Cobaの輝く花便り

~京都の四季と花暦~

お正月の「縁起物」

南天本日も、ご訪問ありがとうございます南天

 

 京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪

 

 

新しい年を迎えるのに欠かせない「正月飾り」かどまつ

 

その中でも、カッコ正月花(お正月向けに生けられる花や植物)カッコは、


お正月らしく家の中を飾ったり、


お年始の挨拶に来られたゲストをおもてなししたり、

 

お年賀として贈ったり・・・クインローズ

 

“新しい年も、幸せがたくさんありますようにハート


お正月に欠かせないカッコ正月花カッコには、そんな気持ちが込められていますきゃっ


そんなカッコ正月花カッコには、『縁起物』を選んでみたいものですね♪


本日は、お正月によく使われる代表的な『縁起物』を、

 

ご紹介したいと思いますお正月


 


「」


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お正月は『年神様』を家に迎えての新しい年の始まり、


新しい生命をもらう儀式の日ですNEW


正月は別名に【松の節句】があります、ここからも良く分かりますね松


神様が来る目印になる為に、高く大きく目立つものが考えられましたBIG


そこで、神様がよる“依代(よりしろ)”として「門松」を建てたといいます門松・左


「門松」の始まりは、神様が降臨する“依代”として、


庭に1本の大きな「」の木を立てたことによります松


日本の伝説や昔話の中にも度々、神様が降り立つ場所として「」が登場しますね神


また、「」は常緑樹で、一年中葉を落とさず青々としているので、


“永遠の命”を象徴し、縁起の良いものとして考えられています上向き


また、樹木の中でも樹齢が数千年のものもあって、


“長寿”、“不老”といったお目出度いものとされています二重丸


「」は「若松」がカッコ正月花カッコとして一般的で、


他にも「根引き松」や「大王松」なども使われますよぉ松




「」

 

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寒い冬にも葉を落とさず青々としているうえ、


曲がらず真っ直ぐな性質、真っ直ぐに伸びる沌枠な姿と


等間隔に秩序正しい節目が“節操”を象徴しています竹


そして嵐や強風の中でも折れない、


しなやかな佇まいが縁起の良いものとされています竹


また「」は成長が早いので“生命力”を意味しますアップ


ただ「」を挿して飾るだけではなく、生花の器にしたり、


「ラッキーバンブー」とも呼ばれる「万年竹」を使ったりする場合もありますよ竹




「」

 

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「」は様々な花に先駆けて早く咲き、


実を宿すので“出世”、“開運”を意味します梅


そして厳しい寒さの中で芳香を漂わせ、


清らかな花を咲かせるところから縁起の良いものとされています梅


「」「」「」は“歳寒三友”、“厳寒三友”と称して、


『縁起物』として尊ばれていますよ梅


お正月にはお目出度い「紅梅」と「白梅」を飾りましょうume.




「」

 

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「」は秋の花ですが、現在では年中手に入るので、


よくお正月にも利用されていますね菊


「」は晩秋の寒さの中で鮮やかに咲く姿が“生命力”の強さを思わせますきゃっ


また中国の伝説や「重陽節句」では、「」の成分が体に良く、


長生きできると信じられています菊


この事から、“高貴”なものとして、また“不老長寿”の花とされていますひらめき電球


“延命長寿”や“厄除け”の意味ももっていますアップ


お供え用(仏花)に見えてしまう「輪菊」と「小菊」は避けて、


可愛らしく見栄えのする菊を選ぶとよいですねぇ菊




「」

 

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中国の水墨画の世界で、その高潔な姿から君子に例えられ、


四君子】と呼ばれる「」「」「」「」(「松」ではなく「」の場合も)は、


日本でもお目出度い柄として知られていますキラキラ

 

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ほのかな香りと花に気品があることから


カッコ正月花カッコには欠かせない花材とされていますね胡蝶蘭




「葉牡丹」

 

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「葉牡丹」は「牡丹」の代わりに使われてきたとされています牡丹

 

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「牡丹」は別名「富貴花」といって“花の王様”、“百花の王”とも呼ばれ、


貴重でお目出度い花です牡丹


「葉牡丹」は「牡丹」とよく似ていることから、


江戸時代には「正月飾り」として親しまれていたという記録があります門松・左


重なり合った葉が「牡丹」の花のように美しい事から、


「牡丹」の代用品として広く広まったとされていますきゃっ

 

