お正月の「縁起物」
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
新しい年を迎えるのに欠かせない「正月飾り」
その中でも、正月花(お正月向けに生けられる花や植物)は、
お正月らしく家の中を飾ったり、
お年始の挨拶に来られたゲストをおもてなししたり、
お年賀として贈ったり・・・
“新しい年も、幸せがたくさんありますように”
お正月に欠かせない正月花には、そんな気持ちが込められています
そんな正月花には、『縁起物』を選んでみたいものですね
本日は、お正月によく使われる代表的な『縁起物』を、
ご紹介したいと思います
松
お正月は『年神様』を家に迎えての新しい年の始まり、
新しい生命をもらう儀式の日です
正月は別名に【松の節句】があります、ここからも良く分かりますね
神様が来る目印になる為に、高く大きく目立つものが考えられました
そこで、神様がよる“依代(よりしろ)”として「門松」を建てたといいます
「門松」の始まりは、神様が降臨する“依代”として、
庭に1本の大きな松の木を立てたことによります
日本の伝説や昔話の中にも度々、神様が降り立つ場所として松が登場しますね
また、松は常緑樹で、一年中葉を落とさず青々としているので、
“永遠の命”を象徴し、縁起の良いものとして考えられています
また、樹木の中でも樹齢が数千年のものもあって、
“長寿”、“不老”といったお目出度いものとされています
松は「若松」が正月花として一般的で、
他にも「根引き松」や「大王松」なども使われますよぉ
竹
寒い冬にも葉を落とさず青々としているうえ、
曲がらず真っ直ぐな性質、真っ直ぐに伸びる沌枠な姿と
等間隔に秩序正しい節目が“節操”を象徴しています
そして嵐や強風の中でも折れない、
しなやかな佇まいが縁起の良いものとされています
また竹は成長が早いので“生命力”を意味します
ただ竹を挿して飾るだけではなく、生花の器にしたり、
「ラッキーバンブー」とも呼ばれる「万年竹」を使ったりする場合もありますよ
梅
梅は様々な花に先駆けて早く咲き、
実を宿すので“出世”、“開運”を意味します
そして厳しい寒さの中で芳香を漂わせ、
清らかな花を咲かせるところから縁起の良いものとされています
松・竹・梅は“歳寒三友”、“厳寒三友”と称して、
『縁起物』として尊ばれていますよ
お正月にはお目出度い「紅梅」と「白梅」を飾りましょう
菊
菊は秋の花ですが、現在では年中手に入るので、
よくお正月にも利用されていますね
菊は晩秋の寒さの中で鮮やかに咲く姿が“生命力”の強さを思わせます
長生きできると信じられています
この事から、“高貴”なものとして、また“不老長寿”の花とされています
“延命長寿”や“厄除け”の意味ももっています
お供え用(仏花)に見えてしまう「輪菊」と「小菊」は避けて、
可愛らしく見栄えのする菊を選ぶとよいですねぇ
蘭
中国の水墨画の世界で、その高潔な姿から君子に例えられ、
【四君子】と呼ばれる松・竹・梅・蘭(「松」ではなく菊の場合も)は、
日本でもお目出度い柄として知られています
ほのかな香りと花に気品があることから
正月花には欠かせない花材とされていますね
葉牡丹
葉牡丹は「牡丹」の代わりに使われてきたとされています
「牡丹」は別名「富貴花」といって“花の王様”、“百花の王”とも呼ばれ、
貴重でお目出度い花です
葉牡丹は「牡丹」とよく似ていることから、
江戸時代には「正月飾り」として親しまれていたという記録があります
重なり合った葉が「牡丹」の花のように美しい事から、
「牡丹」の代用品として広く広まったとされています
葉牡丹は紅と白の2種類ありますね
お正月には縁起の良い紅白の色合いで飾ってみるのが良いですねぇ
千両、万両
寒い季節に赤い実を豊かにつける貴重なものであることから、
花や葉、実の少ない時期のその価値は
千両・万両のお金に値するという意味から名づけられたとされています
このお目出度い名前で、お正月の花に欠かせない花となっていますね
お金の意味の名前がついていることから、
“商売繁盛”、“金運向上”などの『縁起物』となっています
千両と万両は全く違う種類の植物で、
千両は葉の上の方に実をつけます
