続・クリスマスリースを飾りましょ♪
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
クリスマスリースについての続きのお話しを・・・
“Christmas wreath”と書くクリスマスリース
wreathは、「花輪」、「花冠」、「冠」、「輪状の物」で、
花や葉などを円形で作り、玄関などに飾る装飾品のことです
リースが“円”、“輪”であるというのは、
「はじめも終わりもなく、永遠に続く神の愛」を表していています
そしてクリスマスリースが、
一年中緑を茂らせている常緑樹(エバーグリーン)を使われることが多いのは、
力強い生命力があって、“永遠の命”を象徴しているでしたねぇ
またクリスマスリースには、
葉に殺菌・抗菌作用のある常緑樹を玄関に飾って、
“魔除・豊作”を願ってのものと言われて、
日本で言う、しめ縄のような役割もあるんだそうです
ここで、クリスマスリースに使われている素材を詳しくお話ししますね
「モミノキ」や「マツ」、「月桂樹」などの常緑樹の葉は、
“魔除け”と、“豊作物の繁栄”を・・・
そしてトゲのある「ヒイラギ」の葉は、
イエス・キリストが十字架に架けられた時にかぶせられた、
「イバラ」の冠を象徴するもので、キリストの「受難」を意味しています
「ヒイラギ」の赤い実は、太陽の炎と、キリストの流した赤い血を・・・
リボンやベルの音は、“魔除け”を意味します
またベルの喜ばしい音は、救い主であるイエス・キリストの誕生を告げ知らせるもの
だともいいます
「松ぼっくり」や「リンゴ」の実、「麦」の穂、「ブドウ」の蔓は、
“収穫”の象徴とされます
また「ブドウ」は、イエス・キリストを象徴する果物とされています
「リンゴ」は、クリスマスリースやツリーに吊して、
“神へのお供えもの”という意味も込められているんですよぉ
そして皆様、クリスマスカラーってご存知ですかぁ
クリスマスと言えば「赤」、「緑」、「白」、「金銀の光物」を思い浮かべます
このクリスマスカラーにも、それぞれ意味があるんですよぉ
「赤」・・・・・情熱、暖かさ、キリストの血の色、愛と寛大さ
「緑」・・・・・永遠の命、神の永遠の愛
「白」・・・・・清らかさ、高貴、純潔、純粋な心、雪
「金銀の光物」・・・・・ベツレヘムの星、祝い、富の象徴
こうした意味を知った上で、クリスマスのアレンジメント、
ツリーやリースを飾ってみると一際思いが増しますねぇ
また、「青」、「紫」は懺悔を意味する色なんだそう
これは使う時と場所に充分注意が必要だといえますねぇ
因みに「ベツレヘムの星」というのは、ツリーのてっぺんに飾られる、
ひときわ大きな星のことをいいます
これは東方の博士(賢者)達を、幼子イエスへと導いた星をあらわしています
この博士達は、東方で不思議な星を見て、
それが救い主の到来を告げるものであるということを悟ったといいます
この星は、博士達を遠くユダヤの地(現在のイスラエル)にある、
ベツレヘムという町にいた幼子イエスとその両親のもとへと導いたのだそうです
そしてアドベント・リースというのは、ご存知でしょうか
吊るして飾るリースとは違って、
キャンドルと一緒にテーブルの上等において飾るリースで、
アドベント・クランツともいいます
11月30日に一番近い日曜日から、
クリスマス前の期間を「待降節」、または「アドベント」といいます
「アドベント」とは「到来」という意味で、
この期間は救い主の到来を心待ちにする時期ということですね
教会では、「アドベント」の最初の日曜日から“クリスマスの準備の時”として過ごします
この時期に、リースの飾りに日曜日ごとに1本ずつキャンドルを灯す習慣があります
クリスマスの4週間前から飾って、毎週日曜日に1本のローソクに火を付け、
次の週の日曜日には、前週に付けたローソクと、
新たなローソクに火を灯すということになりますが、
このリースのことを、アドベント・リース、アドベント・クランツといいますよぉ
4本のキャンドルに火が灯ると、いよいよクリスマスということになりますねぇ
この世にまことの光として到来された主イエスのご降誕を、
こうして週毎に光を増し加えながら、心穏やかにして待つのですねぇ
アドベント・キャンドルといって、4、5本使われます
キャンドルの灯りは、“キリストの灯り(世を照らす光)”を意味していて、
4本は4週、最後の5本目は「キリスト・キャンドル」と呼ばれ、
イブもしくはクリスマスに灯されます
(5本目のキャンドルを真ん中に立てる場合もあります)
使われるキャンドルの色は、教会によって多少違いはあるようですが、
伝統的な色は紫又は、ロイヤルブルーなんだそうです
厳密にいうと、1週目、2週目、4週目はこの紫のキャンドルを使い、
3週目はピンク(紫を少し薄めたようなバラの色)を、
最後の1本は白を使う(5本の場合)んだといいます
そもそも「アドベント」というのは断食の時期であって、
3週目に断食が終了して、「受難」から「喜び」へと移る為に
キャンドルの色が変わるんだといいます
これは「青」や「紫」が“懺悔”を意味する色だということにも繋がりそうですね
そして、それぞれのキャンドルにも意味があるんですよ
- 1本目「予言のキャンドル」
このキャンドルは“希望”を意味しています。将来素敵な希望ある未来を願って灯します。
- 2本目「天使のキャンドル」
このキャンドルは“平和”を意味しています。家族の平和や世界の平和を願って灯します。
- 3本目「羊飼いのキャンドル」
このキャンドルは“喜び”を意味しています。日々楽しく喜んで生活できることに感謝して灯します。
- 4本目「ベツレヘムのキャンドル」
このキャンドルは“愛”を意味しています。周りに愛を注いで生きていることに感謝して灯します。
- 5本目「キリスト・キャンドル」
このキャンドルはイエス・キリストの誕生を祝うために灯します。
クリスマスの1ヵ月も前から当日に向けて準備をすることで、
日々の生活に感謝しながら生きていくという大切な行事、
アドベント・キャンドルなのですよぉ
アドベント・キャンドルを灯して、
本来のクリスマスを味わってみるのも素敵ですねぇ -
京都市下京区、仏光寺辺りの「廣田紬株式会社」さんのクリスマスリースです
去年も素敵な特大リースを飾っておられ、思わず足を止めました -
こちらは、呉服卸の会社です今年も期待通りの素晴らしいリースがぁ~
直径1メートルはあると思われます-
いつかこんなクリスマスリースを手がけてみたいな
と思いつつ、来年も「廣田紬株式会社」さんの特大リースが楽しみです