十五夜の夜はお月見を・・☆
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
昨日、旧暦の8月15日は十五夜でしたねぇ
新暦では、9月の中旬(2014年は9月8日)
『お月見』、『名月』、『中秋の名月』、『芋名月』とも呼ばれます
昨夜は、十五夜の『お月見』をして楽しまれましたでしょうかぁ
秋は、最も空が澄みわたり、月が明るく美しいとされていたため、
江戸時代には、その「宴」と“秋の収穫を感謝する祭事”が合わさって
一般に広まり、今の『お月見』が形成されて行ったようです
(中国では、唐の時代から『中秋の名月』を鑑賞する風習があったようですよぉ)
昔は、月の満ち欠けにより月日を知り、
農事を行っていました
よって、十五夜の満月の夜は祭儀が行われるという
大切な節目でもあったようですねぇ
この日は満月に見立てた「お団子」と、
魔除けの力があるといわれる「すすき」をお供えします
『お月見』、『中秋の名月』という言葉は知っていて、
「お団子」と、「すすき」をお供えすると、
ここまでは何となくイメージはあっても、実際何をするのか、
そもそもどうしてそんな行事があるのか、
わからない人も多いはず(Cobaも実はその口です)
そこでこの機会に、十五夜を存分に楽しむための、
『中秋の名月』に関するあれこれをご紹介したいと思います
まず、『お月見(つきみ)』とは、
月(主に満月)を眺めて楽しむことを言いますねぇ
『観月(かんげつ)』とも称します
『中秋の名月』というのは、“旧暦の8月15日の見える月”を意味します
旧暦で秋は7~9月となっていて、
その真中の日が旧暦の8月15日になるため『中秋』と呼ばれます
『ちゅうしゅう』は漢字で『中秋』、又『仲秋』とも書きます
では、『仲秋の名月』ではいけないのといった素朴な疑問が・・・
『仲秋』というのは、秋を初秋(旧暦7月)、仲秋(同8月)、
晩秋(同9月)の3つに区分した場合、
旧暦の8月全体を指すことになります
それに対して『中秋』というのはといいますと、
『秋の中日』=旧暦8月15日のみを指すんですよぉ
『仲秋の名月』の場合、十五夜の月に限定されなくなるんですねぇ
成程ぉ~知らなかったぁ・・
またまた素朴な疑問②、十五夜と言うからには、
15日が『中秋の名月』じやないの
しかし実際は毎年9月中旬~10月上旬の間にやってきます
これは、旧暦で秋は7~9月となっていて、
その“真中の日”が旧暦の8月15日になるためなんですねぇ
こんがらがってしまいますが・・・旧暦と
現在の暦の数え方の違いからきていますね
なので毎年十五夜は日にちが違うんですよぉ
では、年に12~13回の満月があるのに、
どうして『中秋の名月』は特別な日とされているのでしょうか
それは『中秋』の時季は、春や夏に比べると空気が乾燥し、
月が鮮やかに見えるからだと考えられています
冬の月はさらに鮮やかに見えますが、『お月見』をして鑑賞するには
寒過ぎて不向きだからというのもあるんでしょうねぇ
そして、ちょっぴり残念なお知らせが・・・
旧暦の8月15日を『中秋の名月』と呼ぶということで、
この日は必ずしも満月の日とは限りません・・
(むしろ、満月でないことの方が多い・・のです・・)
“十五夜の日は満月の日に近い日である”
というのが正しい表現になります
新月から満月に至る期間が、
毎回ぴったり15日間ではないことから、
年によって多少ズレが出るようです
2011~2013年は満月の年でしたが、
今年から2020年までの7年間は完全な満月ではなく、
ほんの少しだけ欠けた名月の年になります
毎年その年だけの名月の形が見られるそう思うとですねぇ
他にも「十三夜(じゅうさんや)」、「十日夜(とおかんや)」の
『お月見』の行事があるのを知っていますか
「十三夜」とは、十五夜の後に巡ってくる十三夜を指し、
旧暦9月13日のお月見のことを言います
「十三夜」は、十五夜に次いで美しい月だといわれています
また、十五夜または「十三夜」の
どちらか一方の『お月見』しかしないことを「片見月」と呼んで、
縁起が悪いといわれているんですよ
今年の「十三夜」は10月6日になります
「十日夜」とは、旧暦10月10日に行われる収穫祭で、
東日本を中心に行われています
西日本では旧暦10月亥の子の日や11月に、
類似する収穫の行事がありますね
「十日夜」は『お月見』がメインではないため、
月齢に関係なく新暦の11月10日に
お祭りを実施する地方が多いようですねぇ
昔から十五夜、「十三夜」、「十日夜」の
3日間が晴れて『お月見』が出来ると
縁起が良いとされています
「十三夜」、「十日夜」については、又その頃にぃ
『中秋』の夜に雲などで月が隠れて見えないことを「無月(むげつ)」、
『中秋』の晩に雨が降ることを「雨月(うげつ)」と呼び、
月が見えないながらも、
なんとなくほの明るい風情を賞しているんですねぇ
因みに満月は「望(ぼう)」
また、俳諧では8月14日~15日、16日~17日の夜を
それぞれ「待宵(まつよい)」、「十六夜(いざよい)」と称して、
名月の前後の月を愛でますなんとも風流ですねぇ
本日、9月9日「十六夜」は、
2014年で最後のスーパームーンの日です
綺麗な満月を見ろことが出来る今年最後のチャンスですよぉ
皆様今宵はどうぞ素敵な『お月見』をお楽しみくださいませぇ
『中秋の名月』、『お月見』の続き、
スーパームーンについては、また明日ぁ