霜月◎檜皮月
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
11月に入って2回目の日曜日
皆様、如何お過ごしでしょうかぁ
11月は霜月(しもつき)ですねぇ
日本では、元々旧暦11月 を霜月と呼んでいましたが、
現在では新暦の11月の別名としても用いています
霜が降りる頃であることから、霜月は文字通り“霜が降る月”
になったというのが一般的のようです
また、10は満ちた数で、一区切りなので「上月」になり、
それに対して、「下月」とする説
『神無月』(10月)を「上な月」と考えて、「下な月」とする説
上下の「下」とする説
他に、「食物月(おしものづき)」の略であるとする説や、
「凋む月(しぼむつき)」、「末つ月(すえつつき)」が
訛ったものとする説もあります
また、「神楽月(かぐらづき)」、「子月(ねづき)」の別名もありますよぉ
季節で言えは初冬(しょとう)
『立冬』から『大雪』の前日(2014年は11月7日から12月6日)をいいます
そして11月の四季色は、といいますと
檜皮月(ひわだづき)秋の深まりは茶の彩りで決まります
檜の皮で屋根を葺く「檜皮葺(ひわだぶき)」は、
神社仏閣などで多く見かけますが、
この樹皮のように重厚で強い色が『檜皮色』
平安時代に生まれた色名で、
源氏物語にも“檜皮色の紙のかさね”と記されているんですよ
一言で枯葉色といってしまうと簡単ですが、
この時季は微妙な茶の濃淡の美しさを楽しみながら深まる秋を感じるのも
紅葉とはまた違う趣があって素敵ですねぇ
この時季のお花は、といいますと
紫色の実の清楚な美しさを、「紫式部」に例えたといいます
また、紫色の実をびっしりつけることから、
「紫重実、紫敷き実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたものが、
「紫式部」となっていった、との説があります
花言葉は「上品」、別名は「実紫(みむらさき)」
よく似たものにムラサキシキブを小さくした、
『コムラサキ(小紫)』もあります
また、式部シリーズには白い実が美しい『シロシキブ(白式部)』もあるんですよぉ
ツワブキの名は、艶葉蕗(つやばぶき)、
つまり“艶のある葉のフキ”から転じたと考えられています
沖縄方言では「ちぃぱっぱ」というんですって
日陰でもよく育つので、日本庭園の石組みや木の根元などに好んでつかわれます
斑入りの葉を持つものもあって、葉姿もとっても美しいですねぇ
冬から春にかけて、若葉をつみとって塩ゆでにするとおいしいんですって
葉を火であぶったものは腫れ物や湿疹に薬効があるといいます
『フキ』と同じように茎を食用とすることもあって、
「キャラブキ」や九州名産の「佃煮キャラブキ」は、
このツワブキの葉っぱで作られますよ
因みに『フキ』が夏緑性(落葉性)であるのに対して、
ツワブキは常緑性なので、冬の間も美しい葉が楽しめますよぉ
キンポウゲ科の植物の一種別名、「キブネギク(貴船菊)」
名前にキクが付きますが、『キク』の仲間ではなく『アネモネ』の仲間です
秋に、『キク』に似た花を咲かせるところからこの名前になったといいます
漢名は「秋牡丹」
古く中国から渡来し、厳密に言うと、濃いピンク色の花を別名で
「キブネギク(貴船菊)」というそうで、
Cobaの住む京都の貴船地方に広く分布することによるそうです
花言葉は「忍耐」
しなやかで、しっとりと可憐に咲く風情が楚々として上品です
それとは裏腹に、寒さにとても強くて丈夫なシュウメイギク
Cobaの大好きなお花の一つですよ