その為、実を鳥に食べられやすいのです
万両は葉の陰に実をつけるので見つけにくく、食べられにくいのです
その為、実が多く残っているから万両となったという説がありますよ
今季千両は、橙色のものもよく見かけて、
これもまた可愛らしいですねぇ
南天
南天は“難を転じて福となす”というのに通じて、
古くから“悪魔降伏の木”、“不浄汚れを払う”とされてきました
昔は住宅のほとんどの庭には、必ず南天が植えられてきました
ブドウの房状の赤い実が美しく、枝の先から生える細長い葉も美しいですね
万年青
万年青(おもと)はその名の通り、
年中美しい緑の葉と冬に美しい赤い実がつきます
新しい葉は古葉と向かい合わせに伸び、
新しい葉が成長すると古い葉が朽ちてなくなります
年中美しい緑の葉の姿から、“永遠の繁栄”、
またその葉同士の間に実を持ち、代々が一株であることから“子孫繁栄”、
“不老長寿”などの意味からもお正月に喜ばれます
椿
椿は花首からぽとっと落ちますので、
武家社会では“首が落ちる”と避けられていたようで、
その名残であまり良いイメージを持たない人も多いかと思います
しかし近年では真冬の寒い中美しい花を咲かせる椿の美しさから
お正月のお花に用いられます
また白の椿は純白、“新しい始まり”をイメージするものとして扱われますよ
薔薇
“春が長く続く”とか“春が長きに渡り続く”という意味があります
そこから、“四季を通じて花がある”という意味もあって、
お目出度い花とされます
紅白の色合いで使ったり、洋室に飾る正月花にはとてもよく合いますね
枝垂柳
お正月には金銀に化粧された「柳」や「結び柳」として飾られます
「柳」は中国の古俗にならったもので、
遠方へ旅立つ人が無事に目的地につけるように、
柳の枝を手折って環をつくり、それを餞としたことに由来します
新年に飾ることで、新しい年が無事に過ごせるように願って飾ります
橙
橙(だいだい)は冬を越して翌年になっても実が落ちないため、
“だいだい”が“代々”を連想させて、お正月の「しめ飾り」に用いられますね
“代々”から“子孫繁栄”という願いが込められています
橙は実が熟すと青から、冬に橙色に変わりますが、
木から落ちずに大きく実り、まま次の年の夏まで残るものがあります
そうすると橙色からまた緑になるんだそう・・・
そこから、「回青橙」 という別名もあるといいます
裏白(うらじろ)
葉の裏面が白い事からウラジロといいます
裏白の葉はお正月の「しめ飾り」やお餅の橙の下に使います
裏が白いことから、“後ろ暗い事のないように”ということで、
飾る場合は裏の白い面を表にします
また、裏が白いということから、“共に白髪が生えるまで・・”という説もありますよ
また葉の形が漢字の八に見えて、
末広がりで縁起が良いいとされています
裏白もまた、古い葉が枯れても必ず次の新しい葉が生えてきて、
枯れてなくなることがないことから、
“常に栄える”、“子孫繁栄”などの意味とされるんですよ
譲葉
5月5日の【端午の節句】の「柏」と同様に、
新しい葉が成長した後に古い葉が落ちるため、
“子孫繁栄”と言われています
古い葉の親の代から新しい葉の子の代へ・・・、
また、子の代から孫の代へ・・・・と
順々に世代交代し続いていくという願いを結びつけて用いられていますよ
厳しい寒さの中にも咲き、
美しい花と大変良い香りがあることからお正月の花によく使われます
雪の中でも咲き、いち早く春の訪れる様に咲くので「雪中花」という別名があります
水仙は中国の漢文に出てくるものから付けられたようで、
美しい花の姿と強い芳香のある姿が、
まるで“仙人”のようなところから命名されました
その漢字の意味からも大変お目出度いお正月の花として使われます
福寿草は「元日草」、「朔日草(ついたちそう)」の
新年を祝う花のにふさわしいお花です
如何でしょうかお正月によく使われる『縁起物』
代表的なものをご紹介してみましたが、まだまだ沢山ありますよ
“新しい年も、幸せがたくさんありますように”
そんな願いを込めながら、お好きな正月花を飾って、
お正月を素敵に演出されてみては如何でしょうかぁ
神社の「縁起物」
本日も、ご訪問ありがとうございます
