メリー・クリスマス♪
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京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
メリー・クリスマス
昨日のイブに引き続き、素敵なクリスマスをお過ごしでしょうかぁ
聖なる記念日を何倍も楽しむために・・・
本日は、クリスマスについてお話ししたいと思います
クリスマスは英語で「Christmas」ですね
これは「キリスト(Christ)のミサ(mass)」という意味なんだそう
日本語では、「降誕祭」、「聖誕祭」、「聖夜」などの呼び方がありますね
他にはといいますと、フランス語の「Noel」、イタリア語の「Natale」、
これは共に「誕生日」を意味するラテン語から来ています
ドイツ語では「Weihnachten(ヴァイナハテン)」と呼ばれ、
「聖夜(キリストが生まれた夜)」という意味、ギリシア語では
「Χριστούγεννα(クリストゥ・ゲナ)」と言って、
「キリストの誕生」を意味するんだそうですよ
つまりクリスマスとは、イエス・キリストがこの世に生まれたことをお祝いする日なのですねぇ
では、12月25日がイエス・キリストの誕生日なのかといいますと、
誕生日に関する記録は残されていないため、正確な日付はわからないんだそうです
そこで、初期の頃は色々な日に祝ったようですが、
その内に12月25日に祝われるようになり、4世紀にこれが確立したといいます
また、ローマでは12月の「冬至」に太陽を祭るお祝いをしていました
「冬至」の回で、《一陽来復(いちようらいふく)》についてお話ししましたねぇ
北半球で一番昼が短くなるのが「冬至」
それまで次第に短くなってきた昼が、この日を境にまた長くなって行きます
つまり、勢いの弱まってきた太陽が「冬至」に再び力を取り戻し、
光がよみがえるということを祝っていたのですねぇ
さらに、273年になると、時のローマ皇帝アウレリアヌスは
12月25日を“太陽神の誕生日”と定めました
イエス・キリストは「正義の太陽」、「世の光」と呼ばれていたことから、
336年、当時の教会はこの祭日を利用して、
イエス・キリストの誕生を祝う日と定めた、ということなのですよぉ
正確には“イエス・キリストの降誕(誕生)を祝う祭(降誕を記念する日)”であって、
「イエス・キリストの誕生日」と考えられているわけでは無いので、注意が必要です
12月24日はクリスマス・イブですが、
イブ(Eve)とは「前夜」という意味なので、『前夜祭』のことと思いがちです
教会暦の一日は、日没から始まり日没に終わるといいます
ということは、クリスマスは12月24日の日没から始まって、
12月25日の日没にて終わる、ということになりますねぇ
(キリスト教に先立つユダヤ教の暦、ローマ帝国の暦、およびこれらを引き継いだ教会暦では、日没を一日の境目としているので、クリスマス・イヴと呼ばれる
12月24日夕刻から朝までも、教会暦上はクリスマスと同じ日に数えられるといいます。)
又、よく目にする「Xmas」の「X」は、
ギリシャ語の「Xristos」(キリスト)の頭文字です
やや砕けた略記として、「Xmas」または「X-mas」とも書くんだそうですよぉ
クリスマスといえば、サンタさん『サンタ・クロース』ですよね
奇蹟者「聖ニコライ(ニコラウス)」の伝説からだといわれています
諸説あって、断言するのは難しいので、有名なものをご紹介しましねぇ
『サンタ・クロース』は、4世紀の小アジア(今のトルコ)に実在した、
ニコラオス(ニコラス、ニコライ)という司教だといわれてます
ニコラオスは、貧しい人や子供達を助けたことで多くの人に慕われ、
後に聖人とされて「聖ニコラオス(Saint Nicholas)」と呼ばれました
いずれか、カトリック教会によって、
「聖ニコラオス」はクリスマスのお祝いと結び付けられるようになりました
それはオランダで続き、17世紀になって、
オランダ人がニューアムステルダム(今のニューヨーク)を建設した際に、
その伝統も一緒にアメリカに渡りました
オランダ語で「Sinterklaas」と呼ばれていたのが、
英語的な発音になおされて、「Santa Claus」、
つまり『サンタ・クロース』となったのだそうです
『サンタ・クロース』はトナカイのそりに乗ってやって来て、
煙突から入って来る
