8月23日◎処暑
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
8月23日頃(2014年は8月23日)
期間としての意味もあって、
この日から、次の節気の『白露』の前日までの期間です
『立秋(8月7日)』から数えて15日目頃
暑さが峠を越えて、後退し始めるころで、
“暑さが和らぐ”という意味があります
萩の花が咲き、穀物が実り始める頃
暦の上では、厳しい暑さの峠を越して、
朝夕は涼風が吹き始める頃ということ・・
山間部では早朝に白い露が降り始め、
秋の気配を感じ始める頃でもあるようです
確かに朝夕(晩)は、一時の暑さに比べると、
こころなしか過ごしやすくなったような気もしますねぇ
この頃は台風のシーズンでもあり、
『二百十日』、『二百二十日』とは
雑節、9月1日頃(2014年は9月1日)で、
立春から数えて210日目のこと
台風が相次いで襲来し、
農作物が被害を受けてしまうことがよくあって、
厄日とか荒れ日などと言われています
立春から数えて220日目の『二百二十日』も厄日と考えられています
『二百十日』、『二百二十日』について詳しくは、
又その頃にぃ
この時期の花といえば、萩
秋の七草のひとつです
日本各地の山野でごくふつうに見られ、
萩といえば普通、山萩(やまはぎ)を指します
萩の字は、“秋”の“草(草かんむり)”と書いて、
まさに“秋の花”ですが、
早いものは夏前(6、7月)から咲き出しています
(しかしやっぱり、秋の9月頃が見頃になりますよぉ)
冬季に地上部は一部を残して枯死し、
毎年新しい芽を出すことから、『はえぎ(生え芽)』となり、
しだいに『はぎ』に変化したと言われています
秋の十五夜(満月の夜)に、
「薄(すすき)」、「おだんご」と一緒に縁側などに置いて、
お供えする習慣がありますねぇ
今年、2014年の秋の十五夜は9月8日
またその頃ご案内したいとおまいます)
萩の別名は、『庭見草(にわみぐさ)』、
『野守草(のもりぐさ)』、『初見草(はつみぐさ)』
花言葉は、『柔軟な精神』です
処暑(しょしょ)の頃の空に、
行合の空(ゆきあいのそら)というものがあります
夏から秋に移る頃の、暑気と冷気が行き合う空のことを言います
入道雲が湧き上がっている空に、
鰯雲や巻雲が見える時があって、
“ゆく季節”と“訪れる季節”が一つになった、
なんとも風情を感じる空での事ですねぇ
暦の上で夏は8月上旬まで
処暑は、勢い溢れる夏景色にも、
秋の気配が漂い始める頃
この頃の季節の言葉はといいますと・・・
涼風(すずかぜ)
お盆過ぎの夕方は、どこか肌寒い風が・・・
夏の終わり頃に吹く、涼しい風を意味します
鈴虫の音も、静かに聞こえる頃ですねぇ
夜の秋
夏の終わり頃、なんとなく秋めいた感じがする夜
日中は蒸し暑いのに、夜は暑さがやわらぎ、
秋の気配が漂う頃の言葉です
夏の果て
ヒグラシが鳴き始める頃、夏の勢いは次第に弱まっていきます
夏の果ては、色鮮やかな夏が過ぎ去るのを
惜しむ気持ちを表しますよぉ
秋近し
夏の果てとは込める情感が異なって、
近づく秋への期待を含んでいます
済んだ空に浮かぶうろこ雲や、
木々のそよぎに秋を感じますねぇ
昼間はまだまだ暑い日が続きますが、
朝夕は涼しい風が吹き渡わたり、
処暑は本当に気持ちのよい時期です
しかし、夏の間の疲れが出たり、
夏バテや食中毒にかかりやすい時期でもありますので、
油断は禁物まだまだ注意が必要ですよぉ