大晦日・ゆく年くる年
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
2014年12月31、大晦日
今年も後数時間となりました・・・
今年もたくさんの方々に支えていただいて、
無事に1年が過ぎようとしています
いつも見守ってくださる皆様に感謝、
たくさんの出会いに感謝、素晴らしいご縁に感謝
今年起こった全ての出来事に感謝の気持ちでいっぱいです
本当にありがとうございましたぁ
本日は1年の最後の日
大晦日(おおみそか)または、『大晦(おおつごもり)』ともいいますね
旧暦では毎月の最終日を「晦日(みそか)」といいました
「晦日」のうち、年内で最後の「晦日」、
つまり12月(または閏12月)の「晦日」を大晦日といったんですよぉ
元々“みそ”は“三十”であり、“みそか”は30日の意味だったらしいのですが
(ただし、月の大小が年によって変動するので、実際には29日のことも・・)
後に新暦の12月31日を指すようになったんだそうです
又、月末最後の日を『晦(つごもり)』ともいうので『大晦』ともいいます
『晦』とは、“月が隠れる日”、すなわち「月隠(つきごもり)」が転じたものですよ
12月31日の大晦日には1年の間に受けた罪や穢れ(けがれ)を祓うために、
「大祓い(おおはらい)」が宮中や全国の神社で執り行われますね
仏教色が強い夏の『お盆』に対して、『お正月』の行事の1つである大晦日は、
新しい年の穀物に実りをもたらし、
私達に命(年)を与えてくださる「歳神様」を祀る意味を強く感じます
昔は、1日は夜から始まり朝に続くと考えられていたため、
大晦日は既に新しい年の始まりでした
そのため、この日に“縁起物”であるお頭(かしら)付の魚を用いた、
正式な食事やお雑煮などを家族揃って食べるなどするんですよぉ
元旦には「歳神様(としがみさま)」という新年の神様が、
1年の幸福をもたらすために各家庭にやってくるので、
年末最後の大晦日は、“歳神様を寝ないで待つ日”とされていたんだそうです
この年越しの夜のことを『除夜』をとも言って、
この夜に早く寝ると白髪になる、皺(しわ)が寄るとかいった俗信があったんだそうですよ
大晦日には、様々な年越しの行事(伝統的な風習)が行われますねぇ
【年籠り(としごもり)】
「歳神様」は初日の出とともにやってくるという説もあるため、
大晦日の夜に寝ないで「年神様」を待つことを【年籠り】といいます
うっかり寝てしまうと、“シワや白髪が増える”などという恐ろしい言い伝えも
どうしても眠くなったら「寝る」ではなく「稲積む(いねつむ)」というと、
魔力から逃れられるというんだそうですよ
【年男】
その年の干支にあたる男性を【年男】と呼びますが、
もともとは「お正月」の行事を取り仕切る人のことを【年男】と呼びました
昔は家長が【年男】を務め、 暮れの大掃除、
「お正月」の飾りつけ、「歳神様」への供え物、
おせち料理を作るなど、「お正月」全般を取り仕切っていたんですって
このように、【年男】として大変忙しい役目を家長が担っていましたが、
次第に長男や奉公人など、若い人が務めるようになり、
今日では、お母さんが大活躍ですねぇ
【年越しの祓(はらえ)】
神社では、6月末日と12月末日に「大祓」の行事が行われます
6月の「大祓」を「夏越しの祓(なごしのはらえ)」、
12月の「大祓」を「年越しの祓」といいますよ
それぞれ、半年分の穢れを落とす行事で、
白紙で作った人形(ひとがた)で身体の穢れを祓い、
川や海へ流したり、かがり火を焚いたりして、健康と厄除けを祈願します
【除夜の鐘】
本来大晦日は「歳神様」を祀るための準備が行われる日でしたが、
仏教の浸透とともに、【除夜の鐘】をつく習慣も生まれました
大晦日の夜ふけに、全国のお寺で鳴らされる108つの鐘を【除夜の鐘】といいますねぇ
108とは仏教思想に基づく「百八煩悩」を意味しています
煩悩とは“心を惑わし、身を悩ませる”ものを言い、
鐘をつくことで怒りや嫉妬など、人間にある108の煩悩を絶ち、
1つ1つ取り除いて、清らかな心で「お正月」を迎えようと言うことです
また、108回のうち最後の1回は年が明けてから突きます
これは、“今年1年煩悩に惑わされないように”、