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お正月の行事や風習あれこれ
本日は引き続き、初詣、神社の縁起物について、
お話ししたいと思います
お正月のお出かけといえば、初詣ですねぇ
年の初めに神社仏閣にお参りして、1年の無事息災を祈ることですねぇ
皆様初詣には、もうお出かけになられましたかぁ
元々初詣は地域の「氏神様」を祀っている神社や、
菩提寺に新年の挨拶をするものでしたが、
やがてその年の「恵方」にあたる神社に出掛ける「恵方参り」になったそうです
そして現在は、「恵方参り」に限定せず、
各地の神社にお参りするのが一般的になっていますねぇ
初詣とは、その名の通り、新年になって初めて寺社にお参りすること
昔は『元旦』に参拝するものでしたが、
現在は、年神様がいらっしゃる期間である『松の内』行くのが目安のようですよ
遅くとも『小正月』を目安にすると良いでしょうねぇ
かつては【年籠り】として、『大晦日』から『元旦』にかけて徹夜で寺社にこもる風習があり、
やがてこれが『大晦日』の夜の【除夜詣】と、『元旦』の【元旦詣】に分かれて、
現在は『元旦』の祝い膳(おせち料理)をいただいてから初詣に出掛けるようになってきたようです
【 初詣 】 新年になって初めてお参りすること。
【 除夜詣 】 大晦日(12月31日)の夜にお参りすること。
【 元旦詣 】 元日(1月1日)の朝、または元日にお参りすること。
【 二年参り 】 31日~1日にまたがってお参りすること。
年越しに1度だけ参拝する場合と、31日の夜と1日の2度参拝する場合がある
現代では1月7日までというのが一般的ですね
これは地域によって違いもあって、
京都や大阪などの関西地方では、今でも15日までが『松の内』なんですよぉ
初詣は家族で行くという方が一番多く、
大切な家族行事のひとつになっていますねぇ
年が明けて初めて外出することは初門出といって、
とても目出度いこととされています
初門出が初詣という方も多いと思いますし、更に目出度いということになりますねぇ
新しい年にたくさんのご利益がありますよう、
もし初詣がまだという皆様、
是非お近くの神社へお出掛けになってみては如何でしょうかぁ
参拝の後は、縁起物を買い求めるのも楽しみの1つですねぇ
「破魔矢(はまや)」
家内安全、無病息災のお守りです
「破魔矢」を買ったら、神棚または家の東南方向の高い位置に飾ります
東南は、朝日が当たる場所で吉の方角なんですよぉ
去年の「破魔矢」は、去年のケガレがついているので、年ごとに新しくしましょう
「絵馬」
「絵馬」に願い事を書いて神社や寺に納めます
“馬”は、神様が乗って降臨してくる神秘的な動物として大切にされていて
“馬”を奉納する代わりに絵を描いたことに始まるんだそうですよ
「おみくじ」
1年の吉凶を占えます
神社によって内容は色々のようですが、
7段階から12段階ぐらいに分けられているところが多いようですよ
因みに運勢のよい順はといいますと・・・
・7段階の場合
大吉 >中吉 >小吉 >吉 >末吉 >凶 >大凶
・12段階の場合
大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶
ここで、「凶」や「大凶」を引いてしまって、
“今年初っ端からやっちゃったぁ~~”なんて、
大ショックを受けていらっしゃる方、焦るのはまだ早い
「陰陽道」的な考え方では、“陽極まれば陰生ず、陰極まれば陽生ず”
という言葉が表すように、
「大吉」や「大凶」など、対局にあるものは
その逆方向に転じ易いといわれているそうなのです
ですから、“「吉」であっても気をつけよ”、
“「凶」であっても用心して誠実に事にあたれば、
必ず御加護がある”と考えてみましょう
そして「おみくじ」には、様々なことが記されていますね
そこに書いてある内容に目を向けることが大切です
隅々までよく読んで、今年1年の参考にしてみましょう
社寺によって色々な見解があるようですが、
「おみくじ」は神仏様からの有難いメッセージということになります
吉凶にかかわらず、教訓を戒めるつもりで財布等に入れて持ち歩くと良いと言われていますが、
自分にとって都合の悪い「おみくじ」はその場で縄や木に結びつけ、
さらなるご加護をお願いしても良いようです
