お散歩徒然記♪
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
早いもので、今年も残すところ1ヶ月となりました
今年のことは今年のうちにぃ~~
ということで、本日はご紹介出来ていなかったお花達について・・・
“お散歩で出合ったお花達編”です
遡ること夏8月上旬です
ジリジリと焦げつくような日差しがまぶしかったある日のこと
祇園「辰巳神社」付近、新橋から涼しげな白川を
白川と青鷺、むこうの方に小さな鳥・・・
お花ではありませんが、暑過ぎる中の憩いの一瞬でした
京都の夏を代表するお花です
“茹だるような蒸し暑さ”、京都の猛暑を物ともせず、
夏の間美しい花を咲かせ続けてくれていました
「約100日間、ピンクの花を咲かせる」のが
百日紅の名前の由来です
7月から10月の約3ヶ月間、夏から秋まで咲き続けてくれます
(実際には、一度咲いた枝先から、再度芽が出てきて花をつけるため、
咲き続けているように見えるんですって)
“幹がスベスベで、猿も登れない”ところから、『猿滑』とも書くんですよぉ
シマトネリコ、別名「タイワンシオジ(台湾塩地)」とも
沖縄諸島から台湾、フィリピン、インドに分布し、雌雄別株、
モクセイ科トネリコ属の常緑高木、又は半常緑高木です
シマトネリコのシマは、島という意味なんですよぉ
艶のある美しい小葉が、規則的に並んで綺麗です
(奇数羽状複葉といいますよ)
風になびく軽やかな樹姿と、小葉から降り注ぐ木もれ日が、
涼しげで爽やか印象を与えます
和風・洋風どちらにも似合うので、雑木(ぞうき)のなかでも、
お家のシンボルツリーやマンションのエントランス等にも使われて、
人気を呼んでいますねぇ
5月下旬から7月にかけて、枝先に小さな白花を咲かせます
これは8月中頃のある日
枝の先の白いフワフワしたもの、これはいったい何だろう・・・
どうやら花ではなさそうだし・・・新芽かなと思って調べてみますと・・・、
実はこれ、実なんですって
花がやがて結実して、白色の翼(よく)をもったタネなんだそうです
花は幾分地味で、その後のタネの方が樹上に長くついているので、
遠目に見ると花が咲き続けているようにも見えるんだそうですよ
確かに黄白い翼が風にヒラヒラ舞って、キラキラして綺麗でした
芙蓉(ふよう)
ピンク色の大きな花が艶やかです
枯れたあとの姿も印象的で、“枯れ芙蓉”というんだとか・・・
昔から、美しい人の例えに用いられている花で、
美しく淑やかな顔立ちのことを「芙蓉の顔」と言いますねぇ
これは8月下旬のある日です
猛暑の京都で、待ち遠しい秋の訪れを感じさせてくれる芙蓉
朝に咲き夕べに萎む「一日花」です
それゆえに憂いや侘しさを感じ、
それが限りない魅力となって私達の心を惹きつけます
芙蓉の品種で最も美しいものに酔芙蓉(すいふよう)があります
八重咲きで芙蓉とほとんど同じ形ですが、
朝の咲き始めはに白花で、次第に赤みを増していき、
夕暮れ時なるにつれて赤くなっていきます
その様子が、酔っぱらって赤くなった様とのことで、
この名がついたそうですよ
そしてもう一つ、芙蓉と似たお花に木槿(むくげ)があります
中国原産で、日本には平安時代に渡来したそうです
中国名を『木槿(ムージン)』と呼びます
漢名の『木槿』の音読み、「もくきん」が変化して「むくげ」となったとも、
韓国の呼び方『無窮花(ムグンファ)』または『ムキュウゲ』が変化して
木槿となったともいわれているんですって
(因みに、韓国では国の繁栄を意味する花として国花になっています)
夏の炎暑を物ともせず、長期にわたって咲き続けるので、
“無窮花木”と呼ばれているそうです
芙蓉 とおなじ「一日花」で、
「槿花一朝(きんかいっちょう)の夢」(人の世は儚いという意味)に例えられています
二つを見分ける方法は葉っぱ
葉っぱを見れば一目瞭然です
五角形の葉っぱだと芙蓉 、葉っぱが小さく尖っていれば木槿です
どっちかなぁ~と思った時は見てみてくださいね
またはマンジュシャカ)』とも呼ばれています
『リコリス』は、ギリシャ神話の海の女神、海の精であるネレイドの一人、
「Lycorias、Lycoris」の名前から採ったものと言われています
『曼珠沙華』は、“天上の花”という意味で、
“おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天からふってくる”
という仏教の経典によるんですって
彼岸花の名は、秋の彼岸ごろから開花することに由来しています
これもお彼岸の頃のある日でした
花が咲いた後で葉が伸びてきますが、
冬と春を越して夏近くなると葉は全く消えてしまいます
この“花と葉を同時に見ることはできない”という特徴から、
日本では「葉見ず花見ず」ともいわれますよぉ
次はコスモス
秋桜と書いてコスモス
秋の花の代表格がコスモスの花ですねぇ
秋桜と書かれるのは、 赤・ピンク系が主流とされ、
まるで春の『桜』のように満開に花咲くコスモスから、
この名前がつけられたといわれていますよぉ
あメキシコ原産のコスモスは、
日本の開国と同時に渡来し、瞬く間に全国に広がったといいます
花言葉は『愛情』、『乙女のまごころ』、『たおやかさ』、『少女の純真』
花びらを透かして秋風に揺れるコスモス
このコスモスが咲き終わると、
厳しい冬が近づいているのを実感しますねぇ
今年の冬は寒くなるのかなぁ~なんて思いながらお散歩した、
10月上旬のある日でしたぁ