という意味が込められているそうですよぉ
中国で宋の時代から始まったもので、
“暦に関する数字を足し合わせた数が百八になるため”という説もあるんだとか
【年越し蕎麦】
大晦日の風物詩である【年越し蕎麦】は、
江戸時代頃から食べられるようになったそうです
1年の締めくくりに、“蕎麦のように細く長く長寿であるように”願って、
【年越し蕎麦】を食べます
忙しい「晦日」は手早く簡単に食べられるようにということから
月末に蕎麦を食べる「みそかそば(晦日蕎麦/三十日蕎麦)」という風習が、
大晦日だけに残ったものなんだそうですよ
蕎麦はうどんなどと比べて切れやすいことから、
“一年の苦労や災いを断ち切る”という意味もあるようです
金箔職人が飛び散った金箔を集めるのに蕎麦粉を使ったことから、
“蕎麦ははお金を集める=金運を願う”という説もあるとか
また【年越し蕎麦】を、年が変わるまでに食べ終わらなければ幸運を逃す、
縁起が悪い、残すと翌年金運に恵まれないとなどとも言われているんですって
【二年参り(初詣)】
初詣(はつもうで)の形式の一つで、
大晦日の深夜零時を境に前後にお参りすることから、
2年にまたがってするため、【二年参り】といいますよ
「名残りの空」
大晦日、過ぎ去る年を惜しみ、万感の思いで見上げる空をこう呼びます
男女や人との別れを詠んだ古い歌から生まれた言葉です
「年守る」
大晦日の夜、家族みなが集まり、
眠らずに夜が明けるのを待つことです
過ぎゆく年を静かに見守りながら、新しい年を迎えます
大晦日は神社仏閣や各地方で伝統的な行事が行われたり、
その他にも年越しを祝うイベント(カウントダウン・パーティー等)が行われますねぇ
そういった行事やイベントや、初日の出など元旦のイベントに参加するも好し、
お家で家族そろって新年を迎えるのも好し、
皆様、どうぞ良い年をお迎えくださいませぇ~
新しい年が、皆様にとって輝かしい1年となりますことを、
心よりお祈り申し上げます
七五三(しめ)の若松
本日も、ご訪問ありがとうございます
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2014年今年最後の、いけばなのお稽古のご報告です
恒例の“お正月の祝い松”、『七五三の若松』、
『しめのわかまつ』と読みますよ
今年のお正月にもご紹介しましたねぇ
「若松」は、生長感をはらんだ若々しさと、
生気のみなぎった端正さが慶ばれて、
お正月の祝い花によく用いられます
“七五三”は2つに割れない数、和の精神をあらわすとして、
お祝い事によく用いられる数です
「しめ縄」を“七五三縄”と書くこともあるんですよぉ
「しめ縄」を普通漢字で書くと、「注連縄」ですよね
今の「しめ縄」は真ん中の太くなった横紐に、
3本の縄をぶら下げるのが一般的ですが、
かつては、同じ太さの横紐に、3本、5本、7本の縄をぶら下げた為、
“七五三縄”とも書いたんだそうです
今回で5回目の『七五三の若松』です
我、「喜堂未生流」は、松が7本、水引を5つ、青竹(花器)の長さが3尺
真、草(副)、留、それぞれの添、向添の計7本の若松を用います
真は、青竹(花器)の2,5倍強
副は、真の3分の2
留は、真の3分の1
それぞれの添は、それぞれから若松の幅を引いた長さ、
向添は真の2分の1の長さにします
流派によっては、松を矯めて、湾曲させてながして用いる所もあるようでが、
「喜堂未生流」では「若松」の特徴である、
真っ直ぐな生長感みなぎる若々しさを活かした、【真の花形】、
『七五三の若松』を“お正月の祝い松”としています
水引の結び方は「稚児結び」
左が金、右が金に
「若松」に水引をかけると気持ちがキリッと引き締まり、
お正月を迎える準備が出来ます
青竹(花器)には、元旦の朝一番に汲んだお水を注ぎます
このお水の事を「若水(わかみず)」と言いますよ
「若水」については、又詳しくご紹介したいと思いますが、
住古、立春の日に宮中の主水司から天皇に奉じた水のもとをさしたそうです
後に、“元旦の朝に初めて汲む水”、
“井戸から水を汲んで神棚に供えること”を指すようになったそうです
「若水」は邪気を除くと信じられていて、
神棚に供えた後、その水で年神への供物や家族の食事を作ったり、