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「葉牡丹」は紅と白の2種類ありますね丸


お正月には縁起の良い紅白の色合いで飾ってみるのが良いですねぇ♪




「千両」「万両」


寒い季節に赤い実を豊かにつける貴重なものであることから、


花や葉、実の少ない時期のその価値は


「千両」「万両」のお金に値するという意味から名づけられたとされています上 アップ うれしい


このお目出度い名前で、お正月の花に欠かせない花となっていますねはなまる


お金の意味の名前がついていることから、


“商売繁盛”、“金運向上”などの『縁起物』となっていますうえ

 

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「千両」「万両」は全く違う種類の植物で、


「千両」は葉の上の方に実をつけますポイント


その為、実を鳥に食べられやすいのです鳥

 

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「万両」は葉の陰に実をつけるので見つけにくく、食べられにくいのですグット


その為、実が多く残っているから「万両」となったという説がありますよポイント

 

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今季「千両」は、橙色のものもよく見かけて、


これもまた可愛らしいですねぇぐっと




「南天」

 

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「南天」は“難を転じて福となす”というのに通じて、


古くから“悪魔降伏の木”、“不浄汚れを払う”とされてきました南天


昔は住宅のほとんどの庭には、必ず「南天」が植えられてきました要


ブドウの房状の赤い実が美しく、枝の先から生える細長い葉も美しいですねきゃっ




「万年青」

 

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「万年青(おもと)」はその名の通り、


年中美しい緑の葉と冬に美しい赤い実がつきますsei


新しい葉は古葉と向かい合わせに伸び、


新しい葉が成長すると古い葉が朽ちてなくなります↑


年中美しい緑の葉の姿から、“永遠の繁栄”、


またその葉同士の間に実を持ち、代々が一株であることから“子孫繁栄”、


“不老長寿”などの意味からもお正月に喜ばれますはな




「椿」

 

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「椿」は花首からぽとっと落ちますので、


武家社会では“首が落ちる”と避けられていたようで、


その名残であまり良いイメージを持たない人も多いかと思いますあせる


しかし近年では真冬の寒い中美しい花を咲かせる「椿」の美しさから


お正月のお花に用いられます椿


また白の「椿」は純白、“新しい始まり”をイメージするものとして扱われますよ椿




「薔薇」

 

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中国名では「長春(長春花)」といって、


“春が長く続く”とか“春が長きに渡り続く”という意味がありますバラ


そこから、“四季を通じて花がある”という意味もあって、


お目出度い花とされますバラ~


紅白の色合いで使ったり、洋室に飾るカッコ正月花カッコにはとてもよく合いますねきゃっ



「枝垂柳」


お正月には金銀に化粧された「柳」や「結び柳」として飾られますきゃっ

 

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「柳」は中国の古俗にならったもので、


遠方へ旅立つ人が無事に目的地につけるように、


柳の枝を手折って環をつくり、それを餞としたことに由来します電球

 

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新年に飾ることで、新しい年が無事に過ごせるように願って飾ります上向き




「」

 

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「橙(だいだい)」は冬を越して翌年になっても実が落ちないため、


“だいだい”が“代々”を連想させて、お正月の「しめ飾り」に用いられますねしめかざり


“代々”から“子孫繁栄”という願いが込められていますミカン


「」は実が熟すと青から、冬に橙色に変わりますが、


木から落ちずに大きく実り、まま次の年の夏まで残るものがあります残念


そうすると橙色からまた緑になるんだそう・・・驚き顔


そこから、「回青橙」 という別名もあるといいますひらめき電球




「裏白(うらじろ)」

 

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葉の裏面が白い事からウラジロといいますポイント。


「裏白」の葉はお正月の「しめ飾り」やお餅の「」の下に使います鏡餅


裏が白いことから、“後ろ暗い事のないように”ということで、


飾る場合は裏の白い面を表にしますポイント


また、裏が白いということから、“共に白髪が生えるまで・・”という説もありますよきゃっ


また葉の形が漢字の八に見えて、


末広がりで縁起が良いいとされていますぐっと


「裏白」もまた、古い葉が枯れても必ず次の新しい葉が生えてきて、


枯れてなくなることがないことから、


“常に栄える”、“子孫繁栄”などの意味とされるんですよはなまる




「譲葉」

 

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5月5日の【端午の節句】の「柏」と同様に、


新しい葉が成長した後に古い葉が落ちるため、


“子孫繁栄”と言われていますアップ


古い葉の親の代から新しい葉の子の代へ・・・、


また、子の代から孫の代へ・・・・と


順々に世代交代し続いていくという願いを結びつけて用いられていますよきゃっ




「水仙」

 

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厳しい寒さの中にも咲き、


美しい花と大変良い香りがあることからお正月の花によく使われますnarcissus.