“「凶」の「おみくじ」を利き腕と反対の手で結べば、
困難な行いを達成することによって「凶」が「吉」に転じる”という説もあるそうです
また、神仏様からの有難いメッセージである「おみくじ」は、
むやみに捨てることは出来ません
神様や仏様と縁を「結ぶ」ため、持ち帰った「おみくじ」も
時が経ったら境内に結ぶと良いんだそうですよぉ
(必ずしも、「おみくじ」を引いた寺社でなくても構わないそう)
「おみくじ」を木々の枝に結ぶのは、
“木々の漲る生命力にあやかって、願い事がしっかり結ばれます様に・・・”
という祈りが込められているんだそうですよぉ
粟田神社はスサノオノミコト・オオナムチノミコトを主祭神として祀った、
厄除け・病除けの神、旅立ちの守護・旅行安全の神として知られる神社です
粟田神社へ初詣の様子も、
おって御報告致しますねぇ~~ご期待下さいませぇ~~
お正月あれこれ③♪
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
寒い雪のお正月、皆様如何お過ごしでしょうか
こちらは昨夜の様子です
昨夜も深々と降りまして、本日の京都も雪景色です
年神様をお迎え入れしてお祝いをして、
たくさんの幸せを授けてもらうために、
盛大に行われてきたお正月の行事や風習
本日も引き続き、お正月行事あれこれについて、
お話ししたいと思います
「初日の出」
その年の最初に昇って来る太陽を拝み、1年の幸運を祈ります
これは「初日の出」と共に年神様が現れるといわれていたからです
特に、高い山頂で迎える日の出を「ご来光(ごらいこう)」といって、
ありがたいものとされていますねぇ
山頂近くの雲に映った自分の影が、光の輪を背にした仏像のように見えたためなんだとか
「ご来迎(らいこう)」との語呂合わせもあるようですよ
それ以前の『元旦』には、年神様を迎えるために家族で過ごし、
「四方拝」といって東西南北を拝んでいたといいます
『元旦』というのは、“元日の朝”という意味でしたねぇ
「初明り」
『元日』の明け方、東の空にさす、柔らかい光をこう呼びます
それぞれの場所でそれぞれの空を見上げる人の心も、
ふわっと明るくなりそうですねぇ
「若水(わかみず)」
『元日』の早朝にその年初めて汲み、神棚の年神様に供え、
その後「お雑煮」を煮たり、「福茶」をたてるのに用いる水を「若水」といいます
この水は、一年の邪気を払ってくれる縁起のよい水とされているんですよ
後に『元旦』の行事になり、一般に浸透したそうです
年頭最初の大事な行事で、「若水」を汲むのは「年男」の役目とされて、
「若水迎え」といいました
(「年男」というのは、お正月の行事を取り仕切る人のことで、
昔は家長がこれを務め、 暮れの「大掃除」、
お正月の飾りつけ、年神様への供え物、
「おせち料理」作り、「若水迎え」など、お正月全般を取り仕切っていました)
「若水」は『元日』の早朝 、なるべく遠くへくみに出かけ、
途中で人にあっても口を聞いてはいけないとされていたんだそうですよ
水を汲む時は“黄金の水を汲みます”と唱えます
現在では井戸から飲料水を汲むことはほとんどなくなりましたが、
『元日』の夜明けに名水を汲みに行かれる方も多くいらっしゃるようですねぇ
「若水」は「一番水」、「福水」とも呼ばれます
「福茶」
「若水」を沸かして入れたお茶のことで、これも邪気を払うとされています
煎茶の中に梅干や結び昆布が入っています
お正月の『三ヶ日』、「大福茶」がふるまわれて、
飲めば一年の悪疫から逃れられるといって、大勢の参詣者で賑わいます
【六波羅蜜寺】につきましては、機会がありましたらご紹介したいと思います
「初詣」
お正月のお出かけといえば、「初詣」ですねぇ
年の初めに神社仏閣にお参りして、1年の無事息災を祈ることですねぇ
因みに『大晦日』の「除夜の鐘」を聞きながら家を出て、
『元旦』にお参りすることを「二年参り」といいますよ
昔は、一家の家長が『大晦日』の夜から神社に出掛けて、
寝ないで新年を迎える習わしがあったそうです
元々は地域の「氏神様」を祀っている神社や、
菩提寺に新年の挨拶をするものでしたが、
やがてその年の「恵方」にあたる神社に出掛ける「恵方参り」になったそうです