口を漱いだり、お茶をたてたりと、縁起の良い水なのですよ
「若松」が、「若水」を沢山すって、
益々青々と勢いを増す様は更に縁起が良いということですねぇ
今年最後のいけばなのお稽古も、『七五三の若松』で締めくくり
このお稽古をもちまして、
気持ち良く、新しい年を迎える準備が出来ましたぁ
クリスマスの頃の花達
本日も、ご訪問ありがとうございます
12月26日は、ボクシング・デー
ニュージーランドでは12月25日と26日は祝日なんだそうです
25日は誰でも知っているクリスマス
そして26日はボクシング・デーという祝日でお休み
日本ではあまり馴染みのないボクシング・デー、
皆様、ご存知でしたでしょうか
ボクシング・デーって、いったいどんな日なんでしょう
本日はそんなお話しと、クリスマスといえば、のお花達の御紹介です
イギリス・アイスランド・ノルウェー・スウェーデン・ラトビア・
チェコ・オーストラリア・カナダ・ケニア・香港・ナミビア・ベリーズなどの
英連邦でよく見られる、キリスト教に由来した休日なんだそうです
アイルランドなどでは、聖スティーヴンの日、
(聖ステファノの日、イエス・キリストが神の子であると述べ伝えたために、
石打の刑に処された殉教者ステファノを偲ぶ日)なんだそうですよ
このボクシング・デーは日本では馴染みがありませんが、
ニュージーランドやカナダでは、
ボクシング・デーを待ちわびている人達がたくさんいるんです
子供よりもむしろ大人、しかも物を安く買いたい人は、
首を長~~~くして待っています
というのもボクシング・デーは街中のお店が大安売りをするからです
ボクシング・デーの前は定価で売っていたものが、
この日、もしくはこの週に限って半額が当たり前の出血大サービスをしてくれます
一年の売り上げのかなり大きな割合をこの日に稼いでいるんだそうですよ
(ちなみにスポーツのボクシングもBoxingで同じスペルですが、
なんら関係はありませんよぉ)
つまり「箱」ですボクシング・デーというのは「箱の日」なんですねぇ
なぜ“Boxing Day”と呼ばれるのかは諸説あるそうです
まずは、教会が貧しい人達のために、
寄付を募ったクリスマスプレゼントの箱(box)を開ける日だったことから、
“Boxing Day”と呼ばれるようになったという説
召使いを使っているようなお金持ちのお家では、
クリスマスも召使いは仕事をしていました
その代わりクリスマスの翌日26日を、
召使いたちの休日にしてねぎらったり、
箱にプレゼントを入れて贈ったりしたことから、
“Boxing Day”と呼ばれるようになったという説もあります
又ボクシング・デーには、
クリスマス・カードやプレゼントを届けてくれた郵便配達員にも、
労いの意を込めて、26日に箱入りのプレゼント(Christmas box)をしたりするんだそうですよぉ
(因みに、アメリカにはボクシング・デーはないそうです)
お次は、クリスマスといえば、のお花達の御紹介
クリスマス・ローズ
クリスマス・ローズは、クリスマスの時期に咲く、
バラ(ローズ)に似た花、ということからの命名
多くは2月の節分頃から3月頃の開花ですが、
クリスマスの時期に咲く品種もあります
本来は、『ヘレボルス』という、キンポウゲ科の植物で、
『ヘレボラス』ともいいます
クリスマス・ローズという呼称は、クリスマスのころに開花する、
『ヘレボルス・ニゲル』 だけを指した呼称なんですって
また、「レンテンローズ」は、キリスト教のレント(受難節、イースターまでの40日間)
の頃に咲くためにそう呼ばれますよ
季節で言うと2月頃から3月頃まで
別名は「雪起こし(ゆきおこし)」
寒さに強く、冬枯れの大地で雪を持ち上げて花を咲かせるところから
花言葉は「慰め」
クリスマス・ブッシュ
高さ10mにもなる常緑樹ですが、
オーストラリアの夏のクリスマスを告げるお花です
花は径1cm程度の星形で白色ですが、
開花の終わった後、大きく肥厚した萼が深紅色となって、
木全体を赤くするほどになります
お花のように見えるのは花弁ではなく萼ということですね
最近日本でも、切り花や鉢花が出回る様になりました
花言葉は、「気品」、「清楚」です
ポインセチアの赤は、キリストの血の色に例えられます
