夏土用入り♪
テーマ:ブログ
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
皆様連休如何お過ごしでしょうか
19日の土曜日より3連休という、
とっても羨ましい方もいらっしゃったのではぁ
昨日の中国、四国の梅雨明けに続いて、
本日は、九州北部と近畿、東海で
梅雨明けの発表がありましたねぇ
京都では一昨日と昨日と、一時雷、集中豪雨があったりと、
まだまだ不安定な天候だったりしましたが・・・
どうやら明日の日中も、強い日差しが照りつけて、
京都では35度まで上がり、“猛暑日”になると予想されています
昨日20日、日曜日は夏土用入でしたねぇ
土用というのは、『土旺用事(どおうようじ)』の略です
土用というと“夏”を思い浮かべる方も多いと思いますが、
土用は各季節にあるんですよぉ
「陰陽五行説」で、春・夏・秋・冬をそれぞれ
「木」・「火」・「金」・「水」とし、「土」を各季節の終わりの
18日間に当てはめたことから、
「立春」・「立夏」・「立秋」・「立冬」の前の18日間を土用といいます
ということからすると、土用というのは
“次の季節へ移る前の調整期間”といったところでしょうか
夏土用は立秋の前の18日間をさします
この期間を『暑中』と呼んで、「暑中見舞い」を出す時期でもありますね
土用雨(どようあめ)
梅雨の終わりごろ、夏土用の時期に降る大雨のことです
一昨日と昨日の激しい雨は、この土用雨ということになりますね
因みに2014年の土用は、
冬土用:1月17日~2月3日 (太陽黄径297度)
春土用:4月17日~5月4日 (太陽黄径27度)
夏土用:7月20日~8月6日 (太陽黄径117度)
秋土用:10月20日~11月6日 (太陽黄径207度)です
最初の日を「土用入り」、最後の日を「土用明け」といいますよぉ
“次の季節へ移る前の調整期間”としての土用の過ごし方には、
〝土を犯してはいけない(土を掘り起こしてはいけない)〟
といういわれがあります
昔から、土用の期間は、
土を司る『土公神(どくしん・どくじん)』という神様が支配するといわれて、
土を動かしてはいけないとされてきました
今でも、家などを建築する際、
土を掘り起こしたりする基礎工事などは
土用の期間をはずす方が多いといいます
これは土用は季節の変わり目ということもあって、
農作業で体調を崩さないようにとの戒めもあると思われますねぇ
また、夏土用の過ごし方はといいますと、
・「暑中見舞い」を出す
・衣類や書物の虫干しをする
夏土用の時期に、カビや虫の害から守るために、
衣類や書物に風を通して陰干することを
『土用の虫干し』といいますねぇ
また、この期間は田んぼに水を入れず、
土をひび割れ状態にするんだそうです
これは雑菌の繁殖を抑える効果があって、
作物の根がしっかりと張るんだそうですよぉ
・梅干しの天日干しをする
・薬草などを入れたお風呂に入る
夏の土用は、
1年の中で最も暑さが厳しいとされる時期にあたるため、
江戸時代にはこの期間の『丑の日』を土用の丑の日と重視して、
柿の葉などの薬草を入れたお風呂に入ったり『丑湯』、
お灸をすえたり(土用灸)すると、
夏バテや病気回復などに効き目があるとされていたといいます
(年によっては、土用の期間に『丑の日』が2回訪れることもあります
この2回目の『丑の日』を「二の丑」といいますよぉ)
・うなぎや梅干しなど『う』のついたものを食べる
7月の土用の丑の日にうなぎを食べると
夏バテをしないといわれていますねぇ
土用の丑の日のうなぎは有名ですが、
昔からこの日に『う』のつくものを食べると
病気にならないといわれてきました
例えば「梅干し」、「瓜」、「うどん」など・・・
いずれも、食が細くなる夏に食べやすいものといえますねぇ
このような言い伝えは、先人たちの有難いアドバイスともいえるわけですね
(他にも『土用~』という食べ物があるんですよぉ
『土用餅』、『土用しじみ』、『土用卵』etc.)
今年、2014年の土用の丑の日は7月29日ですねぇ
土用の丑の日のうなぎについては、
またご紹介したいと思います
連休の最終日、本日は海の日でもありました
海の日にちなんで、全国各地の海水浴場などでは
様々なイベントが行われました
(静岡県松崎町では、恒例の“サザエ狩り大会”が行われて、
波打ち際にまかれた5000個のサザエを求めて、
争奪戦が繰り広げられたんだとか)
学校の夏休みも始まりましたねぇ
海や川は、これから益々家族連れで賑わってきますね
本日は、海の事故が相次ぎました
最高気温も30℃を超える所が多くなり、
いよいよ本格的な夏が到来します
土用波(どようなみ)といって、
夏土用の時期に、
穏やかな海に突発的に大波が発生することがあります
これは、はるか沖合にある台風の影響で起こるといいます
◎海や川で遊ばれる際は充分な注意を払われること
◎勿論水分補給など、熱中症へ警戒されること
楽しい海水浴が悲劇に見舞われないためにも、
どうぞ皆様、これからも引き続き充分に注意してくださいませ