雪の中でも咲き、いち早く春の訪れる様に咲くので「雪中花」という別名があります水仙


「水仙」は中国の漢文に出てくるものから付けられたようで、


美しい花の姿と強い芳香のある姿が、


まるで“仙人”のようなところから命名されましたきゃっ



「福寿草」

 

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早春の花「フクジュソウ」は、漢字で「福寿草」と書き、


その漢字の意味からも大変お目出度いお正月の花として使われます電球


「福寿草」は「元日草」、「朔日草(ついたちそう)」の別名もあって、


新年を祝う花のにふさわしいお花ですお正月




如何でしょうかはてなマークお正月によく使われる『縁起物』寿


代表的なものをご紹介してみましたが、まだまだ沢山ありますよ上向き


“新しい年も、幸せがたくさんありますようにハート

 


そんな願いを込めながら、お好きなカッコ正月花カッコを飾って、


お正月を素敵に演出されてみては如何でしょうかぁ♪



神社の「縁起物」

羽子板本日も、ご訪問ありがとうございます羽子板

 

  京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪

 

 

「お正月」の行事や風習あれこれ初日の出


本日は引き続き、かっこ㊤初詣かっこ㊦、神社の「縁起物」について、

 

お話ししたいと思います富士山


 

 

「お正月」のお出かけといえば、かっこ㊤初詣かっこ㊦ですねぇkadomatu

年の初めに神社仏閣にお参りして、1年の無事息災を祈ることですねぇ破魔矢


皆様かっこ㊤初詣かっこ㊦には、もうお出かけになられましたかぁはてなマーク


元々かっこ㊤初詣かっこ㊦は地域の「氏神様」を祀っている神社や、

 

菩提寺に新年の挨拶をするものでしたが、

 

やがてその年の「恵方」にあたる神社に出掛ける「恵方参り」になったそうですポイント。

 

そして現在は、「恵方参り」に限定せず、

 

各地の神社にお参りするのが一般的になっていますねぇ絵馬


 

かっこ㊤初詣かっこ㊦とは、その名の通り、新年になって初めて寺社にお参りすることひらめき電球


昔は『元旦』に参拝するものでしたが、


現在は、年神様がいらっしゃる期間である『松の内』行くのが目安のようですよポイント


遅くとも『小正月』を目安にすると良いでしょうねぇ歩く


かつては【年籠り】として、『大晦日』から『元旦』にかけて徹夜で寺社にこもる風習があり、


やがてこれが『大晦日』の夜の【除夜詣】と、『元旦』の【元旦詣】に分かれて、


現在は『元旦』の祝い膳(おせち料理)をいただいてからかっこ㊤初詣かっこ㊦に出掛けるようになってきたようです♪



【 初詣 】 新年になって初めてお参りすること。

【 除夜詣 】 大晦日(12月31日)の夜にお参りすること。

【 元旦詣 】 元日(1月1日)の朝、または元日にお参りすること。

【 二年参り 】 31日~1日にまたがってお参りすること。

年越しに1度だけ参拝する場合と、31日の夜と1日の2度参拝する場合がある



本来は1月15日の『小正月』までが『松の内』でしたが、


現代では1月7日までというのが一般的ですねポイント


これは地域によって違いもあって、


京都や大阪などの関西地方では、今でも15日までが『松の内』なんですよぉ門松



かっこ㊤初詣かっこ㊦は家族で行くという方が一番多く、


大切な家族行事のひとつになっていますねぇ梅

年が明けて初めて外出することは「初門出」といって、


とても目出度いこととされています上 アップ うれしい


「初門出」かっこ㊤初詣かっこ㊦という方も多いと思いますし、更に目出度いということになりますねぇはなまる


新しい年にたくさんのご利益がありますよう、


もしかっこ㊤初詣かっこ㊦がまだという皆様、


是非お近くの神社へお出掛けになってみては如何でしょうかぁGO



 

 

 

 

参拝の後は、「縁起物」を買い求めるのも楽しみの1つですねぇ破魔矢


破魔矢(はまや)」

 

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家内安全、無病息災のお守りですUP


破魔矢」を買ったら、神棚または家の東南方向の高い位置に飾りますひらめき電球


東南は、朝日が当たる場所で吉の方角なんですよぉ太陽


去年の「破魔矢」は、去年のケガレがついているので、年ごとに新しくしましょうNEW


「絵馬」

 