真ん中の黄色い部分が花で、赤いのは葉になります
クリスマスの時期にあわせて短日処理をして、
紅葉させて緑色の葉色とのコントラストを楽しみますねぇ
アメリカの駐メキシコ大使のポインセット氏が
メキシコで発見し、アメリカ帰国後に紹介して広まったことから
ポインセチアになったといいます
別名、「猩猩木(しょうじょうぼく)」
“猩猩”は中国の想像上の怪獣で、猿のような顔をもち、毛は紅色
赤い花なのでこの猩猩に例えられたと思われているんだとか
花言葉は、「聖なる願い」
最近は色々な色のポインセチアも見かけますねぇ
年末の大イベントクリスマスが終わって、
街やお花屋さんは、お正月ムードへチェンジ
お正月のお花、縁起物などについても、続々と御紹介していきますねぇ
続・クリスマスリースを飾りましょ♪
本日も、ご訪問ありがとうございます
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クリスマスリースについての続きのお話しを・・・
“Christmas wreath”と書くクリスマスリース
wreathは、「花輪」、「花冠」、「冠」、「輪状の物」で、
花や葉などを円形で作り、玄関などに飾る装飾品のことです
リースが“円”、“輪”であるというのは、
「はじめも終わりもなく、永遠に続く神の愛」を表していています
そしてクリスマスリースが、
一年中緑を茂らせている常緑樹(エバーグリーン)を使われることが多いのは、
力強い生命力があって、“永遠の命”を象徴しているでしたねぇ
またクリスマスリースには、
葉に殺菌・抗菌作用のある常緑樹を玄関に飾って、
“魔除・豊作”を願ってのものと言われて、
日本で言う、しめ縄のような役割もあるんだそうです
ここで、クリスマスリースに使われている素材を詳しくお話ししますね
「モミノキ」や「マツ」、「月桂樹」などの常緑樹の葉は、
“魔除け”と、“豊作物の繁栄”を・・・
そしてトゲのある「ヒイラギ」の葉は、
イエス・キリストが十字架に架けられた時にかぶせられた、
「イバラ」の冠を象徴するもので、キリストの「受難」を意味しています
「ヒイラギ」の赤い実は、太陽の炎と、キリストの流した赤い血を・・・
リボンやベルの音は、“魔除け”を意味します
またベルの喜ばしい音は、救い主であるイエス・キリストの誕生を告げ知らせるもの
だともいいます
「松ぼっくり」や「リンゴ」の実、「麦」の穂、「ブドウ」の蔓は、
“収穫”の象徴とされます
また「ブドウ」は、イエス・キリストを象徴する果物とされています
「リンゴ」は、クリスマスリースやツリーに吊して、
“神へのお供えもの”という意味も込められているんですよぉ
そして皆様、クリスマスカラーってご存知ですかぁ
クリスマスと言えば「赤」、「緑」、「白」、「金銀の光物」を思い浮かべます
このクリスマスカラーにも、それぞれ意味があるんですよぉ
「赤」・・・・・情熱、暖かさ、キリストの血の色、愛と寛大さ
「緑」・・・・・永遠の命、神の永遠の愛
「白」・・・・・清らかさ、高貴、純潔、純粋な心、雪
「金銀の光物」・・・・・ベツレヘムの星、祝い、富の象徴
こうした意味を知った上で、クリスマスのアレンジメント、
ツリーやリースを飾ってみると一際思いが増しますねぇ
また、「青」、「紫」は懺悔を意味する色なんだそう
これは使う時と場所に充分注意が必要だといえますねぇ
因みに「ベツレヘムの星」というのは、ツリーのてっぺんに飾られる、
ひときわ大きな星のことをいいます
これは東方の博士(賢者)達を、幼子イエスへと導いた星をあらわしています
この博士達は、東方で不思議な星を見て、
それが救い主の到来を告げるものであるということを悟ったといいます
この星は、博士達を遠くユダヤの地(現在のイスラエル)にある、
ベツレヘムという町にいた幼子イエスとその両親のもとへと導いたのだそうです
そしてアドベント・リースというのは、ご存知でしょうか
吊るして飾るリースとは違って、
キャンドルと一緒にテーブルの上等において飾るリースで、
アドベント・クランツともいいます
11月30日に一番近い日曜日から、
クリスマス前の期間を「待降節」、または「アドベント」といいます
「アドベント」とは「到来」という意味で、
