梅雨の晴れ間♪
本日も、ご訪問ありがとうございます
京都の四季とCobaのお花と共に暮らす日常をお便りします♪
台風8号が過ぎ去りました
近畿地方は思いのほか影響を受けずホッとしておりますが、
各地で、様々な災害の足跡を残してます
災害に遭われた地域におかれましては、
心より、お見舞い申し上げます
昨日今日は、これぞ台風一過という感じの快晴
本日は、梅雨の合間のお散歩で出会ったお花達をご紹介します
この時期はやっぱり紫陽花
ご近所さんの玄関先を優しく彩る萼紫陽花
一般に花といわれている部分は装飾花で、
おしべとめしべが退化していて(中性花)、
花びらに見えるものは萼(がく)なのですよ
諸説ありますが、紫陽花の原種は
日本に自生する萼紫陽花だといいます
萼紫陽花は装飾花が花序の周辺部を縁取るように並び、
園芸では「額咲き」と呼ばれています
因みに、萼紫陽花から変化した、
花序が球形ですべて装飾花となった紫陽花は
「手まり咲き」と呼ばれます
原種が日本に自生する萼紫陽花というだけあって、
どこか和の趣を感じられる萼紫陽花がCobaは大好きです
こちらは、御池通りに沢山植えられた紫陽花達
『四季の花ストリート事業』として、
御池通には一年を通して、四季の花が植えられています
今の時期は紫陽花
南側には白、グリーン系
北側には、青、紫系の紫陽花達が涼しげに咲いています
紫陽花といえば、青、紫が一般的ですね
Cobaは、この爽やかな白、グリーン系の紫陽花も好きです
ビジネス街でもある御池通り
通りを行き交う沢山の方々の心をホッと和ませていることでしょうねぇ
『四季の花ストリート事業』中々粋な活動に感謝です
自生しているのでしょうか
とても寿命の長く、樹勢が非常に強く丈夫な花木で
金沢市にまだ健在らしい(樹齢400年以上)というので、
自生している可能性が高いですねぇ~
花の形がラッパに似ていることから、
英語では『トランペット・フラワー』、『トランペット・ヴァイン』
あるいは『トランペット・クリーパー』と呼ばれているんですって
目を瞠る美しい芍薬(シャクヤク)
学名は『Paeonia lactiflora』
Paeonia(パエオニア、ペオニア)は、
ギリシャ神話の”医の神”「Paeon」の名に由来します
「Paeon 」は、オリンポス山から取ってきたシャクヤクの根によって、
黄泉(よみ)の国王「プルートー」の傷を治したといわれ、
芍薬(シャクヤク)は、
“死者の国の王の病も治す程の万能薬”ということで、
漢方薬の中でも極めて重要な植物の一つなんですよぉ
通常は花期は5月中頃から6月末位までで、
見付けたのは6月も末頃だったので「おやっ」と思ったりしましたが、
京都も北部の涼しい場所なら花期も遅れますねぇ
見た目は牡丹(ぼたん)とそっくりです
牡丹が「花王」と呼ばれるのに対し、
芍薬は花の宰相、「花相」と呼ばれます
牡丹は「樹木」、芍薬は「草」に分けられます
牡丹が咲き終わるのを待つようにして芍薬が咲きます
皆様ご存知の“立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花”
というのは、“芍薬のように風情があり、
牡丹のように華麗で、百合のように清楚”という、
女性の美しさを形容する言葉ですねぇ
芍薬は、すらりと伸びた茎の先端に華麗な花を咲かせ、
牡丹は、枝分かれした横向きの枝に花をつけます
『百合』は、風を受けて揺れるさまが美しい
これらのことから、芍薬は立った見るのが一番美しく、
牡丹は座って見るのが一番美しく、
『百合』は歩きながら見るのが一番美しいという説があるんですって
(また、芍薬はまるで美しい女性が立っている姿のよう、
牡丹は美しい女性が座っているよう、
百合は美しい女性が歩く姿のようだなど、諸説あったりします)
そして単に、“立てば芍薬座れば牡丹”とも、
“立てば芍薬居(とと)すりゃ牡丹歩く姿は百合の花”と言ったりもします
牡丹が咲き終わるのを待つようにして
芍薬が咲くと言いましたが、
この3つの花は、リレーするかのように順番に咲いていきます
牡丹は、4月末から5月の初めごろ
↓
芍薬は、5月中旬から6月末ごろ
↓
『百合』は、6月から8月ごろです
それはまさに、“座っている美人が立ち上がって歩き出す”
という流れにそっていて、姿かたちのみならず、
立ち居振舞いも美しいという事につながります
優美なだけでなく端正で凛としており、
しなやかさと謙虚さも兼ね備えた女性像が浮かび上がりますねぇ
内面の美が備わってこそ醸し出せる魅力的な美しさ
“立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は『百合』の花”
女性として、いつかそんなふうに言われてみたいものだなぁ~
としみじみ思う、Cobaでしたぁ