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「絵馬」に願い事を書いて神社や寺に納めます絵馬


“馬”は、神様が乗って降臨してくる神秘的な動物として大切にされていて


“馬”を奉納する代わりに絵を描いたことに始まるんだそうですよ駈歩



「おみくじ」

1年の吉凶を占えますM*新年


神社によって内容は色々のようですが、


7段階から12段階ぐらいに分けられているところが多いようですよポイント。


因みに運勢のよい順はといいますと・・・びっくりマーク(東方)


・7段階の場合

大吉 >中吉 >小吉 >吉 >末吉 >凶 >大凶

・12段階の場合

大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶


ここで、「凶」や「大凶」を引いてしまって、


“今年初っ端からやっちゃったぁ~~叫び”なんて、


大ショックを受けていらっしゃる方、焦るのはまだ早いポイント。



陰陽道」的な考え方では、“陽極まれば陰生ず、陰極まれば陽生ず”


という言葉が表すように、


「大吉」や「大凶」など、対局にあるものは


その逆方向に転じ易いといわれているそうなのです重要


ですから、“「吉」であっても気をつけよポイント”、


“「凶」であっても用心して誠実に事にあたれば、


必ず御加護がある”と考えてみましょう上向き


そして「おみくじ」には、様々なことが記されていますねおみくじ


そこに書いてある内容に目を向けることが大切ですひらめき電球


隅々までよく読んで、今年1年の参考にしてみましょうきゃっ



社寺によって色々な見解があるようですが、


「おみくじ」は神仏様からの有難いメッセージということになりますアップ


吉凶にかかわらず、教訓を戒めるつもりで財布等に入れて持ち歩くと良いと言われていますが、


自分にとって都合の悪い「おみくじ」はその場で縄や木に結びつけ、


さらなるご加護をお願いしても良いようです結んだおみくじ


“「凶」の「おみくじ」を利き腕と反対の手で結べば、


困難な行いを達成することによって「凶」が「吉」に転じる”という説もあるそうですUP


また、神仏様からの有難いメッセージである「おみくじ」は、


むやみに捨てることは出来ませんきゃー


神様や仏様と縁を「結ぶ」ため、持ち帰った「おみくじ」も


時が経ったら境内に結ぶと良いんだそうですよぉぐっと


(必ずしも、「おみくじ」を引いた寺社でなくても構わないそうホッ)

「おみくじ」を木々の枝に結ぶのは、


“木々の漲る生命力にあやかって、願い事がしっかり結ばれます様に・・・”願い


という祈りが込められているんだそうですよぉ上 アップ うれしい



Cobaの今年のかっこ㊤初詣かっこ㊦は、京都市東山区カッコ粟田神社カッコ歩く


カッコ粟田神社カッコスサノオノミコト・オオナムチノミコトを主祭神として祀った、


厄除け・病除けの神、旅立ちの守護・旅行安全の神として知られる神社です神


カッコ粟田神社カッコかっこ㊤初詣かっこ㊦の様子も、


おって御報告致しますねぇ~~神社ご期待下さいませぇ~~音符

お正月あれこれ③♪

初日の出本日も、ご訪問ありがとうございます初日の出

 

 京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪

 

 

寒い雪のお正月、皆様如何お過ごしでしょうかはてなマーク

 



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こちらは昨夜の様子です雪。

 

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昨夜も深々と降りまして、本日の京都も雪景色ですかまくら

 

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かっこ年神様かっこをお迎え入れしてお祝いをして、


たくさんの幸せを授けてもらうために、


盛大に行われてきた「お正月」の行事や風習初日の出


本日も引き続き、「お正月」行事あれこれ門松について、

 

お話ししたいと思います富士山




「初日の出」




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その年の最初に昇って来る太陽を拝み、1年の幸運を祈ります初日の出


