十三夜☆月うさぎ
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
大型で強い台風18号の影響で、
現在も東北、関東方面に警報が発令されているようです
皆様、お変わりありませんでしょうか
本日は十三夜、十五夜に次いで美しい月だといわれる日
今年残されている少ない『お月見』のチャンスです
とてもそれどころじゃない地域の方々におきましては、
大変申し訳ございません・・・
台風一過の京都より、少しでも楽しい話題をお届けさせてくださいませぇ・・
十三夜とは、旧暦9月13日のお月見のことで、
旧暦8月15日の十五夜の後に巡ってくる十三夜をさします
そのため、旧暦を新暦になおして10月13日とするのではなく、
その年によって日付が変化するんですよぉ
十三夜は十五夜に次いで美しい月だと言われているため、
『中秋の名月(十五夜)』から約1か月後に巡ってくる十三夜のお月見を
昔からとても大切にしていて、
十五夜または十三夜のどちらか一方しか観ないことを
『片見月』と呼んで、縁起が悪いこととしていたんだといいます
また、十三夜には栗や枝豆をお供えすることから、
『栗名月』、『豆名月』ともいいますよ
(因みに十五夜には里芋などのイモ類を供えることから、
別名『芋名月』といいましたねぇ
月を眺めていると心が自然に和みます
何気なく見上げた夜空に輝く月・・・、
ただただ眺めているだけで心が安らいでいく気がします
そして、月そのものも勿論の事、満月には特に、
神秘的で不思議な力(パワー)を感じたりしませんかぁ
そんな時、ふっと思い浮かぶのが月うさぎ
月でお餅をついているという、あの月うさぎですよねぇ
月の模様の黒い部分は「海」と呼ばれる低地
その黒い部分で「餅をついているうさぎ」の姿を見立てているといいます
月うさぎの伝説にも諸説あるらしいのですが、
1番ポピュラーなものをご紹介したいと思います
昔、あるところにウサギとキツネとサルがおりました
ある日、疲れ果てて食べ物を乞う老人に出会い、
3匹は老人のために食べ物を集めます
サルは木の実を、キツネは魚をとってきましたが、ウサギは一生懸命頑張っても、
何も持ってくることができませんでした
そこで悩んだウサギは、「私を食べてください」といって火の中にとびこみ、
自分の身を老人に捧げたのです
実は、その老人とは、3匹の行いを試そうとした『帝釈天(タイシャクテン)』という神様でした
『帝釈天』は、そんなウサギを哀れみ、
月の中に甦らせて、皆の手本にしたのです
これは、仏教説話からきているお話なんですって
また、このお話には続きがあって、
“ウサギを憐れんだ老人が、その焼けた皮を剥いで月に映し、
皮を剥がれたウサギは生き返る”という説もあります
というわけで、月の白い部分ではなくて、
黒い部分がうさぎ、ということになるんですねぇ
では、どうしてウサギは月でお餅をついているのでしょうか
「うさぎが老人のために餅つきをしている」とか
「うさぎが食べ物に困らないように」という説があるといいますが、
十三夜や、十五夜が豊穣祝いであることを考えると、
沢山のお米がとれたことに感謝する意も込められているようですねぇ
そして、月の模様をどう捉えるかは、国によって様々なんだそうですよ
韓国や中国では、日本同様ウサギに見えるそうですが、
中国のウサギはお餅をついているのではなく、
薬草を挽いているといいますまた、中国の中でも、
ウサギではなく大きなはさみをもった「カニ」という地域もあります
欧米では「女性の横顔」だと言われていますし、
インドネシアでは「編物をしている女の人」、
ベトナムは「木の下で休む男の人」、
オーストリアでは「男性が灯りを点けたり消したりしている」のだそうです
他にも、「インディアン」「本を読む老人」「怪物」、
「ワニ」「ロバ」など本当に様々なんですって
それはそうですよね
月は地球に対していつも同じ面を向けて回っているので、
世界中どこで見ても同じ表面を見てはいますが、
見える角度によって違ってくるのは当たり前ですよねぇ
地球から月まで約384,400km
十五夜に次いで美しいといわれる十三夜を
今宵も愛でてみませんかぁ~