☆水揚げ法と花養い☆
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京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
只今Cobaは、花を一生のパートナーにを胸に、
独立開業を目指して実技実践のプロコース
&NFD資格取得のお勉強に日々精進しております
続きまして、NFDのお勉強
植物素材のあつかい方について・・・
植物素材は生きものですから、取扱いには十分注意しなければなりません
作品を美しく長持ちさせるためには、
植物素材を美しくみずみずしく保たなければなりません
[植物の茎の構造]
根から吸い上げた養分や水分を植物全体におくる茎の組織が、
「師管」と「道管」からなる『維管束』で、
「師管」は養分の通路、「道管」は水分の通路です
植物素材をみずみずしく保つ為には、
水分の通路である「道管」をつぶさないように茎をカットすることがたいせつです
[植物素材の水揚げ法]
根から切り離された植物素材を長持ちさせるためには、
それぞれの植物に適した水揚げの方法があります
〈水切り〉
水中で茎を切り、道管に空気が入るのを防ぎます
最も基本的な水揚げの方法で、ほとんどの植物は、水切り処理で対応できます
空気中で茎を切ると、切り口が空気の膜によって水の吸収が妨げられるため、
深く満たした水中で茎を切り直します
よく切れるハサミで、切り口を斜めに切ると吸水面積が大きくなり効果的です
〈水の中で折る〉
主にキク類(キク、リンドウ等)に用い、水中で茎を手折りします
〈湯揚げ〉
茎の切り口をお湯で煮たり、熱湯につけます
〈焼く〉
切り口が焦げるくらい焼きます主に草花類に用います
〈たたいて砕く〉
特に枝物に用い、切り口部分をたたいて砕きます
〈表皮を削る〉
特に枝物に用い、表皮がかたいものは、表皮を削ります
〈縦に割る〉
特に枝物に用い、切り口を縦割りにします
〈水の注入〉
茎が中空のものは専用ポンプで水を注入します
水揚げ法の物理的処理として、
花を逆さに持って水をかける方法があります
これは、葉の裏側に湿気を与え蒸散作用を遅らせて、水持ちよくします
ただし、花には直接水がかからないよう注意し、
逆さ水を施した後は新聞紙等で包んで、深水で養います
化学的処理による水揚げの法としては、
切り口に塩や焼きミョウバンを擦り込んだり、酢やハッカ水、
アルコールに浸ける等、切り口を刺激して水揚げを促します
まだまだ続く『NFD』のお勉強
どうぞお付き合いくださいませねぇ~