これは「初日の出」と共にかっこ年神様かっこが現れるといわれていたからです朝日


特に、高い山頂で迎える日の出を「ご来光(ごらいこう)」といって、


ありがたいものとされていますねぇ感謝


山頂近くの雲に映った自分の影が、光の輪を背にした仏像のように見えたためなんだとかキラキラ


「ご来迎(らいこう)」との語呂合わせもあるようですよポイント


それ以前の『元旦』には、かっこ年神様かっこを迎えるために家族で過ごし、


四方拝」といって東西南北を拝んでいたといいます神


『元旦』というのは、“元日の朝”という意味でしたねぇポイント



「初明り」


『元日』の明け方、東の空にさす、柔らかい光をこう呼びます上向き


それぞれの場所でそれぞれの空を見上げる人の心も、


ふわっと明るくなりそうですねぇ寿




若水(わかみず)」


『元日』の早朝にその年初めて汲み、神棚のかっこ年神様かっこに供え、


その後「お雑煮」を煮たり、「福茶」をたてるのに用いる水を「若水」といいますひらめき電球


この水は、一年の邪気を払ってくれる縁起のよい水とされているんですよきゃっ



平安時代の宮中では『立春』の行事でしたが、


後に『元旦』の行事になり、一般に浸透したそうですポイント。


年頭最初の大事な行事で、「若水」を汲むのは「年男」の役目とされて、


若水迎え」といいました重要


(「年男」というのは、「お正月」の行事を取り仕切る人のことで、


昔は家長がこれを務め、 暮れの「大掃除」、


「お正月」の飾りつけ、かっこ年神様かっこへの供え物、


おせち料理」作り、「若水迎え」など、「お正月」全般を取り仕切っていましたかどまつ。)

 

若水」は『元日』の早朝 、なるべく遠くへくみに出かけ、


途中で人にあっても口を聞いてはいけないとされていたんだそうですよポイント


水を汲む時は“黄金の水を汲みます”と唱えますキラキラ


現在では井戸から飲料水を汲むことはほとんどなくなりましたが、


『元日』の夜明けに名水を汲みに行かれる方も多くいらっしゃるようですねぇ初日の出


若水」は「一番水」、「福水」とも呼ばれます羽子板



「福茶」



若水」を沸かして入れたお茶のことで、これも邪気を払うとされています日本茶

煎茶の中に梅干や結び昆布が入っていますポイント。


空也上人」ゆかりの【六波羅蜜寺(京都市東山区)】では、


「お正月」の『三ヶ日』、「大福茶」がふるまわれて、

 

飲めば一年の悪疫から逃れられるといって、大勢の参詣者で賑わいますきゃっ

六波羅蜜寺】につきましては、機会がありましたらご紹介したいと思います上向き

 

 

 

「初詣」

 

神「お正月」のお出かけといえば、「初詣」ですねぇkadomatu

年の初めに神社仏閣にお参りして、1年の無事息災を祈ることですねぇ破魔矢


因みに『大晦日』の「除夜の鐘」を聞きながら家を出て、


『元旦』にお参りすることを「二年参り」といいますよ初日の出

 

昔は、一家の家長が『大晦日』の夜から神社に出掛けて、


寝ないで新年を迎える習わしがあったそうですひらめき電球


元々は地域の「氏神様」を祀っている神社や、


菩提寺に新年の挨拶をするものでしたが、


やがてその年の「恵方」にあたる神社に出掛ける「恵方参り」になったそうですポイント。


現在は「恵方参り」に限定せず、


各地の神社にお参りするのが一般的になっていますね絵馬


「初詣」は早いほうが良いとされているので、


『三ケ日』を過ぎたら『松の内』に、遅くとも『小正月』を目安にすると良いでしょうねぇ歩く

 


因みに「恵方」というのは、その年のかっこ年神様かっこのいる方角神

2015年は西微南(西南西のやや西寄り)になりますよポイント



次回は「初詣」、神社の縁起物などについて、


お話したいと思います♪


引き続き、「お正月」行事あれこれ門松、ご期待下さいませぇ~~キラキラ

☆雪のお正月☆

雪の結晶本日も、ご訪問ありがとうございます雪の結晶

 

京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪

昨日の午後から降り始めた雪で、


辺り一面銀世界雪1


今年は銀色のお正月になりました雪結晶

 
 
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こちらは昨日のお昼過ぎ、向うの方に見えるのは七条大橋です橋

 

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この後初詣を予定していましたが、この勢いよく降る雪に負けて、

 

このまま大人しく帰宅することを決断雪。

 

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いつもの散歩道も、うっすら雪化粧雪げしき


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いつもと違った美しい雪景色に心を弾ませながらも、


もしこのまま降り続いたとしたら・・・汗

 

一抹の不安を覚えながら迎えた夜・・雪

 

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名神は通行止め、国道1号線は大渋滞雪


車でお出かけされていた方々は、大変な思いで帰宅されたようです渋滞

 

明けて、今朝の光景にビックリ!!


