神秘☆皆既月食
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
皆様、昨夜の皆既月食ご覧になりましたかぁ
2011年12月11日以来、三年ぶりに『赤い月(ブラットムーン)』が
肉眼で見られましたねぇ
所用をこなしながらのiPhoneでの撮影のため、
こんな感じで残念ですが・・・
肉眼でとっても綺麗に皆既月食を楽しむことが出来ましたよぉ
「月食」は、地球の影の中に月が入りこみ、
月が欠けて見えたり月の色が変化したりする現象です
宇宙空間では、太陽に照らされた地球の後ろ側(夜の方向)に
地球の影が伸びています
地球のまわりを回る月がこの影の中に入ってくると、
月面にその影が落ち、「月食」が起こるといいます
このとき「太陽」‐「地球」‐「月」は一直線に並んでいますから、
「月食」は必ず満月のタイミングで起こるんですよぉ
しかし反対に、満月になるたびに「月食」が起こるわけではないんですって
(月の公転軌道が地球の公転軌道に対して5度ほど傾いていることから・・。
詳しくは、こちらをご覧くださいませ
http://www.astroarts.co.jp/special/20141008lunar_eclipse/index-j.shtml
影(地球によって太陽が完全に隠された部分)の中に
月が全部入ってしまう状態を『皆既食』と呼び、
そのような皆既状態が見られる「月食」を皆既月食と呼ぶんですよぉ
(月が地球の影の中心に近いところを通れば、
皆既月食が長く続くことになります)
また、影の一部だけが月を隠している状態は『部分食』と呼んで、
月食全体を通じて『部分食』しか見られない「月食」を『部分月食』と呼びます
『皆既食』の前後にも『部分食』が起こっていて、
月が地球の影の中を動いていくにつれて
白い満月→部分食→皆既食→部分食→白い満月、と変化していきます
昨夜も時間の経過と共に変化していく美しい月を見ることが出来ましたねぇ
では、皆既月食が赤く見えるのは何故でしょう
『皆既食』のときには月全体が地球の影の中に入っているので、
月に太陽の光が当たらず、月が全く見えなくなってしまうように思いますよね
しかし実際には月を見ることができます
これは地球の大気の中を太陽光が通り過ぎるとき、
その光は大気の影響で曲げられ(屈折して)て月まで届き、
ほんのりと月を照らします
このとき、光の成分のうち、波長の短い【青い光】は
大気に散乱されるためほとんど月まで届きません
波長の長い【赤い光】は散乱されにくく、
大気中を通過していくので月まで届くのだそうです
このことから、『皆既食』中の月の色は
「赤銅色(しゃくどういろ)」、「赤い月(ブラッドムーン)」と呼ばれるんですってぇ
次の皆既月食がみられるチャンスは来年
2015年4月4日だそうですよぉ
肉眼でもじゅうぶん楽しめる皆既月食ですが、
次のチャンスには皆様に美しい月をご報告出来ますよう、
形や色が刻一刻と変化していく様子を
バッチリ撮影したいと決意しております