紅葉狩り「琵琶湖疏水~インクライン~」②
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
11月最終週に訪れた、「蹴上インクライン」、「蹴上船溜」のご報告です
まず始めに、前回から出てきております地名『蹴上』
“蹴り上げる”と書いて“けあげ”と読みます
京都では、こんな何と読んでいいのか解らないような地名が沢山ありますね
『蹴上』という珍しい地名は、
源義経が奥州へ向かったとき、この地で平家の武者とすれ違い、
その馬が蹴り上げた泥水が義経を直撃し、
それに激怒した義経は、その平家武者を9人斬ったという伝説が残る
古来からの交通の要所だったことからきているそうです
前回ご報告しました「ねじりまんぼ」「ねじりまんぼ」の上部の土手は
インクライン(傾斜鉄道)になっています
「蹴上インクライン」は、
台車に船を乗せて山腹を移動させた、明治時代の鉄道の跡です
山に阻まれ、それまで人馬に頼るしかなかった京都~大津間に水運が開かれて、
経済に大きな影響を及ぼしたことでしょうねぇ
蹴上付近は「蹴上インクライン」、日本初の水力発電所「蹴上発電所」など、
疏水関連施設や、産業遺跡が集中しています
TVの京都案内番組やドラマでもよく登場する、
(「水路閣」については、紅葉狩り「南禅寺」編でご報告したいと思います)
また、「蹴上インクライン」は桜の名所としても知られていますねぇ
といった具合に、この辺りは沢山の名所が集中する、
とってもお勧めスポットなんですよぉ
復元された台車「三十石船」が現在も「蹴上船溜」に残っています
「琵琶湖疏水」は京都~大津間の船の輸送を用途の一つとしていましたが、
落差の大きい場所は船が運行できないので、
台車に船を載せて上下させるインクラインで運行していました
「蹴上インクライン」は、「蹴上船溜」と
現在の「琵琶湖疏水記念館」前の「南禅寺船溜」を結ぶ延長640m、
敷地幅22m、勾配15分の1の路線で、
運転用の巻き上げ機は「蹴上発電所」の電力で運転したといいます
素晴らしい史跡と共にある、木々の美しい紅葉が堪能出来ることの幸せ感
格別ですねぇ~~
「蹴上インクライン」は、平成8年に琵琶湖疏水関連施設として、
国の史跡に指定されているんですよぉ
紅葉は、この燃える様な赤が一番好きです
仁王門通りから「南禅寺」参道へ続く橋の上から眺めた「蹴上インクライン」
やっぱり鮮やかな赤に目が止まります
さぁ、次は「南禅寺」へ
皆様、ご期待下さいませぇ~