神無月◎利休月
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
本日より10月のスタートですねぇ~
今年も後残り3か月
早い・・・一日一日が、あっという間に過ぎていきます
今日は学校や会社では、「衣替え」の日でしたね
合服から冬服へ「衣替え」は平安時代の宮中行事、
「更衣(こうい)」に由来しているんですって
10月は神無月かんなづき、かみなしづき)とも言いますねぇ
もとは旧暦10月を神無月と呼びましたが、
現在では、新暦10月の別名としても用います
神無月の語源としては、
「醸成月(かみなんづき)」、新穀で新酒を醸す月
「神嘗月(かんなめづき)」、新嘗(にいなめ)の準備をする月、神嘗祭のある月
「神な月(かみなづき)」、「神の月」の意、神を祭る月
「雷無月(かみなしづき)」、雷の鳴らない月
などがありますが、「神な月」、神の月、
神を祭る月というのが有力の様です
そして、伝説的な感じでよく言われるのが、
旧暦の10月には、出雲の国の出雲大社に日本中の神様が集まって
一年の事を話し合うための会議を開くので、
出雲以外の国には神様がいなくなってしまうことから、
神無月と言われて、神様の集まる出雲の国では
(しかし、出雲へ行かずに村や家に留まる、
田の神・家の神的性格を持つ留守神も存在して、
すべての神が出雲に出向くわけではないともされているんですって)
諸説あるとのことですが、出雲大社に神々が集まるのは、
一般には“縁結びの相談のため”とされているんですって
出雲では出雲大社の他にも、いくつかの神社で
旧暦10月に『神在月』の神事が行われるんだそうですよぉ
神話に満ちた出雲の国、
出雲大社へ一度行ってみたいなぁと思っちゃいますねぇ
そして10月は、利休月
ひんやりとして澄んだ秋の気配が深くなると、
「秋の七草」のススキが穂をつけ、
利休色に染まった枯野の閑寂がどこかあか抜けて、
張りのある黄褐色の風景に生まれ変わります
利休が好んだ「わび・さび」に、色っぽい華やぎを加えて「いき」
なかでも赤・黄・橙と表情豊かな茶が生み出す情感が、
洒脱で小粋なイメージを演出します
10月を代表するお花といいますと・・・
アザミ(薊)
アザミの種類はいろいろあって、
どれもよく似ていて分類が難しいといいます
日本だけでも約60種類もあるらしいのです
「野薊(のあざみ)」、「野原薊(のはらあざみ)」、
「アメリカ鬼薊(アメリカおにあざみ)」などなど・・・・・
「野薊(のあざみ)」は春咲きのアザミで、
それ以外のアザミは、夏から秋にかけて咲くんですよ
沖縄の八重山地方では、トゲを「あざ」と呼ぶことから
「あざぎ」(とげの多い木)と呼ばれ、しだいにアザミになった説
また、「アザム」の言葉に由来するという説もあります
(「アザム」には、「驚きあきれる」とか「興ざめする」の意味があって、
花が美しいので手で折ろうとすると、
トゲにさされて痛いので、「驚きあきれ、興ざめする」ということから
風に乗って飛んで行きます
花言葉は、「独立」
別名は、「鶏冠花(けいかんか)」、「韓藍(からあい)」
花が鶏の鶏冠(とさか)状に見えるのでこの名前になりました
ケイトウは英語でも「cocks-comb」(鶏のとさか)なんですよぉ
花が丸くなって咲くものや、槍のようにとがるものなど、色々あります
花言葉は、「おしゃれ」、「個性」
別名は、「クローバー」、「馬肥(うまごやし)」
(馬肥は、本来は、黄色いつぶつぶの別の花の名前でもあります)
江戸時代に、オランダ人がガラス器具を箱詰めするとき、
詰め物として利用していたのが名前の由来だといいます
小さな頃、野原いっぱいに生えたシロツメクサを夢中で摘んで、
花冠をつくって遊んだのを思い出しますねぇ
懐かしいなぁ~またシロツメクサの花冠がつくりたくなってきました
(野原じゃなくて田んぼだったかも・・・)
お花の話ではありませんが、
「クローバー」の葉は、夜になると葉を閉じるんですよぉ
葉は普通3枚ですが、時に4~6枚の葉をつけることもあって、
四つ葉のクローバーは幸せを呼ぶとして親しまれていますねぇ
何故幸せの四つ葉のクローバーなのか・・といいますと
・ヨーロッパでは、三つ葉はキリストの三位一体(父なる神/キリスト/聖霊)を表すシンボルで、
さらに四つ葉は十字架を表しているとして、
幸運をもたらすといわれます
・アメリカでは、四つ葉の花言葉は「Be mine(わたしのものになって)」
1枚1枚に意味があって、「Fame(名声)」、
「Wealth(富)」、「Faithful Lover(満ち足りた愛)」に、
「Glorious Health(素晴らしい健康)」が加わり、
4枚そろって「True Love(真実の愛)」を表すとされています
・日本では、三つ葉は「希望」、「信仰」、「愛情」を示して、
四つ葉はもう1枚の葉で「幸福」を示すといわれています
四つ葉のクローバーも幼い頃に、必死になって探した記憶があります
シロツメクサの花冠と四つ葉のクローバー、
ほんわかした優しくて懐かしい想い出です
本日より10月がスタート
もう少しすると、北の国から紅葉の便りがちらほらと届いてきそうですよね
そして「十三夜」、「皆既月食」、「体育の日」、
「ハロウィン」などなど・・・色んな行事が目白押しです
今月も皆さんに楽しいご紹介、ご報告が出来ます様にぃ