京都は60年ぶりに積雪が20センチを超える大雪となりました雪


はたして、本日の予定を無事こなすことは出来るのでしょうかぁ↓




かっこ御降(おさがり)かっこ


元旦から3日の間に降る雨や雪のことひらめき電球


この日に、雨や雪が降ると、豊作の吉兆として喜ばれていました上向き


特別な恵みだといいますはなまる


かっこ雪明かりかっこ


積もった雪が乱反射し、夜でも周囲がほんのりと明るく見える状態ですキラキラ


因みに春、満開の桜がほのかに照らす夜の様子は、「花明り」さくら

お正月あれこれ②♪

kagamimochi☆☆本日も、ご訪問ありがとうございますkagamimochi☆☆

 

 京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪

 

 

かっこ年神様かっこをお迎え入れしてお祝いをして、


たくさんの幸せを授けてもらうために、


盛大に行われてきた「お正月」の行事や風習初日の出


本日も、「お正月」行事あれこれ門松について、お話ししたいと思います富士山

 

 

「しめ縄(注連縄)、しめ飾り」

 

 

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「しめ縄」は「門松」と同様、「お正月」かっこ年神様かっこを迎える準備として


玄関口や家の神棚、床の間などに張ったり、飾ったりしますお飾り


元々は、神社に「しめ縄」を張るのと同じく、


自分の家がかっこ年神様かっこを迎えるのに相応しい神聖な場所であることを示すために、


家の中に「しめ縄」を張ったのが始まりだといわれていますキラキラ

 
今日では、縁起のよい飾り物をたくさんつけた「しめ飾り」や

「輪飾り」などがよく使われていますねぇ上向き

後日詳しくお話ししたいと思いますが、

「しめ飾り」は、「しめ縄」に裏白(うらじろ)、


ゆずり葉、橙(だいだい)などをあしらって作りますきゃっ


常緑の葉である裏白は「長寿」、「清廉潔白」を、


ユズリハは新芽が出てから古い葉が落ちることから、


「家系を絶やさない、子孫繁栄」という願いが込められているそうです幸


橙は「家が代々(だいだい)栄える」として「家運隆盛」など、


縁起物として使われていますよUP


 

また「しめ縄」は、“『天照大神』が岩戸に二度と隠れないよう縄を張った”


という日本神話に由来して、


縄で結界をつくることで神のしめる場所を表しているといいますアップ


さらに、そこに不浄なものが入らないよう魔除けの役割もあるんだそうポイント。


このように、もともとは神社と同じように、


「しめ縄」を張り巡らしましたが、次第に簡略化され、


門や玄関などにしつらえるようになりましたお飾り


「お正月」の間、それぞれの家に滞在されるかっこ年神様かっこお正月


そこが、神様がいらっしゃるのに相応しい神聖な場所であるということ、


神様を迎える清浄な場所であることを示す飾りで、


周囲の汚れを絶つ印ということ新年


いわば、ここからは神様の領域という標識のようなものなんですねぇきゃっ


「しめ縄」、「しめ飾り」は『松の内』が終わったら外して、

小正月』の「左義長どんど焼き)」で燃やします炎

小正月』と「左義長どんど焼き)」のお話は、またその頃にぃ♪




鏡餅




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昔も今もお祝いごとやお祭りなどの時によく登場する「お餅」鏡餅


「お餅」は稲の霊が宿るハレの日の食べもので、


食べると生命力が与えられると考えられ、


神様に捧げる神聖なものだったのだそうです鏡餅


「お正月」には「鏡餅」を飾り、「雑煮」をいただきますお雑煮


実は、「鏡餅」を知ることで「お正月」の本当の意味がわかってくるんですよぉsao☆



「お正月」に大小の丸い餅を重ねて、


かっこ年神様かっこへのお供えとして神前や床の間に飾りますね鏡餅

 

「お正月」に「お餅」を食べる習わしは、


中国で『元旦』に固い飴を食べる習慣にあやかって、


宮中で「歯固め」の儀式として始まったんだそうです新年


元々「お餅」は、神様に捧げる神聖な食べ物として用いられていましたが、


室町時代になり、床の間のある書院造りが普及するようになって、


「お正月」かっこ年神様かっこに備える目的で、


現在のような「鏡餅」が定着したといわれています鏡餅


鏡餅」についても、後日詳しくお話ししたいと思いますが、


鏡餅」といわれる理由は、昔の「鏡」が円形だったためで、


人の魂(心臓)を模したことから「丸餅」になった等、諸説いろいろあるそうですひらめき電球


また、大小2つ重ねるのは、月(陰)と日(陽)を表していて、


福徳が重なって縁起がいい、めでたく年を重ねるという意味があるそうですよ鏡餅


飾り方は、奉書紙か半紙を敷いた三宝(さんぽう)という食物を供える四角の台に、


「裏白(うらじろ)」と子孫繁栄を祈る意味を持つ「ゆずり葉」を敷き、


「昆布」を置き「餅」を重ね「橙」を載せるのが一般的なんだそうです鏡餅


鏡餅」は1月11日の『鏡開き』まで飾りますポイント


こちらも又、その頃にぃ~~♪




まだまだ続く「お正月」の行事あれこれ寿

 

