される素焼きの焙烙に名前と年齢を書いて奉納すると、


4月の壬生狂言の「焙烙わり」の舞台で割っていただけて、


その年の“厄除け招福”になるといわれていて、

 

例年、参道から境内まで多くの人出で賑わい立ちます上 アップ うれしい


残念ながら今年は参加出来ませんでしたが・・・、


吉田神社」と「壬生寺」の節分祭、いつか機会がありましたら、


皆様にご紹介したいな♪と思いますキラキラ



また、「節分」といえばのかっこ㊤恵方巻かっこ㊦巻き寿司

 

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「節分」に、その年の“恵方”を向いて太巻きを食べるという風習は、


関西から始まったものですが、今では全国的に定着しているようですねぇ恵方巻き


元々は、大阪の海苔問屋協同組合が、「節分」のイベントとして行ったのを


マスコミが取り上げたのをきっかけに広まったものだとか♪


(因みに“恵方”というのは、『歳徳神』の住む方角で、


その年に吉となる方角をいいますよポイント


福を巻き込む→巻き寿司恵方まき 、福を切らない→包丁を入れないきゃっ


一種の縁起かつぎではありますが、これがまた結構楽しいものですねぇ上向き


かっこ㊤恵方巻かっこ㊦の具材は何でも良いそうですが、


七福神に因んで、「かんぴょう」、「キュウリ」、「シイタケ」、


「伊達巻」、「うなぎ」、「でんぶ」、その等の七種類の具を入れるのが良いとされているんですってポイント


現在のかっこ㊤恵方巻かっこ㊦の起源は、豊臣秀吉の家臣・堀尾吉晴が、


「節分」の前日に巻き寿司の様な物を食べて出陣し、


戦いに大勝利を収めたという故事を元にしているもと言われているそうですよはなまる

 

かっこ㊤恵方巻かっこ㊦「節分」の夜に、その年の恵方に向かって、


目を閉じて願い事を思い浮かべながら一気に食します巻き寿司


2015年の“恵方”は西微南(西南西のやや西寄り)ですよぉ上 アップ うれしい


“食べ終わるまで話をしていけない”のでご注意を~重要



 

「節分」に食するものといえば、かっこ㊤恵方巻かっこ㊦「」ひらめき電球


美味しく頂いた後、残った「」の頭を柊(ひいらぎ)の枝に刺して、


玄関先に立てておきますポイント


この風習はあまり御存じない方もおられるのかもしれませんね魚の骨

 

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柊の葉がとがっていることから、


“鬼の目突き”とよばれて、その先に「」の頭をさして戸口にかかげると、


邪気の侵入を防ぐとされているんですよきゃっ



もっとも、「」も柊も実はどちらも「冬」そのものの象徴で、


「鬼」によって象徴された疫病や災厄、


それに寒気を追い払って、少しでも早い『春』の命の再来と再生を願った、

 

私達祖先の生きていくための切実な祈りだったのでしょうねぇアップ

 

「節分」、『春』が始まる前日、新しい1年が始まる前日、

 

 

“これから始まる新しい一年が、

 

不幸や災いのない一年になりますように・・・ハート”と願いを込めてぇ・・・豆まき

如月◎真朱月

2月本日も、ご訪問ありがとうございます2月

 

 京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪

 

 

2月、カッコ如月(きさらぎ)カッコキラキラ

 

日本では旧暦の2月をカッコ如月(絹更月、衣更月と綴ることも)カッコと呼び、


現在では新暦の2月の別名としても用います2月


カッコ如月カッコという名前の由来には諸説ありますきゃっ

 

・旧暦2月でもまだ寒さが残っているので、衣(きぬ)を更に着る月であるから「衣更着(きさらぎ)」 ひらめき電球

 

・草木の芽が張り出す月であるから「草木張月(くさきはりづき)」ひらめき電球

 

・前年の旧暦8月に雁(がん)が来て、更に燕(つばめ)が来る頃であるから「来更来(きさらぎ)」 ひらめき電球

 

・陽気が更に来る月であるから「気更来(きさらぎ)」ひらめき電球

 

旧暦2月は新暦では3月頃に当たって、かっこ㊤かっこ㊦の花が咲く時期です梅


このような、徐々に春めいてくることを表す言葉こではないかという説もありますひらめき電球



ところで、今は、「きさらぎ」は漢字でカッコ如月カッコと書きますね2月

 

これは、紀元前2世紀頃の中国の辞書『爾雅(じが)』の中に、

 

「二月を如と為す」という記載がありまして、

 

古く中国で、2月のことを「如」と表していたことに由来しているのだそうですポイント

 

「如」は本来「従う」という意味で、

 

“ひとつが動き出すと次々に従って動き出す。その動き出す状態”ポイント。

 