現在は「恵方参り」に限定せず、
各地の神社にお参りするのが一般的になっていますね
「初詣」は早いほうが良いとされているので、
『三ケ日』を過ぎたら『松の内』に、遅くとも『小正月』を目安にすると良いでしょうねぇ
因みに「恵方」というのは、その年の年神様のいる方角
2015年は西微南(西南西のやや西寄り)になりますよ
次回は「初詣」、神社の縁起物などについて、
お話したいと思います
引き続き、お正月行事あれこれ、ご期待下さいませぇ~~
☆雪のお正月☆
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
昨日の午後から降り始めた雪で、
辺り一面銀世界
今年は銀色のお正月になりました
こちらは昨日のお昼過ぎ、向うの方に見えるのは七条大橋です
この後初詣を予定していましたが、この勢いよく降る雪に負けて、
このまま大人しく帰宅することを決断
いつもの散歩道も、うっすら雪化粧
いつもと違った美しい雪景色に心を弾ませながらも、
もしこのまま降り続いたとしたら・・・
一抹の不安を覚えながら迎えた夜・・
名神は通行止め、国道1号線は大渋滞
車でお出かけされていた方々は、大変な思いで帰宅されたようです
明けて、今朝の光景にビックリ
京都は60年ぶりに積雪が20センチを超える大雪となりました
はたして、本日の予定を無事こなすことは出来るのでしょうかぁ
御降(おさがり)
元旦から3日の間に降る雨や雪のこと
この日に、雨や雪が降ると、豊作の吉兆として喜ばれていました
特別な恵みだといいます
雪明かり
積もった雪が乱反射し、夜でも周囲がほんのりと明るく見える状態です
因みに春、満開の桜がほのかに照らす夜の様子は、「花明り」
お正月あれこれ②♪
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
年神様をお迎え入れしてお祝いをして、
たくさんの幸せを授けてもらうために、
盛大に行われてきたお正月の行事や風習
本日も、お正月行事あれこれについて、お話ししたいと思います
「しめ縄(注連縄)、しめ飾り」
「しめ縄」は「門松」と同様、お正月に年神様を迎える準備として
玄関口や家の神棚、床の間などに張ったり、飾ったりします
元々は、神社に「しめ縄」を張るのと同じく、
自分の家が年神様を迎えるのに相応しい神聖な場所であることを示すために、
家の中に「しめ縄」を張ったのが始まりだといわれています
「輪飾り」などがよく使われていますねぇ
後日詳しくお話ししたいと思いますが、
「しめ飾り」は、「しめ縄」に裏白(うらじろ)、
ゆずり葉、橙(だいだい)などをあしらって作ります
常緑の葉である裏白は「長寿」、「清廉潔白」を、
ユズリハは新芽が出てから古い葉が落ちることから、
「家系を絶やさない、子孫繁栄」という願いが込められているそうです
橙は「家が代々(だいだい)栄える」として「家運隆盛」など、
縁起物として使われていますよ
また「しめ縄」は、“『天照大神』が岩戸に二度と隠れないよう縄を張った”
という日本神話に由来して、
縄で結界をつくることで神のしめる場所を表しているといいます
さらに、そこに不浄なものが入らないよう魔除けの役割もあるんだそう
このように、もともとは神社と同じように、
「しめ縄」を張り巡らしましたが、次第に簡略化され、
門や玄関などにしつらえるようになりました
お正月の間、それぞれの家に滞在される年神様
そこが、神様がいらっしゃるのに相応しい神聖な場所であるということ、
神様を迎える清浄な場所であることを示す飾りで、
周囲の汚れを絶つ印ということ
いわば、ここからは神様の領域という標識のようなものなんですねぇ
「しめ縄」、「しめ飾り」は『松の内』が終わったら外して、
「鏡餅」
昔も今もお祝いごとやお祭りなどの時によく登場する「お餅」
「お餅」は稲の霊が宿るハレの日の食べもので、
食べると生命力が与えられると考えられ、
神様に捧げる神聖なものだったのだそうです
お正月には「鏡餅」を飾り、「雑煮」をいただきます
実は、「鏡餅」を知ることでお正月の本当の意味がわかってくるんですよぉ
お正月に大小の丸い餅を重ねて、
年神様へのお供えとして神前や床の間に飾りますね