次回は「初日の出」、「若水」等々・・・初日の出

 

ご期待下さいませぇ~~寿


お正月あれこれ♪

門松本日も、ご訪問ありがとうございます門松

 

京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪

 

 

2015年、『元日』、かっこ㊤未(ひつじ)年かっこ㊦ヒツジ(横)

 

皆様、素晴らしい新年を迎えていらっしゃることと思います迎春


これより数回にわたりまして、


新しい一年の始まり「お正月富士山初日の出」についてお話したいと思います♪

 

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「お正月」というのは本来は、一年の最初の月のことスタート


かっこ年神様(としがみさま、歳神とも)かっこをお迎えする行事のことで、


1月の別名でもありますね1月

現在は、年頭の祝いをする『三が日(元旦から3日まで)』や


松の内(元旦から7日または15日まで)』をさすのが一般的です竹。。


「正」には“年の始め”という意味がありますよひらめき電球


『元旦』から、『松の内』、さらに1月15日(地方によっては20日)の『小正月』まで、


さまざまな「お正月」の行事が行われますねぇ羽子板


1月を【睦月】と呼ぶのも、「お正月」に一家揃って睦みあう様子を表したものなんですよkagamimochi☆☆


多くの方が「お正月」を家族で過ごして、「おせち料理」を食べたり、


「お年玉」のやりとりをされたりしますが、


この一つ一つのものごとにも大切な意味が込められているんですよぉお正月



 

昔から、『元旦』にはかっこ年神様かっこという新年の神様が、


1年の幸福をもたらすために各家庭にやってくるとされています上向き


かっこ年神様かっこは祖霊神であって、田の神、山の神でもあるため、


“子孫繁栄”や“五穀豊穣”に深く関わり、人々に健康や幸福を授けるとされて、


正月様」、「歳徳神(としとくじん)」とも呼ばれています幸

そのかっこ年神様かっこを迎え入れてお祝いして、


たくさんの幸せを授けてもらうために、


様々な「お正月」行事や風習が生まれたということですねグット

新しい年を“迎える”と表現したり、“一年の計は元旦にあり”といったりするのも、


かっこ年神様かっこを『元旦』にお迎えするからなんですねぇきゃっ


おなじみの“明けましておめでとうございます”という挨拶には、


無事に年を越し、かっこ年神様かっこをお迎えできた慶びと


感謝の気持ちが込められているんですよ門松・左


因みに、『元日(がんじつ)』というのは、1月1日を・・・ポイント。


『元旦(がんたん)』というのは、1月1日の朝のことを指すんですってポイント


かっこ年神様かっこが降臨するのは『元旦』、つまり1月1日の朝ということになりますよ富士山




では、時代が変わっても、受け継がれている「お正月」行事や風習について


お話ししたいと思います門松・右


「お正月」は家にかっこ年神様かっこをお迎えする行事ですから、


年末に「煤払い(すすはらい)」をしたり、


「お正月」に「門松」や「しめ飾り」を飾るのは、


いずれもかっこ年神様かっこを迎えるための準備ということですねお飾り



正月事始め


以前お話ししましたが、12月13日は「正月事始め」といって、


「煤払い」、「松迎え」などの「お正月」の準備にとりかかる日とされていますねひらめき電球


もともと12月中旬ぐらいから正月準備を始めていましたが、


12月13日は婚礼以外は万事に大吉とされる『鬼宿日』にあたることから、


かっこ年神様かっこを迎える準備を始めるのにふさわしい日とされて、


正月事始め」として定着していきました梅

(12月8日の事始めから「お正月」の準備をするところもありますよ)



「煤払い」


「お正月」を迎えるにあたって、家の内外の煤(すす)や塵(ちり)を払い、


清掃する行事ホウキ「煤掃き」ともいいますポイント。

 