この期間は救い主の到来を心待ちにする時期ということですね
教会では、「アドベント」の最初の日曜日から“クリスマスの準備の時”として過ごします
この時期に、リースの飾りに日曜日ごとに1本ずつキャンドルを灯す習慣があります
クリスマスの4週間前から飾って、毎週日曜日に1本のローソクに火を付け、
次の週の日曜日には、前週に付けたローソクと、
新たなローソクに火を灯すということになりますが、
このリースのことを、アドベント・リース、アドベント・クランツといいますよぉ
4本のキャンドルに火が灯ると、いよいよクリスマスということになりますねぇ
この世にまことの光として到来された主イエスのご降誕を、
こうして週毎に光を増し加えながら、心穏やかにして待つのですねぇ
アドベント・キャンドルといって、4、5本使われます
キャンドルの灯りは、“キリストの灯り(世を照らす光)”を意味していて、
4本は4週、最後の5本目は「キリスト・キャンドル」と呼ばれ、
イブもしくはクリスマスに灯されます
(5本目のキャンドルを真ん中に立てる場合もあります)
使われるキャンドルの色は、教会によって多少違いはあるようですが、
伝統的な色は紫又は、ロイヤルブルーなんだそうです
厳密にいうと、1週目、2週目、4週目はこの紫のキャンドルを使い、
3週目はピンク(紫を少し薄めたようなバラの色)を、
最後の1本は白を使う(5本の場合)んだといいます
そもそも「アドベント」というのは断食の時期であって、
3週目に断食が終了して、「受難」から「喜び」へと移る為に
キャンドルの色が変わるんだといいます
これは「青」や「紫」が“懺悔”を意味する色だということにも繋がりそうですね
そして、それぞれのキャンドルにも意味があるんですよ
- 1本目「予言のキャンドル」
このキャンドルは“希望”を意味しています。将来素敵な希望ある未来を願って灯します。
- 2本目「天使のキャンドル」
このキャンドルは“平和”を意味しています。家族の平和や世界の平和を願って灯します。
- 3本目「羊飼いのキャンドル」
このキャンドルは“喜び”を意味しています。日々楽しく喜んで生活できることに感謝して灯します。
- 4本目「ベツレヘムのキャンドル」
このキャンドルは“愛”を意味しています。周りに愛を注いで生きていることに感謝して灯します。
- 5本目「キリスト・キャンドル」
このキャンドルはイエス・キリストの誕生を祝うために灯します。
クリスマスの1ヵ月も前から当日に向けて準備をすることで、
日々の生活に感謝しながら生きていくという大切な行事、
アドベント・キャンドルなのですよぉ
アドベント・キャンドルを灯して、
本来のクリスマスを味わってみるのも素敵ですねぇ -
京都市下京区、仏光寺辺りの「廣田紬株式会社」さんのクリスマスリースです
去年も素敵な特大リースを飾っておられ、思わず足を止めました -
こちらは、呉服卸の会社です今年も期待通りの素晴らしいリースがぁ~
直径1メートルはあると思われます-
いつかこんなクリスマスリースを手がけてみたいな
と思いつつ、来年も「廣田紬株式会社」さんの特大リースが楽しみです
メリー・クリスマス♪
本日も、ご訪問ありがとうございます
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メリー・クリスマス
昨日のイブに引き続き、素敵なクリスマスをお過ごしでしょうかぁ
聖なる記念日を何倍も楽しむために・・・
本日は、クリスマスについてお話ししたいと思います
クリスマスは英語で「Christmas」ですね
これは「キリスト(Christ)のミサ(mass)」という意味なんだそう
日本語では、「降誕祭」、「聖誕祭」、「聖夜」などの呼び方がありますね
他にはといいますと、フランス語の「Noel」、イタリア語の「Natale」、
これは共に「誕生日」を意味するラテン語から来ています
ドイツ語では「Weihnachten(ヴァイナハテン)」と呼ばれ、
「聖夜(キリストが生まれた夜)」という意味、ギリシア語では
「Χριστούγεννα(クリストゥ・ゲナ)」と言って、
「キリストの誕生」を意味するんだそうですよ
つまりクリスマスとは、イエス・キリストがこの世に生まれたことをお祝いする日なのですねぇ