お正月に「お餅」を食べる習わしは、
中国で『元旦』に固い飴を食べる習慣にあやかって、
宮中で「歯固め」の儀式として始まったんだそうです
元々「お餅」は、神様に捧げる神聖な食べ物として用いられていましたが、
室町時代になり、床の間のある書院造りが普及するようになって、
お正月に年神様に備える目的で、
現在のような「鏡餅」が定着したといわれています
「鏡餅」についても、後日詳しくお話ししたいと思いますが、
「鏡餅」といわれる理由は、昔の「鏡」が円形だったためで、
人の魂(心臓)を模したことから「丸餅」になった等、諸説いろいろあるそうです
また、大小2つ重ねるのは、月(陰)と日(陽)を表していて、
福徳が重なって縁起がいい、めでたく年を重ねるという意味があるそうですよ
飾り方は、奉書紙か半紙を敷いた三宝(さんぽう)という食物を供える四角の台に、
「裏白(うらじろ)」と子孫繁栄を祈る意味を持つ「ゆずり葉」を敷き、
「昆布」を置き「餅」を重ね「橙」を載せるのが一般的なんだそうです
「鏡餅」は1月11日の『鏡開き』まで飾ります
こちらも又、その頃にぃ~~
まだまだ続くお正月の行事あれこれ
次回は「初日の出」、「若水」等々・・・
ご期待下さいませぇ~~
お正月あれこれ♪
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
2015年、『元日』、未(ひつじ)年
皆様、素晴らしい新年を迎えていらっしゃることと思います
これより数回にわたりまして、
新しい一年の始まりお正月についてお話したいと思います
お正月というのは本来は、一年の最初の月のこと
年神様(としがみさま、歳神とも)をお迎えする行事のことで、
1月の別名でもありますね
現在は、年頭の祝いをする『三が日(元旦から3日まで)』や
『松の内(元旦から7日または15日まで)』をさすのが一般的です
「正」には“年の始め”という意味がありますよ
『元旦』から、『松の内』、さらに1月15日(地方によっては20日)の『小正月』まで、
さまざまなお正月の行事が行われますねぇ
1月を【睦月】と呼ぶのも、お正月に一家揃って睦みあう様子を表したものなんですよ
多くの方がお正月を家族で過ごして、「おせち料理」を食べたり、
「お年玉」のやりとりをされたりしますが、
この一つ一つのものごとにも大切な意味が込められているんですよぉ
昔から、『元旦』には年神様という新年の神様が、
1年の幸福をもたらすために各家庭にやってくるとされています
年神様は祖霊神であって、田の神、山の神でもあるため、
“子孫繁栄”や“五穀豊穣”に深く関わり、人々に健康や幸福を授けるとされて、
「正月様」、「歳徳神(としとくじん)」とも呼ばれています
その年神様を迎え入れてお祝いして、
たくさんの幸せを授けてもらうために、
様々なお正月行事や風習が生まれたということですね
新しい年を“迎える”と表現したり、“一年の計は元旦にあり”といったりするのも、
年神様を『元旦』にお迎えするからなんですねぇ
おなじみの“明けましておめでとうございます”という挨拶には、
無事に年を越し、年神様をお迎えできた慶びと
感謝の気持ちが込められているんですよ
因みに、『元日(がんじつ)』というのは、1月1日を・・・
『元旦(がんたん)』というのは、1月1日の朝のことを指すんですって
年神様が降臨するのは『元旦』、つまり1月1日の朝ということになりますよ
では、時代が変わっても、受け継がれているお正月行事や風習について
お話ししたいと思います
お正月は家に年神様をお迎えする行事ですから、
年末に「煤払い(すすはらい)」をしたり、
お正月に「門松」や「しめ飾り」を飾るのは、
いずれも年神様を迎えるための準備ということですね
「正月事始め」
以前お話ししましたが、12月13日は「正月事始め」といって、
「煤払い」、「松迎え」などのお正月の準備にとりかかる日とされていますね
もともと12月中旬ぐらいから正月準備を始めていましたが、
12月13日は婚礼以外は万事に大吉とされる『鬼宿日』にあたることから、
年神様を迎える準備を始めるのにふさわしい日とされて、
「正月事始め」として定着していきました
(12月8日の事始めからお正月の準備をするところもありますよ)