つまり、“自然や草木、動物など、全てが春に向かって動き出す月”、


ということで「如」をあてたとされるんですってグット

 


カッコ如月カッコ以外にも旧暦2月をさす言葉があります2月

 

「仲春(ちゅうしゅん)」、「雪消月(ゆきげづき)」、

 

「梅見月(うめみづき)」、「初花月(はつはなづき)」など・・・きゃっ

 

昔の人達は、冬から春に向かう様々な自然の様子で

 

旧暦2月を例えたのですねぇ上向き


カッコ如月カッコは季節としては「初春(しょしゅん)」ひらめき電球

 

※『立春』から『啓蟄』の前日まで(2015年は2月4日から3月6日)ですよぉポイント



ここで、豆知識を・・・キラキラ

 

2月は【グレゴリオ暦】で年の第2の月に当たり、

 

通常は28日、閏年では29日となりますねポイント。

 

他の月の日数が30または31日なのに対して、

 

2月だけ28日又は29日なのははてなマークといいますと、


アウグストゥス」が紀元前8年、8月の日数を30日から31日に変更し、

 

そこで不足した日数を2月から差し引いた為であるといわれていますポイント


それ以前の【ローマ暦】では、年初は3月であったために、

単に年末の2月から日数を差し引いたんですって驚き


そんな感じでいいの!?と、ちょっと驚きですよねとほほ

 

 

 

カッコ如月カッコ・・・少しずつ寒さは緩み、池の氷も雪も消えてゆく頃ハート

 

この頃の季節には、春を感じる言葉がありますheart
 

カッコ始雪間カッコ終

雪の晴れ間、または、積もった雪が消えてきて地面が見えている所のこと晴れ
 
 
カッコ始梅見カッコ終
 
梅祭りでにぎわう2月梅
 
カッコ始梅見カッコ終は、梅の花と、その芳しい香りを楽しむことをいいます♪
 
奈良時代は、お花見といえば、梅だったんですって紅梅
 

カッコ始牡丹雪カッコ終
 
暖かくなり始めた頃に降る、大輪の白い牡丹の花のような雪のことですsnow☆☆
 
雪の結晶が多数付着し合うため、大きな雪片となります結晶
 

カッコ始霜華(しもばな)カッコ終
 
昨夜はずいぶん冷えたな、と窓ガラスを見ると、氷の結晶が・・・雪の結晶?by.Ruku
 
花模様に見える為、この名にひらめき電球
 
部屋の温度が高い時の現象ですポイント
 
 
カッコ始薄氷(うすらい)カッコ終
 
春浅い頃の朝に薄く張る氷や、溶け残った氷のこと雪の結晶
 
日中は気温が少しずつ高くなるため、氷が張っても長くはもちませんキラキラ
 
 
 
カッコ如月カッコの頃の季節の花はといいますと2月
 
かっこ㊤水仙(すいせん)かっこ㊦
 
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かっこ㊤水仙かっこ㊦にも色々あって、早咲きものはお正月前頃には既に咲き出していますnarcissus.

「日本水仙」、「房咲き水仙」などの早咲き系は12月から2月頃に開花しますきゃっ

3月中旬頃から咲き出すものは、花が一周り大きいものが多いようです水仙

「ラッパ水仙」や「口紅水仙」などの遅咲き系は、

3月から4月頃に開花しますよひらめき電球

地中海沿岸原産で、平安末期に中国から渡来しました中華民国

漢名のかっこ㊤水仙かっこ㊦を音読みして「すいせん」になったそうですポイント。

漢名は「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙

という中国の古典からきていますポイント

綺麗な花の姿と芳香が、まるで「仙人」のようなところから命名されたようですnarcissus.

かっこ㊤水仙かっこ㊦学名でもある英名の「ナルシサス」は、

ギリシャ神話の美少年の名前で、

“泉に映った自分の姿に恋をして、毎日見つめ続けたら

いつのまにか1本の花になってしまった・・”といわれてます池

「ナルシスト」というのは、ここからきているんだそうですよキラキラ
 
かっこ㊤水仙かっこ㊦は別名を「雪中花(せっちゅうか)」といって、

雪の中でも春の訪れを告げる「春告花」の一つです春

(「春告花」については、後日ご紹介したいと思いますハート)


花言葉は、「思い出、記念」(房咲水仙)、

「持って生まれた素質」(ラッパ水仙)、「詩人の心」(口紅水仙)、

「思い出」(糸水仙)、「優しい追憶 」(笛吹水仙)、

「田園の幸福 」(八重咲水仙水仙

 
 
かっこ㊤藪椿(やぶつばき)かっこ㊦

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一般的にかっこ㊤椿かっこ㊦といったら、かっこ㊤藪椿かっこ㊦を指すようです椿(背景緑)