では、12月25日がイエス・キリストの誕生日なのかといいますと、
誕生日に関する記録は残されていないため、正確な日付はわからないんだそうです
そこで、初期の頃は色々な日に祝ったようですが、
その内に12月25日に祝われるようになり、4世紀にこれが確立したといいます
また、ローマでは12月の「冬至」に太陽を祭るお祝いをしていました
「冬至」の回で、《一陽来復(いちようらいふく)》についてお話ししましたねぇ
北半球で一番昼が短くなるのが「冬至」
それまで次第に短くなってきた昼が、この日を境にまた長くなって行きます
つまり、勢いの弱まってきた太陽が「冬至」に再び力を取り戻し、
光がよみがえるということを祝っていたのですねぇ
さらに、273年になると、時のローマ皇帝アウレリアヌスは
12月25日を“太陽神の誕生日”と定めました
イエス・キリストは「正義の太陽」、「世の光」と呼ばれていたことから、
336年、当時の教会はこの祭日を利用して、
イエス・キリストの誕生を祝う日と定めた、ということなのですよぉ
正確には“イエス・キリストの降誕(誕生)を祝う祭(降誕を記念する日)”であって、
「イエス・キリストの誕生日」と考えられているわけでは無いので、注意が必要です
12月24日はクリスマス・イブですが、
イブ(Eve)とは「前夜」という意味なので、『前夜祭』のことと思いがちです
教会暦の一日は、日没から始まり日没に終わるといいます
ということは、クリスマスは12月24日の日没から始まって、
12月25日の日没にて終わる、ということになりますねぇ
(キリスト教に先立つユダヤ教の暦、ローマ帝国の暦、およびこれらを引き継いだ教会暦では、日没を一日の境目としているので、クリスマス・イヴと呼ばれる
12月24日夕刻から朝までも、教会暦上はクリスマスと同じ日に数えられるといいます。)
又、よく目にする「Xmas」の「X」は、
ギリシャ語の「Xristos」(キリスト)の頭文字です
やや砕けた略記として、「Xmas」または「X-mas」とも書くんだそうですよぉ
クリスマスといえば、サンタさん『サンタ・クロース』ですよね
奇蹟者「聖ニコライ(ニコラウス)」の伝説からだといわれています
諸説あって、断言するのは難しいので、有名なものをご紹介しましねぇ
『サンタ・クロース』は、4世紀の小アジア(今のトルコ)に実在した、
ニコラオス(ニコラス、ニコライ)という司教だといわれてます
ニコラオスは、貧しい人や子供達を助けたことで多くの人に慕われ、
後に聖人とされて「聖ニコラオス(Saint Nicholas)」と呼ばれました
いずれか、カトリック教会によって、
「聖ニコラオス」はクリスマスのお祝いと結び付けられるようになりました
それはオランダで続き、17世紀になって、
オランダ人がニューアムステルダム(今のニューヨーク)を建設した際に、
その伝統も一緒にアメリカに渡りました
オランダ語で「Sinterklaas」と呼ばれていたのが、
英語的な発音になおされて、「Santa Claus」、
つまり『サンタ・クロース』となったのだそうです
『サンタ・クロース』はトナカイのそりに乗ってやって来て、
煙突から入って来る
そして世界中の子供にプレゼントをくれると言われていますねぇ
クリスマスにプレゼントを贈る習慣は、
「聖ニコラオス」が、人に知られずに困った人へ贈り物をしたこと、
また、イエス・キリストの誕生の際に、
東方から来た博士(賢人)達が贈り物を携えてきたこと等から来ているそうです
キリスト教圏では、クリスマスといいますと、
家ではクリスマスの飾り付けをして、
クリスマスツリーの下にプレゼントを置いたり、家族が集まって食事を楽しんだりと、
主に家族と過ごすイメージがありますねぇ
ここで世界のクリスマスを簡単にご紹介しましねぇ
「ポーランド」、「フランス」、「スペイン」などでは、
クリスマスは12月25日に始まり、
1月6日の“公現祭(エピファニア)”に終わるんだそう
クリスマスの飾り付けは23日頃に行うんですって
そして24日は、クリスマス・イブとして夜を祝うそう
「フランス」の多くの教会堂で「クレシュ・ド・ノエル(キリスト生誕時の情景を表したジオラマ)」が飾られ、
