秋の七草♪
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
昨日今日、全国的に秋晴れに恵まれまして、
爽やかな9月の終わりを迎えています
朝晩は寒い位の日もありますが、
随分過ごしやすくなってCobaはとってもです
秋分を過ぎて、日が沈むのも早く感じられる今日この頃、
十五夜(今年は9月8日でしたねぇ)の頃、
太陽が沈んでからすぐに昇っていた月も、
日を追うごとに出が遅くなっているのを感じます
そんな、月がまだ昇っていない宵の暗闇を宵闇と言いますよ
又、夜明けの東の空に残る月を、有明月と言います
『暁月』、『残月』という表現もありますが、
有明月の場合は、細い月を指すことが多いようです
そして、秋は「流れ星」が多く見られる季節でもありますねぇ
「流れ星」が飛ぶように夜空を横切ることを、星飛ぶといいます
また、星走るとも・・・
秋は何とも風流で豊かな言葉が沢山あって素敵ですねぇ
そこで、また秋を感じられる風流なお話を一つ
皆様、『七草』には春だけでなく、秋バージョンもあるのをご存知ですかぁ
いわゆる『春の七草』は、
1月7日に食べる「七草粥」に入れる「せり」、「なずな」、
「すずしろ」の7種でしたねぇ
(詳しくはhttp://ameblo.jp/katuwomama-42/archive8-201401.html
こちらをご覧くださいませぇ)
これに対になる形で、秋の七草というものがって、
こちらは食用につながるものではありませんが、
秋に咲くかわいらしい野草を愛でる日本人の習慣として
継承されてきているんですよぉ
秋の七草とは次の7つのことで、
秋を彩る植物として親しまれています
「萩(ハギ)」、「桔梗(キキョウ)」、「葛(クズ)」、「藤袴(フジバカマ)」、
「女郎花(オミナエシ)」、「尾花(オバナ/ススキのこと)」、
「撫子(ナデシコ)」です
萩(ハギ)
萩とは「秋に咲く草」という意味
お彼岸の「おはぎ」は、この萩に由来します
桔梗(キキョウ)
花期は夏なので、夏の着物によく描かれています
葛(クズ)
茎で籠や布を織ったり、根から採取したでんぷんが「くず粉」となります
漢方薬の「葛根」は根を乾燥させたものですよ
香りが強く、貴族たちはお湯に入れたり、衣服や髪につけていたんだとか
別名「蘭草」「香水蘭」
女郎花(オミナエシ)
恋に破れて身投げした女性の脱ぎ捨てた山吹色の衣が、
この黄色い花になったといいます
穂が出た状態は動物の尾に見立てて「尾花」というんですよぉ
ひとつひとつを見ていくと、意外と食卓との関連があったりしますよ
尾花=ススキは、お月見の夜、お団子と一緒にススキを飾りますねぇ
撫子は最近では種類が増えた
『エイディブルフラワー(食べられるお花)』のひとつです
(菊(食用菊)が有名ですねぇ)
花びらがピンクのものや赤のものなど種類も多く、
体を温める食材として、さまざまな場面で活用されています
和食の「葛びき」という調理法では、
とろみをつけるために使われますねぇ
などなど・・・目で楽しめて用いて(食しても)の、
秋の七草と一緒に、風情ある秋を堪能してみましょうぅ