かっこ㊤藪椿かっこ㊦は日本特産で、一重や八重があって、園芸品種多数、

「佗助(わびすけ)」など、いろいろな種類がありますひらめき電球

古事記』では、「都婆岐」、『日本書記』には「海石榴」の字で登場して、

かっこ㊤椿かっこ㊦の字は『万葉集』で初めて登場します椿


「つばき」の読み方の由来には諸説あって、

1.”光沢がある”意の古語「艶葉木(つやはき)」からポイント。

(葉は濃い緑色で光沢でピカピカです)

2.葉に厚みがある意味の「厚葉木」からポイント。

3.強い葉っぱの木の意味の「強葉木」からポイント。

4.落ちた花が、刀の鍔(つば)に似ていて、「鍔木(つばき)」の名からポイント。

5.朝鮮名の「冬柏(つくばく)」の名からポイント。


現在はかっこ㊤椿かっこ㊦の字で知られますが、このかっこ㊤椿かっこ㊦の字は

日本で作られた字(春に花咲く)ですが、

中国でかっこ㊤椿かっこ㊦は、栴檀(せんだん)科の高木の「ちゃんちん」という木を指して、

漢名で、日本のかっこ㊤椿かっこ㊦は「山茶花」と記しますポイント

(日本では「山茶花」は「さざんか」で定着していますが・・・上向き)

花言葉は「贅沢」、「おしゃれ」、「至上の愛らしさ」、「謙遜の美徳椿

 
かっこ㊤梅擬(うめもどき)かっこ㊦
 
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葉や枝ぶりが「梅」に似ておいて、

また、実のつき方も小さな梅の実のように見えることからかっこ㊤梅擬かっこ㊦ひらめき電球
 
庭木、鉢植、盆栽、活け花に使われますが、

鑑賞の対象は花より果実ですきゃっ
 
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かっこ㊤梅擬かっこ㊦は晩秋から初冬にかけて赤い実をつけます実
 
この実は発芽抑制物質を含んでいて、
小鳥のおなかを通過しないと発芽しない仕組みになっています鳥

小鳥を使って種を遠くの方に運んでもらうんですねぇとり

花言葉は「知恵」ひらめき電球何とも賢いかっこ㊤梅擬かっこ㊦にぴったりの花言葉ですね合格


かっこ㊤猫柳(ねこやなぎ)かっこ㊦
 
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3月から4月頃、毛におおわれた花穂をつけます上向き

他のヤナギ類よりも一足早く花を咲かせることから、

“春の訪れを告げる植物”になりますよぉ春

尾状の花穂を、猫のしっぽに見立てて命名されました白猫の尻尾

かっこ㊤猫柳かっこ㊦は雌雄異株で、雄株と雌株がそれぞれ雄花と雌花を咲かせます♪

絹状で銀白色の花穂が特徴的ですが、

薄ピンク色の「ピンク猫柳」という種類もあるんですってお花。

別名を「狗尾柳(えのころやなぎ)」ひらめき電球

こちらは花穂を小犬の尾にたとえたんだそうですchiro

花言葉は「努力が報われる」グット

 

そして2月、カッコ如月カッコカッコ真朱月(しんしゅづき)カッコ赤
 
カッコ真朱カッコは寒気をさえぎる強い赤上 アップ うれしい
 
春立つ輝きをイメージしますキラキラ

 

2月カッコ如月カッコ、すべての草木がふたたび萌いずる季節キラキラ

 

春に向かう期待を高めるのは、『立春』という言葉春

 

とはいえ、寒さで衣服を重ね着する日も多いことから、

 

「衣更着」という説もあって面白いですよねぇ~あかはーと

 

カッコ真朱カッコは天然鉱物の「朱砂(しゅさ)」を原料とする鮮やかな色上向き

 

そしてカッコ始薄氷カッコ終の寒さをカバーするのは、黄味を含んだ炎のような赤です炎

 

 

 

1月往(い)ぬる(行くとも)、2月逃げる、3月去るというように、

 

月日は駆け足で過ぎて行きますお花。

 
昔から日本では、1月は“正月の間に親戚や知り合いが集まり

睦み合う”として【睦月(むつき)】1月
 
そして2月はカッコ如月カッコ、1年中で最も寒い月であるところから、

“寒さが増し、衣を更に着る”という意味で「衣更着(きさらぎ)」2月
 
さらに、3月は季節の変わり目として“草木がいよいよ生い茂る”という意味で

【弥生(やよい)】と呼ばれていますねひらめき電球
 
この3カ月間は、命あるものが寒さの中でじっと耐え忍び、

春の息吹を感じる頃、大きく躍動し、「静」から「動」へと移りいく時節ですUP

駆け足で移ってゆく季節に置いて行ってしまわれない様にポイント。

一日一日懸命にがんばる充実した日を過ごしたいものですねぇ~感動