それを見て人々はその出来事に想いを馳せるんだといいます
大人たちは、12月初旬からクリスマスにかけて、
愛情を込めた言葉を記した「クリスマスカード」を贈りあい、
子供達がプレゼントをもらうのはクリスマスの最終日、
1月6日なんですってぇ
「イタリア」のほとんどの地域では、
プレゼントを持って来るのは魔女のベファーナとされているそうです
これらの国々でのクリスマス期間は12月24日から“公現祭”までで、
飾り付けは1月6日を過ぎてから取り払われるんだそう
「オランダ」や「ドイツ」の一部地域などでは12月6日が“ニコラウスの日”で、
子供達はプレゼントをもらいます
「ドイツ」でプレゼントを持ってくるのは北部ではヴァイナハツマン(降誕祭の男)で、
南部ではクリスト・キント(キリストの子)と呼ばれているんだそうですよぉ
(プレゼントをもらえるのは、1年間に良い子だった子供だけで、悪い子は石炭を与えられたり、木の枝で打たれることになっている地域もあるんですよ)
「北欧」のクリスマスは『ユール』と呼ばれて、
“聖ルチア祭”から始まるんだそう
古代ゲルマンの冬至祭の影響を色濃く残しておいて、
「ユール・ゴート(ユールブック)」と呼ばれる、ワラで作ったヤギを飾ること、
妖精がプレゼントを持って来てくれることなど、
独自の習慣が見られます
また、クリスマスの時期は真冬であるため、小鳥たちがついばめるように、
「ユールネック」という麦の穂束を立てる習慣もあるんだそうですよぉ
日本のクリスマスもイギリス流を受け継いでいますねぇ
この日の前に、絵はがきやカード(グリーティングカード)を贈る習慣がありますね
自宅で家族と過ごすものであって、
クリスマスのずいぶん前から家族で一緒にリースやツリーを作ったり、
家を飾り付けたりすて、家族で一緒に過ごす喜びを確認します
そしてクリスマスの当日には家庭料理を味わうのが一般的で、
敢えて外出するのはクリスマスのミサに参加するために教会に行くくらいなんだそうです
「イギリス」では、『サンタクロース (Father Christmas)』 が
12月25日にプレゼントを持って来きます
「アメリカ」では、クリスマスプレゼントを家族全員で交換し合う習慣があるんだそうです
近年米国では、宗教的中立の観点から、
またユダヤ教の祭日、ハヌカーがほぼ同じ時期であることもあって、
クリスマスを祝わない立場の人に対して“メリー・クリスマス”の代わりに、
“ハッピー・ホリデーズ(楽しい休日・祝日を~”の挨拶を用いる場合がありますね
公的な空間に飾られたクリスマスツリーを「ホリデー・ツリー」と呼びかえたりもしていすんだそうです
「オーストラリア」や「南米」など南半球の国々では、
クリスマスは真夏となります
そのためクリスマスパーティーは屋外やプールなどで開催されることも多いんだとか
正教会圏に含まれる「ロシア」では、
クリスマスは「冬祭り」、『サンタクロース』は「マロース爺さん」、
(ロシア語で、マロースは「吹雪」の意味)と呼ばれていて、
スネグーラチカ(雪娘)を連れているとされているそう
1月7日(ユリウス暦で12月25日)なんですって
こうして見てみると、世界各地で違う様々なクリスマス
日本でのクリスマスの過ごし方も様々ですねぇ
家族と過ごす方、恋人と過ごす方、友人と過ごす方、
クリスマスなんて言ってられないわ~とお仕事を頑張られる方、
皆様それぞれの、皆様らしいクリスマスを過ごされますことを願って・・・
☆アドベント・リース☆
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
只今Cobaは、花を一生のパートナーにを胸に、
独立開業を目指して実技実践のプロコース
&NFD資格取得のお勉強に日々精進しております
本日はクリスマス・イブという事でぇ~
またまた前後してしまいますが、12月2週目の
あい’るフラワーズカレッジの実技実践のLessonについての御報告、
第2弾、アドベント・リースについて
皆様、アドベント・リースって、ご存知でしょうか
吊るして飾るリースとは違って、
キャンドルと一緒にテーブルの上等において飾るリースで、
アドベント・クランツともいいます