平安時代にすでに行われていたといわれていて、


12月13日に行うようになったのは江戸時代からなのだそうですきゃっ


この「煤払い」は単なる年末の「大掃除」とは違って、


かっこ年神様かっこを迎える準備のための信仰的な行事でした重要


「お正月」を迎える物忌みの始まるのが13日で、


そのための清掃だったのですねぇホウキ


1年間にたまった埃を払い、隅から隅まできれいにし清めると、


かっこ年神様かっこがたくさんのご利益を授けてくださるといわれていましたアップ


かっこ年神様かっこを迎えるための大切な行事、「煤払い」、「大掃除」ですが、


因みに『元日』に掃除をすると、福を掃き出してしまうと言われているんですよ驚き



松迎え


本来は、「門松」にする“松”や「おせち料理」を調理するための薪などを、


12月13日に採りに行っていたそうで、これを「松迎え」といいますよ松



「門松」


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「門松」はかっこ年神様かっこが迷わずやってくるための目印です門松・左


かっこ年神様かっこがいらっしゃる印として、玄関前に飾りますお正月


「常緑の“松”は神様が宿る木」であって、


神様をお待ちするのにふさわしいと考えられ、“松”が使われるようになりました正月


“雄松”と“雌松”を左右一対に並べ、玄関に向かって左の「門松」を“雄松”、


右の方を“雌松”と呼びますよポイント。


真っ直ぐに節を伸ばす“竹”と、


春一番に香り高く咲く“梅”が縁起物として添えられるようになり、


現在に至っています門松・左


「門松」は門の前に飾るものですが、


昔は庭に“松”などの常緑樹を一本立てて、かっこ年神様かっこ依代にしていたといわれています松


玄関前や門前に対で立てるようになったのは、江戸時代頃からなんですって門松


「門松」を飾っておく期間=かっこ年神様かっこがいらっしゃる期間となるので、


これを『松の内(一般的には1月7日まで)』といって、


年始の挨拶や「年賀状」のやりとり、「初詣」をするのも


松の内』とされているんですよぉ梅


又、「門松」を29日に立てるのを「苦立て」、


31日に立てるのを「一夜飾り」といって、避ける風習があります×


かっこ年神様かっこをお迎えする準備を前日に慌ただしく行うことは失礼にあたるからですねぇポイント。


また、葬儀の飾りが一夜限りであることから、


縁起がよくないという説もあるんだそうですよポイント。


12月13日に「松迎え」で採りに行ってった“松”を使うので


通常「門松」は、12月13~28日か30日に飾るのが良いそうです門松・右


これは「お正月」飾りの「しめ縄」も同じなんですよお飾り



「しめ縄、注連縄」


かっこ年神様かっこは、「お正月」の間、それぞれの家に滞在されますお正月


神社と同じように、玄関に「注連縄(しめなわ)」を飾るのは、


そこが、神様がいらっしゃるのに相応しい神聖な場所であるということひらめき電球


「門松」に通じる所がありますね門松




日本では、古くから季節の節目に先祖を奉り、


“五穀豊穣”を祈る習慣がありましたアップ


特に、新しい年を迎えるために盛大に行われてきた「お正月」行事賀正


まだまだ続く「お正月」行事あれこれ・・・富士山


ご期待下さいませぇらぶ1

2015・謹賀新年

門松・左本日も、ご訪問ありがとうございます門松・右

 

 京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪

 

 

謹んで新年のお慶びを申し上げます迎春

 

 

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今年2015年が皆様にとりまして、実りの多い年であります様に・・鏡餅


人生の扉を又一つ開く、新しい年になります様に・・富士山


美しく楽しい日々が始まります様に・・羽


新しい場所、新しい出会い、新しい発見が沢山あります様に・・・新


新年の御挨拶と共に、皆様の新しい年を心よりお慶び申し上げますNEW

 


そして、わたくし事ではありますが、

 

かっこCobaの輝く花便りかっこ


2014年5月のスタートより7ヶ月、


お陰をもちまして、無事続けさせて頂けております上 アップ うれしい


ご訪問して下さっている方々、“
☆”して下さっている方々、


“コメント”して下さっている方々、読者登録して下さっている方々に、

 

感謝の気持ちでいっぱいです感謝

 

皆様は勿論のこと、今年も周りの色々な方々に支えて頂きながら、


迎えられる日々に感謝しながら、一日一日を大切にキラキラ

 


どんなことにも刺激を頂いて上向き、『スポンジ』の様に吸収しながらUP

 

初心と感謝の気持ちを忘れずにあかはーと

 

今年も前を向いて進んで行けたらなぁGOと、思っておりますハート

 

どうか暖かく見守って頂けましたら幸いでありす幸

 

 

皆様本年も、どうぞ宜しくお願い致しまぁ~~す賀正



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