そして世界中の子供にプレゼントをくれると言われていますねぇ
クリスマスにプレゼントを贈る習慣は、
「聖ニコラオス」が、人に知られずに困った人へ贈り物をしたこと、
また、イエス・キリストの誕生の際に、
東方から来た博士(賢人)達が贈り物を携えてきたこと等から来ているそうです
キリスト教圏では、クリスマスといいますと、
家ではクリスマスの飾り付けをして、
クリスマスツリーの下にプレゼントを置いたり、家族が集まって食事を楽しんだりと、
主に家族と過ごすイメージがありますねぇ
ここで世界のクリスマスを簡単にご紹介しましねぇ
「ポーランド」、「フランス」、「スペイン」などでは、
クリスマスは12月25日に始まり、
1月6日の“公現祭(エピファニア)”に終わるんだそう
クリスマスの飾り付けは23日頃に行うんですって
そして24日は、クリスマス・イブとして夜を祝うそう
「フランス」の多くの教会堂で「クレシュ・ド・ノエル(キリスト生誕時の情景を表したジオラマ)」が飾られ、
それを見て人々はその出来事に想いを馳せるんだといいます
大人たちは、12月初旬からクリスマスにかけて、
愛情を込めた言葉を記した「クリスマスカード」を贈りあい、
子供達がプレゼントをもらうのはクリスマスの最終日、
1月6日なんですってぇ
「イタリア」のほとんどの地域では、
プレゼントを持って来るのは魔女のベファーナとされているそうです
これらの国々でのクリスマス期間は12月24日から“公現祭”までで、
飾り付けは1月6日を過ぎてから取り払われるんだそう
「オランダ」や「ドイツ」の一部地域などでは12月6日が“ニコラウスの日”で、
子供達はプレゼントをもらいます
「ドイツ」でプレゼントを持ってくるのは北部ではヴァイナハツマン(降誕祭の男)で、
南部ではクリスト・キント(キリストの子)と呼ばれているんだそうですよぉ
(プレゼントをもらえるのは、1年間に良い子だった子供だけで、悪い子は石炭を与えられたり、木の枝で打たれることになっている地域もあるんですよ)
「北欧」のクリスマスは『ユール』と呼ばれて、
“聖ルチア祭”から始まるんだそう
古代ゲルマンの冬至祭の影響を色濃く残しておいて、
「ユール・ゴート(ユールブック)」と呼ばれる、ワラで作ったヤギを飾ること、
妖精がプレゼントを持って来てくれることなど、
独自の習慣が見られます
また、クリスマスの時期は真冬であるため、小鳥たちがついばめるように、
「ユールネック」という麦の穂束を立てる習慣もあるんだそうですよぉ
日本のクリスマスもイギリス流を受け継いでいますねぇ
この日の前に、絵はがきやカード(グリーティングカード)を贈る習慣がありますね
自宅で家族と過ごすものであって、
クリスマスのずいぶん前から家族で一緒にリースやツリーを作ったり、
家を飾り付けたりすて、家族で一緒に過ごす喜びを確認します
そしてクリスマスの当日には家庭料理を味わうのが一般的で、
敢えて外出するのはクリスマスのミサに参加するために教会に行くくらいなんだそうです
「イギリス」では、『サンタクロース (Father Christmas)』 が
12月25日にプレゼントを持って来きます
「アメリカ」では、クリスマスプレゼントを家族全員で交換し合う習慣があるんだそうです
近年米国では、宗教的中立の観点から、
またユダヤ教の祭日、ハヌカーがほぼ同じ時期であることもあって、
クリスマスを祝わない立場の人に対して“メリー・クリスマス”の代わりに、
“ハッピー・ホリデーズ(楽しい休日・祝日を~”の挨拶を用いる場合がありますね
公的な空間に飾られたクリスマスツリーを「ホリデー・ツリー」と呼びかえたりもしていすんだそうです
「オーストラリア」や「南米」など南半球の国々では、
クリスマスは真夏となります
そのためクリスマスパーティーは屋外やプールなどで開催されることも多いんだとか
正教会圏に含まれる「ロシア」では、
クリスマスは「冬祭り」、『サンタクロース』は「マロース爺さん」、
(ロシア語で、マロースは「吹雪」の意味)と呼ばれていて、
スネグーラチカ(雪娘)を連れているとされているそう
1月7日(ユリウス暦で12月25日)なんですって
こうして見てみると、世界各地で違う様々なクリスマス
日本でのクリスマスの過ごし方も様々ですねぇ
家族と過ごす方、恋人と過ごす方、友人と過ごす方、
クリスマスなんて言ってられないわ~とお仕事を頑張られる方、
皆様それぞれの、皆様らしいクリスマスを過ごされますことを願って・・・