アドベント・リースについては、『続・クリスマスリースを飾りましょ♪』の回で、
詳しくお話ししたいと思いますので、本日は簡単にぃ
11月30日に一番近い日曜日から、
クリスマス前の期間を「待降節」、または「アドベント」といいます
「アドベント」とは「到来」という意味で、
この期間は救い主の到来を心待ちにする時期ということですね
教会では、「アドベント」の最初の日曜日から“クリスマスの準備の時”として過ごします
この時期には、リースの飾りに日曜日ごとに1本ずつキャンドルを灯す習慣があります
このリースのことを、アドベント・リース、アドベント・クランツといいますよぉ
4本のキャンドルに火が灯ると、いよいよクリスマスということになりますねぇ
この世にまことの光として到来された主イエスのご降誕を、
こうして週毎に光を増し加えながら、心穏やかにして待つのですねぇ
この日つくったアドベント・リースも生花を使ったシンプルなもの
キャンドルとデザイナーズコードのゴールドが効いてます
凝った飾り付けをしないシンプルなタイプが好きですねぇ
我ながら、自信作です
12月の第1週の週末、あい’るフラワーズカレッジにて、
クリスマスに向けて、「キッズフラワーデザイン」が開催されたんだそう
2歳半から小学校2年生までの女の子さん達が、
素敵なクリスマスの壁飾りつくりにチャレンジされたんですよぉ
リース、チューテ(円錐の筒)、小さなリースとサンタさん
パッと見た瞬間、“かわいぃ~~”の声が聞こえてきそうな壁飾りですよねぇ
とっても手が込んでいて、作業も沢山で難しい壁飾りになってます
難しい課題ではありますが、難しければ難しいほど真剣にぃ・・・
素敵な出来あがりを目指して集中してぇ・・・
《子供さん達で考える、工夫する、
頑張る事で自分が作り上げた達成感を持って頂きたい》
これが「キッズフラワーデザイン」の趣旨なんだそう
幼いうちから物づくりに真剣に取り組む姿勢を養うって素晴らしいことですよねぇ
生花のクリスマスリース♪
本日も、ご訪問ありがとうございます
只今はCoba、花を一生のパートナーにを胸に、
独立開業を目指して実技実践のプロコース
&NFD資格取得のお勉強に日々精進しております
本日はクリスマス・イブという事でぇ~
またまた前後してしまいますが、12月2週目の
あい’るフラワーズカレッジの実技実践のLesson、
クリスマスリースについてのお勉強の御報告です
この日は、モミをたっぷり使った生花のクリスマスリースをつくりました
モミの木は、クリスマスの王道ですねぇ
冬でも(苦境のなかでも)枯れずに、
青々と生き生きと美しいとい常緑樹
クリスマスリースに常緑樹を使うのは、
一年中緑を茂らせている常緑樹(エバーグリーン)には
力強い生命力があって、“永遠の命”を象徴しているからなんですよ
そして、用途的にも、葉に殺菌・抗菌作用のある常緑樹を玄関に飾って、
“魔除・豊作”を願ってのものと言われています
日本で言う、しめ縄のような役割もあるんだそうです
クリスマスリースは日本では、造花で毎年使えるもの
というのが一般的ですが、ヨーロッパでは『クリスマスツリー』と同様に、
フレッシュな生のリースを、玄関に飾る家庭が一般的なんですよぉ
名付けて【ミルフィーユ・リース】
蔓を巻いてつくったベースが層になってます
ちらっと見える蔓がナチュラル感を出してます
パールとリボンでお洒落して
常緑樹のみを使ったシンプルな生花のクリスマスリースです
モミが少し残ったので、小さな『スワッグ』をつくってみました
『スワッグ』はドイツ語で“壁飾り”
リースと並んでクリスマスの伝統的な飾りの一つで、
リースと同じように、壁や玄関のドアに飾ります
最近ぐんと人気が高まってきてますねぇ~
ハーフムーンの『スワッグ』も可愛いです
来年はクリスマススワッグにも挑戦してみたいなぁ~と
クリスマスリースの輪は、“ はじめも終わりもなく、永遠に続く神の愛”
そして、“永遠の命”を象徴である常緑樹(エバーグリーン)の中でも、
「柊の葉」は、イエス・キリストの被った茨の冠「受難」を意味していて、
赤い実は「流した血」として飾られているんだそう
信仰に熱心な方は、この「柊の葉」のみのリースを飾るんだそうです
来年は柊のクリスマスリースにも挑戦してみたいなぁ~~