「煤払い」
お正月を迎えるにあたって、家の内外の煤(すす)や塵(ちり)を払い、
清掃する行事「煤掃き」ともいいます
平安時代にすでに行われていたといわれていて、
12月13日に行うようになったのは江戸時代からなのだそうです
この「煤払い」は単なる年末の「大掃除」とは違って、
年神様を迎える準備のための信仰的な行事でした
お正月を迎える物忌みの始まるのが13日で、
そのための清掃だったのですねぇ
1年間にたまった埃を払い、隅から隅まできれいにし清めると、
年神様がたくさんのご利益を授けてくださるといわれていました
年神様を迎えるための大切な行事、「煤払い」、「大掃除」ですが、
因みに『元日』に掃除をすると、福を掃き出してしまうと言われているんですよ
「松迎え」
本来は、「門松」にする“松”や「おせち料理」を調理するための薪などを、
12月13日に採りに行っていたそうで、これを「松迎え」といいますよ
「門松」
「門松」は年神様が迷わずやってくるための目印です
年神様がいらっしゃる印として、玄関前に飾ります
「常緑の“松”は神様が宿る木」であって、
神様をお待ちするのにふさわしいと考えられ、“松”が使われるようになりました
“雄松”と“雌松”を左右一対に並べ、玄関に向かって左の「門松」を“雄松”、
右の方を“雌松”と呼びますよ
真っ直ぐに節を伸ばす“竹”と、
新春一番に香り高く咲く“梅”が縁起物として添えられるようになり、
現在に至っています
「門松」は門の前に飾るものですが、
昔は庭に“松”などの常緑樹を一本立てて、年神様の依代にしていたといわれています
玄関前や門前に対で立てるようになったのは、江戸時代頃からなんですって
「門松」を飾っておく期間=年神様がいらっしゃる期間となるので、
これを『松の内(一般的には1月7日まで)』といって、
年始の挨拶や「年賀状」のやりとり、「初詣」をするのも
『松の内』とされているんですよぉ
又、「門松」を29日に立てるのを「苦立て」、
31日に立てるのを「一夜飾り」といって、避ける風習があります
年神様をお迎えする準備を前日に慌ただしく行うことは失礼にあたるからですねぇ
また、葬儀の飾りが一夜限りであることから、
縁起がよくないという説もあるんだそうですよ
12月13日に「松迎え」で採りに行ってった“松”を使うので
通常「門松」は、12月13~28日か30日に飾るのが良いそうです
これはお正月飾りの「しめ縄」も同じなんですよ
「しめ縄、注連縄」
年神様は、お正月の間、それぞれの家に滞在されます
神社と同じように、玄関に「注連縄(しめなわ)」を飾るのは、
そこが、神様がいらっしゃるのに相応しい神聖な場所であるということ
「門松」に通じる所がありますね
日本では、古くから季節の節目に先祖を奉り、
“五穀豊穣”を祈る習慣がありました
特に、新しい年を迎えるために盛大に行われてきたお正月行事
まだまだ続くお正月行事あれこれ・・・
ご期待下さいませぇ
2015・謹賀新年
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
謹んで新年のお慶びを申し上げます
今年2015年が皆様にとりまして、実りの多い年であります様に・・
人生の扉を又一つ開く、新しい年になります様に・・
美しく楽しい日々が始まります様に・・
新しい場所、新しい出会い、新しい発見が沢山あります様に・・・
新年の御挨拶と共に、皆様の新しい年を心よりお慶び申し上げます
そして、わたくし事ではありますが、
Cobaの輝く花便り、
2014年5月のスタートより7ヶ月、
お陰をもちまして、無事続けさせて頂けております
ご訪問して下さっている方々、“☆”して下さっている方々、
“コメント”して下さっている方々、読者登録して下さっている方々に、
感謝の気持ちでいっぱいです
皆様は勿論のこと、今年も周りの色々な方々に支えて頂きながら、
迎えられる日々に感謝しながら、一日一日を大切に
どんなことにも刺激を頂いて、『スポンジ』の様に吸収しながら
初心と感謝の気持ちを忘れずに
今年も前を向いて進んで行けたらなぁと、思っております
どうか暖かく見守って頂けましたら幸いでありす
皆様本年も、どうぞ宜しくお願い致しまぁ~~す