大晦日・ゆく年くる年
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
2014年12月31、大晦日
今年も後数時間となりました・・・
今年もたくさんの方々に支えていただいて、
無事に1年が過ぎようとしています
いつも見守ってくださる皆様に感謝、
たくさんの出会いに感謝、素晴らしいご縁に感謝
今年起こった全ての出来事に感謝の気持ちでいっぱいです
本当にありがとうございましたぁ
本日は1年の最後の日
大晦日(おおみそか)または、『大晦(おおつごもり)』ともいいますね
旧暦では毎月の最終日を「晦日(みそか)」といいました
「晦日」のうち、年内で最後の「晦日」、
つまり12月(または閏12月)の「晦日」を大晦日といったんですよぉ
元々“みそ”は“三十”であり、“みそか”は30日の意味だったらしいのですが
(ただし、月の大小が年によって変動するので、実際には29日のことも・・)
後に新暦の12月31日を指すようになったんだそうです
又、月末最後の日を『晦(つごもり)』ともいうので『大晦』ともいいます
『晦』とは、“月が隠れる日”、すなわち「月隠(つきごもり)」が転じたものですよ
12月31日の大晦日には1年の間に受けた罪や穢れ(けがれ)を祓うために、
「大祓い(おおはらい)」が宮中や全国の神社で執り行われますね
仏教色が強い夏の『お盆』に対して、『お正月』の行事の1つである大晦日は、
新しい年の穀物に実りをもたらし、
私達に命(年)を与えてくださる「歳神様」を祀る意味を強く感じます
昔は、1日は夜から始まり朝に続くと考えられていたため、
大晦日は既に新しい年の始まりでした
そのため、この日に“縁起物”であるお頭(かしら)付の魚を用いた、
正式な食事やお雑煮などを家族揃って食べるなどするんですよぉ
元旦には「歳神様(としがみさま)」という新年の神様が、
1年の幸福をもたらすために各家庭にやってくるので、
年末最後の大晦日は、“歳神様を寝ないで待つ日”とされていたんだそうです
この年越しの夜のことを『除夜』をとも言って、
この夜に早く寝ると白髪になる、皺(しわ)が寄るとかいった俗信があったんだそうですよ
大晦日には、様々な年越しの行事(伝統的な風習)が行われますねぇ
【年籠り(としごもり)】
「歳神様」は初日の出とともにやってくるという説もあるため、
大晦日の夜に寝ないで「年神様」を待つことを【年籠り】といいます
うっかり寝てしまうと、“シワや白髪が増える”などという恐ろしい言い伝えも
どうしても眠くなったら「寝る」ではなく「稲積む(いねつむ)」というと、
魔力から逃れられるというんだそうですよ
【年男】
その年の干支にあたる男性を【年男】と呼びますが、
もともとは「お正月」の行事を取り仕切る人のことを【年男】と呼びました
昔は家長が【年男】を務め、 暮れの大掃除、
「お正月」の飾りつけ、「歳神様」への供え物、
おせち料理を作るなど、「お正月」全般を取り仕切っていたんですって
このように、【年男】として大変忙しい役目を家長が担っていましたが、
次第に長男や奉公人など、若い人が務めるようになり、
今日では、お母さんが大活躍ですねぇ
【年越しの祓(はらえ)】
神社では、6月末日と12月末日に「大祓」の行事が行われます
6月の「大祓」を「夏越しの祓(なごしのはらえ)」、
12月の「大祓」を「年越しの祓」といいますよ
それぞれ、半年分の穢れを落とす行事で、
白紙で作った人形(ひとがた)で身体の穢れを祓い、
川や海へ流したり、かがり火を焚いたりして、健康と厄除けを祈願します
【除夜の鐘】
本来大晦日は「歳神様」を祀るための準備が行われる日でしたが、
仏教の浸透とともに、【除夜の鐘】をつく習慣も生まれました
大晦日の夜ふけに、全国のお寺で鳴らされる108つの鐘を【除夜の鐘】といいますねぇ
108とは仏教思想に基づく「百八煩悩」を意味しています
煩悩とは“心を惑わし、身を悩ませる”ものを言い、
鐘をつくことで怒りや嫉妬など、人間にある108の煩悩を絶ち、
1つ1つ取り除いて、清らかな心で「お正月」を迎えようと言うことです
また、108回のうち最後の1回は年が明けてから突きます
これは、“今年1年煩悩に惑わされないように”、
という意味が込められているそうですよぉ
中国で宋の時代から始まったもので、
“暦に関する数字を足し合わせた数が百八になるため”という説もあるんだとか
【年越し蕎麦】
大晦日の風物詩である【年越し蕎麦】は、
江戸時代頃から食べられるようになったそうです
1年の締めくくりに、“蕎麦のように細く長く長寿であるように”願って、
【年越し蕎麦】を食べます
忙しい「晦日」は手早く簡単に食べられるようにということから
月末に蕎麦を食べる「みそかそば(晦日蕎麦/三十日蕎麦)」という風習が、
大晦日だけに残ったものなんだそうですよ
蕎麦はうどんなどと比べて切れやすいことから、
“一年の苦労や災いを断ち切る”という意味もあるようです
金箔職人が飛び散った金箔を集めるのに蕎麦粉を使ったことから、
“蕎麦ははお金を集める=金運を願う”という説もあるとか
また【年越し蕎麦】を、年が変わるまでに食べ終わらなければ幸運を逃す、
縁起が悪い、残すと翌年金運に恵まれないとなどとも言われているんですって
【二年参り(初詣)】
初詣(はつもうで)の形式の一つで、
大晦日の深夜零時を境に前後にお参りすることから、
2年にまたがってするため、【二年参り】といいますよ
「名残りの空」
大晦日、過ぎ去る年を惜しみ、万感の思いで見上げる空をこう呼びます
男女や人との別れを詠んだ古い歌から生まれた言葉です
「年守る」
大晦日の夜、家族みなが集まり、
眠らずに夜が明けるのを待つことです
過ぎゆく年を静かに見守りながら、新しい年を迎えます
大晦日は神社仏閣や各地方で伝統的な行事が行われたり、
その他にも年越しを祝うイベント(カウントダウン・パーティー等)が行われますねぇ
そういった行事やイベントや、初日の出など元旦のイベントに参加するも好し、
お家で家族そろって新年を迎えるのも好し、
皆様、どうぞ良い年をお迎えくださいませぇ~
新しい年が、皆様にとって輝かしい1年となりますことを、
心よりお祈り申し上げます